今日、出勤の途中
フッと、ローマの朝の出来事を思い出した。
イタリアは古都ローマのベネト地区・ベネト通り。
日本では、オードリーヘップバーン主演の映画「ローマの休日」で有名。
王女が新聞記者(グリゴリーペック)の部屋を出てから
広場の階段に腰掛け、アイスクリームをほおばるシーンがあるが
そのシーンが撮られた地域。
アイスクリームのシーンは「スペイン広場」だが、そこから歩いてすぐのところにある通りでのお話。
ローマに出張で滞在し、早朝の仕事を終え、8:50AM頃宿泊先のホテルへ戻るために、勾配のあるベネト通りの坂をのぼっていた。
ちょうど出勤時間で朝のあわただしい時間帯だった。
すると上の方から
170cmほどだろうか、化粧もバッチリ決めて
それはそれはナイスバディーで体のラインがくっきり出るお洋服、そしてハイヒールを履いたオネーチャン(20代後半)が下りてくるではないかッ。
「おおッ!いい女だッ!」
(寝ぼけて歩いていても、そういう時って瞬時に目が覚める。というか本能が目を覚まさせる)
急に歩く速度を落とし、その女性を眺めながら、ゆっくりのぼっていった。
すると、(正面から)下りてくる彼女の左手には、
通りに散らかる落ち葉やゴミを片づける清掃員らしき年配のおじさん(60以上だろう、白髪まじり)と、
右手にはサングラスをして自分のタクシーの横に立ち、
寄りかかってタバコをくゆらせている運転手のおじさん(50前後)が視界に飛び込んできた。
2人とも彼女に目を向けていた。
「目を向けていた」とはお上品な表現だ。
見るからに「オオカミが獲物を見つけて、目を止めている」
といった感じなんだな...
「どこの国にもスケベおやじっているんだな
(私も含めてだが...)」と感じながら
前方から下りてくる彼女とすれ違った。
「ん~ッ いい女だッ 」
すれ違いざま、私は立ち止まり振り返った。
彼女のかたちのいいヒップを眺めていた。
彼女が遠ざかっていった後、
再び振り返り、坂をのぼろうとしたところ、何やら視線を感じた。
(実は私の様子を、しっかり2人のスケベなイタリアおやじたちに見られていた)
左手に目をやると、さっきの清掃員のおやじさんが
ニンマリ微笑んでいて、目が合うと
愛嬌たっぷりにウインクをされた。
(「よッ、若いの。いい女だったな!」と共感者への挨拶のような...)
「うわぁッ!見られてたかッ。まいったな」
と照れくさくなり 苦笑いで返した。
右手に目をやると、さっきのタクシードライバーのおやじさんもちょっと微笑んでいた。
目が合ってしまい、彼もニンマリ笑いかけてくれて
(goodマーク)の手サインを送ってきた。
なんだか照れくさくもあるが うれし楽し気分になり、
私もの手サインを送り返した。
ドライバーのおっさんは笑ってくれた。
ほんの2~3分の朝の出来事だったが、
イタリア男って
「ホンマに女がすっきゃなぁーッ!」
と感じる一コマだった。
(ホンマの話どすえ)
*画像はShoji Yukaさんの描いた「ベネト通り」水彩画
今日のお話は、この画の左側の路をのぼったところでのお話。ちょうどこの画のような季節の朝だった。
フッと、ローマの朝の出来事を思い出した。
イタリアは古都ローマのベネト地区・ベネト通り。
日本では、オードリーヘップバーン主演の映画「ローマの休日」で有名。
王女が新聞記者(グリゴリーペック)の部屋を出てから
広場の階段に腰掛け、アイスクリームをほおばるシーンがあるが
そのシーンが撮られた地域。
アイスクリームのシーンは「スペイン広場」だが、そこから歩いてすぐのところにある通りでのお話。
ローマに出張で滞在し、早朝の仕事を終え、8:50AM頃宿泊先のホテルへ戻るために、勾配のあるベネト通りの坂をのぼっていた。
ちょうど出勤時間で朝のあわただしい時間帯だった。
すると上の方から
170cmほどだろうか、化粧もバッチリ決めて
それはそれはナイスバディーで体のラインがくっきり出るお洋服、そしてハイヒールを履いたオネーチャン(20代後半)が下りてくるではないかッ。
「おおッ!いい女だッ!」
(寝ぼけて歩いていても、そういう時って瞬時に目が覚める。というか本能が目を覚まさせる)
急に歩く速度を落とし、その女性を眺めながら、ゆっくりのぼっていった。
すると、(正面から)下りてくる彼女の左手には、
通りに散らかる落ち葉やゴミを片づける清掃員らしき年配のおじさん(60以上だろう、白髪まじり)と、
右手にはサングラスをして自分のタクシーの横に立ち、
寄りかかってタバコをくゆらせている運転手のおじさん(50前後)が視界に飛び込んできた。
2人とも彼女に目を向けていた。
「目を向けていた」とはお上品な表現だ。
見るからに「オオカミが獲物を見つけて、目を止めている」
といった感じなんだな...
「どこの国にもスケベおやじっているんだな
(私も含めてだが...)」と感じながら
前方から下りてくる彼女とすれ違った。
「ん~ッ いい女だッ 」
すれ違いざま、私は立ち止まり振り返った。
彼女のかたちのいいヒップを眺めていた。
彼女が遠ざかっていった後、
再び振り返り、坂をのぼろうとしたところ、何やら視線を感じた。
(実は私の様子を、しっかり2人のスケベなイタリアおやじたちに見られていた)
左手に目をやると、さっきの清掃員のおやじさんが
ニンマリ微笑んでいて、目が合うと
愛嬌たっぷりにウインクをされた。
(「よッ、若いの。いい女だったな!」と共感者への挨拶のような...)
「うわぁッ!見られてたかッ。まいったな」
と照れくさくなり 苦笑いで返した。
右手に目をやると、さっきのタクシードライバーのおやじさんもちょっと微笑んでいた。
目が合ってしまい、彼もニンマリ笑いかけてくれて
(goodマーク)の手サインを送ってきた。
なんだか照れくさくもあるが うれし楽し気分になり、
私もの手サインを送り返した。
ドライバーのおっさんは笑ってくれた。
ほんの2~3分の朝の出来事だったが、
イタリア男って
「ホンマに女がすっきゃなぁーッ!」
と感じる一コマだった。
(ホンマの話どすえ)
*画像はShoji Yukaさんの描いた「ベネト通り」水彩画
今日のお話は、この画の左側の路をのぼったところでのお話。ちょうどこの画のような季節の朝だった。
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