久米宏!経済SP新ニッポン人現る!2“1秒でも早く・結婚したい女たち”急増中 を見て

2008-12-28 21:48:23 | レビュー
 久米宏の“新ニッポン人”シリーズは世の中の新たな価値観を教えてくれてとても興味深い番組ですねぇ。

 半年前に「お金を使わない20代の若者」を見て「ホーッ!、ヘーッ!」があったけど、今回も「ホーッ!、ヘーッ!」+「そうだろうネーッ」って共感するところもあり参考になりました。

 番組にも登場していたアラフォー世代の女性たちは、キャリア志向が強く「仕事をする女はカッコイイーッ!」という価値観で、彼女たちが20代のときは「結婚して家庭に入るよりも仕事に生きたい」と願い考える女性が多かった。(で、世の中も晩婚化していった)

 ところがその下の若い世代になると、女の幸せを考えたとき「仕事で輝いたとしてそれが何ぼのもの?」「それが本当にカッコイイーッのか?幸せなのか?」と考えるようになり、結婚もして仕事もこなす女性の方がカッコイイーッという価値観が生まれてくる。
 妻となり母となり、キャリアウーマンをこなす。
「キャリア・マザー」がカッコイイーッと捉える女性が今では多くなっている。
(というより、共働きで子育てしないと暮らせないという事情がそこにはあるでしょう。できたら専業主婦で家事と子育てをしっかりやっていきたいと願う女性もいるはず...)
 番組の中でもしっかり結婚して人生のパートナーをつかみ、仕事もバリバリこなす女性、そんなライフスタイルへの賛同者が一番多かったようだね。

 一方、いまどき男子たちの分析には驚かされたり、うなずいたり。
 
 かつてクリスマスの夜の予約に執念を燃やしていた男子たちはどこへ行ったのか?
 今や「女にがっつかない」「セックスに関心がない」草食系男が増えているという。
 
 これまで女(肉)を好物とする肉食系の男が多かったのだけれど、(番組の中で唐突な話だったけど) 今では居酒屋などでも肉より野菜や魚を食べる草食派が増えている。(居酒屋の品揃えも肉より魚を重視している。)といったデータの紹介も面白かった...
 しかし驚いたのはアキバ系の男子たち。

 クリスマスの過ごし方はフィギアたちとまったりがイイッ。
 「努力してまで彼女は要らないかな?」ってな男(子)たち。
 彼らは理想の彼女はフィギアやバーチャルの中にいて、自分がご主人様として100%言い分がとおる世界に浸れればとても居心地がいい。
 しかし、生身の人間(彼女)となると、自分を抑え、相手も自分のことを考え気持ちを抑えながら50:50(フィフティー:フィフティー)のエネルギー状態になる。そんなコミュニケーションの努力を常にしていかなくてはいけないのが面倒...なんて語りをした男子を目の当たりにして驚いたよッ 
(私からすると考えられな~い女の子にアプローチする行為や気持ちを通じ合える努力を惜しむなんてぇ...それって男<オス>としての怠慢・役割を放棄していることと同じじゃないかと...私見ですけど

 男たちが結婚に前向きになれない理由を 
 お宅族でない男子たちの声も番組では取り上げていた。
 年収400万円・30歳サラリーマンの男性。
 この不況で会社の将来も不安。収入も伸びない。何かあったときのためにお金の蓄えをしているが、それは結婚資金というより万一のときに生活のために準備しているもの。自分を守るのが精一杯で、結婚どころではないことをレポートしていた。
 これにはうなずいた「そうだろうね~ッ」。
 先の見通しがつかない不安を抱えている人にとっては「結婚を躊躇」どうのこうのいう以前の問題になっちゃう。

 それゆえ、お見合いパーティーに男性の姿が激減していることからもよくわかる。お見合い=結婚を前提としたお付き合いになるわけで、積極的に参加していた時代の男子たちと今の時代を生きる男子たちを比べると、確実に雇用環境・経済環境が暗い影を落としていることは確かだろうね。
 
 そのためパーティーの男女比にアンバランスも生まれる(女性は確かな出会いを求めて積極的に動くけども、男が敬遠してしまっている)。今後もこのアンバランスな状態は続くだろうね。
 女性は出来るだけ安定した生活を望むために(特に子どもができて自分が働けなくなった場合を含めて考えると、家計を支える)男性の収入・経済力が気になるのが本音のところ。
 
 去年だったかな「婚活」と言うことばを知ったのは。
 
 今や「幸せは待っていてもやって来ない」時代。
 幸せな結婚をするために、男女が互いに安心できるパートナーをゲットするには具体的な計画と行動・努力が必要な時代になってしまったんだね。




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2 コメント

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Unknown (わっち)
2009-01-15 13:24:57
女性にとっては、待っていても幸せになれないかもしれませんが、男性にとっては「結婚しないことがビジネス」と例えられることもあり、結婚で幸せになるのは女性だと思います。男性は孤独も平気で趣味もオタクっぽいものから流行のものまで幅広くありますし、結婚しても幸せになれるけども、しなくても、結婚できなくてもそれなりに楽しく暮らせそうです。年収300~450程度あれば一人ならそこそこ楽しい生活がおくれるでしょう。一方、女性はパートやフリーター、派遣社員が多いので、年収は200万前後と言われていますが、やはり結婚しないと厳しいのではないでしょうか。
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わっちさん ありがとう。 (アマルコルド)
2009-01-16 00:48:35
わっちさんの投稿にちょっとまじめにAnswer。

>女性にとっては、待っていても幸せになれないかもしれませんが、...
→昔(昭和の時代)と比べて、“「たなぼた」でよい相手(理想の相手)に出会える”これは極めて難しい時代になっていますね。(実態を知っていますので)
「動かない人にはよい結果は望めない。動いた人にはよい結果が出るチャンスが生まれる」男女の出会いもそういった時代になってしまっています。今や「婚活」なんて恥ずかしい、みっともないなどと思っている人は幸せになれるチャンスを自ら放棄しているといっていいかもしれません。

>結婚で幸せになるのは女性だと思います。
→男だって幸せになれますが、平凡な暮らしの中に小さな幸せはいっぱいあります。「ご飯がおいしい」「一緒にテレビを見ていて大声で笑う」なんて日常の中にある気持ちこそが幸せ・豊かさの源じゃないかな。そんなベース(家庭)を持つことが女性にとっては男以上にメンタル・バリューが大きいかもしれませんね。

>結婚しても幸せになれるけども、しなくても、結婚できなくてもそれなりに楽しく暮らせそうです。
→しあわせとは自分がそう感じることであって、人から見てしあわせなこと(世間で正しいとされていること)ではないでしょう。結婚する、しない、できない。すべては自分の人生、自分らしく生きることが大切。「それなり」の基準も人それぞれ、それなりでよく、歩みを止めればそこにある人生をただ送るだけのこと。ただ、それなりの暮らしが本人にとって楽しい暮らしであるかは別問題。
私の場合は、いろいろ共感できるパートナーと気持ちが通じ合えるパートナーと共有できる時間をおくるということは「うれしく、楽しく」人生をより豊かに充実したものにしてくれるので、よきパートナーとの出会いは積極的に求めに行きますけどね。
現状に流され、甘んじ「それなりに」なんておざなりなものは性じゃない。

>年収300~450程度あれば一人ならそこそこ楽しい生活がおくれるでしょう。
→「そこそこ楽しい生活」ね~。
男としてはその辺の年収で甘んじてほしくないなぁ~。ただ、モノに執着し、カネに浮遊する男というのは問題外だけど。

>女性はパートやフリーター、派遣社員が多いので、年収は200万前後と言われていますが、やはり結婚しないと厳しいのではないでしょうか。
→親と同居(パラサイト)でなく、純粋に一人暮らしとなれば厳しいですよね。
日本の社会は男社会。女性が男性のように同等の収入を得られるチャンスがまだまだ限られるならば、経済面(精神面も含めて)の安住の地は結婚(しかも好きな人・愛する人と一緒に暮らせるならば)と願うのは当然でしょう。
ただTVでやっていたように、経済的にその安住の地を提供できる男が少なくなり、その安住の地を求める女性が逆に増えているのが現況なんですねぇ。

ちょっと長くなってしまいましたが、ご返事まで。

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