トランジスタ技術 2019/5の黒田氏の記事[1]に、「初代アンプの基準電流が150mAと大きかった理由は、..パワー・トランジスタの最大出力電流がこの基準電流によって制限を受けるからです.」とある。
シミュレーションでは、トランジスタが火を噴くことはないので、負荷抵抗を小さくしてどうなるかを確認してみる。
このように、0.5オームの低負荷だと 15A で頭打ちとなる。 hfe=100として 0.15A x 100 = 15Aという計算。
トランジスタのモデルに、ダウンロードしてきた2N3055/MJ2944 を使ってシミュレートするとそこまで駆動できず、こんな感じ。
[1]: 黒田 徹、「ひずみ率0.0005%! 40W高効率パワー・アンプの製作」、トランジスタ技術 2019年5月号、p179-189.