運命の恋なんて、あるに決まっている。『(500)日のサマー』

2010-01-09 10:06:18 | レビュー
 運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿が描かれている。


 [シネマトゥデイ映画ニュース] 恋愛観の違いによって、愛する女性に振り回されてしまう草食系男子トムの葛藤(かっとう)を描いた話題の映画『(500)日のサマー』の日本公開を前に、男女の境界線に関するアンケートを実施した(回答結果は1/7日時点のもの)。果たして、友達から恋人への一線はどの辺り?

 まずは「誰にも話したことのない話を打ち明けてくれた」場合だが、これは男性の25パーセント、女性の22パーセントしか「恋人同士の行為」と考えていないことがわかった。男女間とはいえ、秘密の共有程度では相手のことを恋人とは認識しないという結果だ。「家具売り場でふざけて夫婦ごっこするのは、恋人同士」と考えているのも男性35パーセント、女性31パーセントと、さほど多くはない。あくまで友達同士の「ごっこ」であって、それ以上の気持ちはないということか。

 微妙なラインが「相手の部屋で二人っきりで過ごす」。この場合、二人が恋人関係だと認識するのは男性45パーセント、女性44パーセントという結果で、個人の価値観が大きく左右する傾向だ。逆にいえば、部屋で二人きりになって初めて「僕(わたし)たち、友達なの? 恋人なの?」とお互いの意識の違いが浮き彫りになる可能性が高く、関係がギクシャクしてしまう要注意ポイントでもあるようだ。

 男女がお互いを恋人だと位置付ける境界線はやはりキスだった。男性女性共に77パーセントが「二人っきりのときに気軽にキス」するのは「恋人同士の行為」だと回答。さらに進展し「何度か夜を共にした」場合は、男性82パーセント、女性83パーセントが二人は恋人だと考えている。

 『(500)日のサマー』は運命の恋を信じる草食系男子トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と、真実の愛を信じないサマー(ゾーイ・デシャネル)が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークなラブストーリー。ゴールデン・グローブ賞作品賞、主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)にノミネートされるなど話題を集めている。




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