B型ばかりが話題にのぼる理由

2008-07-21 20:18:09 | Weblog
 ■B型ばかりが話題にのぼる理由
 では血液型好きの日本人にあって、とくにB型が話題にのぼる理由は何でしょうか?
 少し前ですが『B型の彼氏』という韓国映画が公開されました。B型の特徴をユーモラスに皮肉った内容でしたが、「韓国にも血液型の性格分析があるんだなぁ」と気がついた人がいるかもしれません。
 実は中国にも血液型分類があるのです。あえていえば東アジアの傾向のようです。日本・韓国・中国では有名人のプロフィールを紹介する際に、生年月日や出身地とともに星座や血液型を書きます。
 
 韓国や中国の場合、A型、B型、O型が30%前後でほぼ同数なのが日本と異なります。韓国のB型は30%で、O型の27%よりもやや多くなっています(A型は32%)。つまりA型的な思考とB型的な思考が入り混じった社会通念の上に成り立っていると思われます。日本と同様に単一民族で、その点においては共通意識を強くしながらも、一方でAとBの相反するタイプが独自性を主張し合っています。だからこそ儒教のような強いモラルでまとめる必要があったのではないかと推測します。

 これが日本の場合は、約40%のA型が当然ながら社会の中心を占め、自然と社会の基本通念はA型的なものになっています。A型の思考回路においてO型はさほど理解できない存在ではなく、約30%のO型の方もA型に合わせる適応力を持っています。
 つまり、歴史の中で、日本は約70%のA・O的な常識観念による社会を作ってきたのです。集団行動を好み、全体へ配慮し、保守的で勤勉や努力を美徳とするA型と、プライドや権力志向を有しながら、臨機応変な行動力をよしとするO型の社会です。
 約10%のAB型は第三者的に冷静な立場でいる上に、人の意見を聞かないB型的な面を見せつつも、A型的な妥協性を持っています。
 ですから、A・O社会においてB型は異質な人種ということになるのです。B型はA型の対極にあってO型のような受け入れ能力が低く、いつもA型とかみ合わない状況を作ります。
 これが韓国のようにA・Bほぼ同数であれば、対立したままの図式が社会の形になるのですが、A・Oタイプの日本では約20%のB型がマイナーな方向へ追いやられてしまうのです。

 世の中、理解の範囲におさまらない対象が面白いのであって、多数のA型が少数のB型の不思議さを話題に出すケースが多くなるわけです。B型がとくに話題にのぼる理由は、A・O型の正反対に位置するからではないでしょうか。


つづく 

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