理乃美

ソフトとハードと論理の覚え書き

AMトランスミッタで手間取る

2015-11-01 00:40:01 | 電子工作
LPC-Link2のAMラジオで、おそらく電波が弱いために、受信ができなかった。
なら、強い信号元を用意してリトライを...ということで、トランジスタ技術 2015年10月号の特集記事第3章にある中波帯AMトランスミッタを製作中...そう、手間取ってコルピッツ発振回路の動作にこぎつけたところ。

いちばん引っかかったのが100μHのコイル。だいぶ以前に入手したサトー電気の10Kボビンに20ターンほど巻いて測ったところ4.764μ @100kHz. (ハンディLCRメータ DE-5000使用). このボビンは何枚もつばが付いているので巻き数を増やせない。他に手持ちの10K,7Kサイズのコイルのジャンクを測ったが、いずれも数μからコンマ数μといったところで全く足りない。
一つだけ、AMラジオの局発用らしいので300μのがあったが、それはそれで大きすぎる。
ふと見るとジャンクで入手した正体不明のトロイダルが。こいつを測ってみると6ターンで142μ。じゃあ、これでやってみるか。
コイルがインダクタンス固定ならコンデンサの可変にするかということで、手持ちのトリマ/バリコンを漁ったが、これまた470pという大容量のが無い。ポリバリコンで330pというのが最大。しかたがない、コンデンサも固定値でいくか。
ということで、ブレットボードに組んだのだが発振しない。

一晩時間を空けて頭を冷やして、回路をチェックしたがやはりNG.

部品箱を見回したところ、68μのマイクロインダクタが。トロイダルをこれに変えたところ、発振OK。トロイダルコイルが問題だったのか...
発振したが周波数が高すぎるので、マイクロインダクタ2個の直列にして790KHz。
LPC-Link2のAMラジオでプリセットに747KHzがあるので、C2の470pに並列に適当なコンデンサをとっかえひっかえして周波数を合わせこみ、150pを並列にして748.5KHzにまでもっていった。
# x1のプローブや周波数カウンタの入力容量がぶるさがってこれだから後段のアナログ乗算回路を組んだら周波数も変わるだろけどね..

ハンディLCRメータで見ると、100KHzの測定で、マイクロインダクタはQが13.61、 トロイダルはQが26.9。この数値だけみるとトロイダルの方が良いはずなのだがいったい何がまずかったのだろうか。
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