理乃美

ソフトとハードと論理の覚え書き

MJ2955/2N3055のモデルをLTspice XVIIに組み込む

2019-08-27 13:37:25 | 電子工作

パワートランジスタのパラメータモデルということで、ON Semiconductorのサイトから入手したMJ2955 / 2N3055 のコンプリメンタリーペアのトランジスタのモデルをLTspice XVIIに組み込む。基本的には、ダウンロードしてきた.LIBファイルの中身を ドキュメント > LTspiceXVII > lib > cmp の standard.bjt の最後に書き足せばお終い。

ただし、文字コードに注意。standard.*ファイルをWindowsのメモ帳でそのまま開く場合は気にしなくてよいが、sakuraエディタで開く場合は文字コードをUnicodeで開き直す必要がある。

これで、[Pick New Transistor] で開くSelect Bipolar Transistor画面の選択肢に Q2n355 (npnの場合)、Qmj2955 (pnpの場合) が追加される。.LIBファイルの中身を書き写すときに、.MODEL に続くモデル名を好きに変えればよいが、まあオリジナルのままでおいておく。

パラメータモデルなので、temp=xx と指定して個別に温度指定することもできる。よしよし。

なお、2N3055だけはLTspice XVIIに付属のモデルにふくまれている。しかし、MJ2955とコンプリメンタリーペアとして実験するつもりなので、おなじくON Semiconductorにあるものでそろえることにした。実際、ON Semiconductorから入手したものとLTspice付属のものではパラメータが少々異なっている。

spiceモデルの入手ページはこちら。

https://www.onsemi.com/products/discretes-drivers/general-purpose-and-low-vcesat-transistors/2n3055

https://www.onsemi.com/support/design-resources/models?rpn=2N3055

https://www.onsemi.com/products/discretes-drivers/general-purpose-and-low-vcesat-transistors/mj2955

https://www.onsemi.com/support/design-resources/models?rpn=MJ2955

 

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