バレンタイン様さま、柚子ピールマッチングチョコ発見！！

記録的な大雪が過ぎ
街中はそこかしこに雪かきで積み上げられた雪山等の放射冷却で
今日は日中でも（時おり粉雪もチラつき）1～２℃の寒さでした。

晴れ間のない曇天のなか
美味しいパンがないかなぁと最寄りのデパチカに足を向けました。

そしたら老若女女でデパチカは大混雑

「えッ？！何この人手、この熱気」
そろそろティータイムでもあるから混んでるの？
そうじゃないなぁ...

目の前で３縦列になる一群の先に目をやると...

あッなあ～るほど

「ST.バレンタインデー」ですか。

ピンクや赤の立札、ハートマークの立札がいっぱい。
その下のショーケースにはデコレートされたチョコレート箱がぎっしり。

バレンタインデー（2月14日）のことすっかり忘れてたッ。

にぎやかな1日がまた来るんだなぁと...女性たちであふれる間をすり抜けながら

「あッ、そうだ、オランジェット」
こんな時だから気の利いたのないかなぁと会場を一巡り。


すると和菓子コーナーの一角にカウンターを構える店（叶 匠壽庵<かのう しょうじゅあん>）で
黒豆の甘露煮をチョコでコーティングし、さらにきな粉をまぶした
「心よせ（黒豆きな粉）」なるものを発見
興味をそそられジッと見ていたら店員さんがさっそく試食とこぶ茶のサービス。
一口してみた

なかなか美味しい。当初甘納豆的な食感を想像していたのだけど
食べたらまるまるチョコを食べている食感で美味。

そしてショーケースを覗き込むと黒豆きな粉の横にはオランジェットらしきチョコを発見！
よく見ると柚子ピールチョコだった。

「おッ、あった」
それは「心よせ（柚子）」と添え書きされていた。


（年配の）店員さんへ即声かけ。
「お姉さん、これ、心よせ（柚子）を是非試食したいんだけど、ない？」

すると
「お客さま、これは完売しちゃったんですよ。」
「去年は２月になっても結構残ってたんですけど、今年は１月中に売れちゃって...
　申し訳ございません。」

「嗚呼、そう。残念！」
「昨年末に庭で採れた（本）ゆずで柚子ピール作って、ブラックチョコでコーティングして食べたんだけど
プロの菓子司たちは柚子の風味にどんなチョコを合わせているか知りたくってねぇ...」

「えッ 、お客さまそんなことをなさるんですか？」
「えぇ、まぁ、菓子作りも結構好きなんで...」と告げると
「ちょっとお待ちくださいね」といってそのお姉さんは奥の部屋へ姿を消し
程なくして戻ってくると、何やら小さなプラパックを開け、中から1cm程に切られた
ブラック（ダーク）チョコとホワイトチョコの「心よせ（柚子）」を爪楊枝に刺し手渡ししてくれた。

「えッ、あったの？」
「ええ、お客さま用にお出しできるものではないんですけど
　お客さまのお役に立てば...」
ということで...お姉さんの好意に感謝・感謝

そして試食。

まずはダークチョコをパクッ。
結論。
アマルが昨年試作したものとほとんど変わりなし。
チョコ（ビターなカカオ）の香りが勝って柚子の風味が消されてしまう。
評価できない。

次にホワイトチョコを試食。
結論。
「こりゃぁ～イイッ。＆」
「お姉さんありがとう。これはいいねぇ～」
「そうですかぁ、お口に合いましたでしょうか」
「お口に合いましたでしゅ。」
（お姉さんを笑わせました。）
「ホワイトチョコの風味と柚子の風味の両方しっかり楽しめてこれはいいです。」

「「心よせ（柚子）」ケースの横にある「心よせ（柚子／栗）」はあるの？」


「申し訳ありません。そちらは完売にはなっていないようなんですけど
都内をはじめ関東の店舗からも取り寄せが難しい状況です。」

「そうなのゥ。残念」
「明々後日がバレンタインデーだし、期間限定商品だから在庫が履けたら終わりだよね」
「相すいません。」
「いえいえ 。商品が買えないのは残念だけど、お姉さんのご好意で大発見ができたので
　とても大きなプレゼントをもらった気持ちです。」
「そういっていただくと私もとてもうれしいです。来年も1月15日頃からまたバレンタインデーまで
　チョコ取り扱いしますのでどうぞよろしくお願いいたします。」
「はい。わかりました。どうもありがとう。」

そんなことが今日ありました。


あのホワイトチョコはアマルの記憶が確かなら北海道銘菓『白い恋人』にサンドされているような同種の
甘めのミルク系ホワイトチョコだった。
今年、また柚子（昨年の本ユズとは別の木頭柚子）が採れたら早速ホワイトチョコで試作してみよう。




にほんブログ村