前日から土砂降りのつづくマクタン島は、Iron Man一色です。
そんな中、トライシクルのおじさんたちの交通怪情報に惑わされつつ、なんとかタクシーをつかまえて空港へ向かいました。
バイバイ、デボラ。彼女のドフランスなまりの英語が、やっと英語に聞こえるようになってきたところでのお別れです。
気が強くて、柔軟な正義感と寛容さを持ち合わせた、素敵な女の子でした。
その後も特に何もせず。
洗濯と、Saacまで果物の買出しのみで、ずーーーーっと読書。
ひろくんのおじいちゃんからいただいた宮部みゆきの「あんじゅう」。
なんとなく読んだことある気がするけど・・・。
来セブ初の、のんびり休日でした。
★フィリピン・セブの不思議シリーズ★
なにかと甘いんです、こっちのもの。
甘くなくていいものが、いや、甘くない方がいいものが、甘いんです。
たとえばお酒。
ラムはサトウキビを原料に作られているとはいえ、マイヤーズやキャプテンモルガン、バカルディ、ハバナクラブなどなど、世界標準ブランドは甘くないですよね?
ところがこっちのTanduayというローカル向けの安いラム(750mlで驚きの82Pです)、まったり甘いんです。
ブランデーもしかり、ワインはカリフォルニア、チリなどからの輸入ながらも、甘めのセレクションに著しく偏っています。
貧弱なワインの品揃えの中、シェリーやVino de Misaというやはりシェリー的な味のものがかなりの割合を占めています。
また、国民的ファーストフードJolibeeの定番メニュースパゲッティも、甘い。
そんな状況なので新しい食べ物・飲み物に挑戦するときは警戒するのですが、昨日また当たってしまいましたよ。
甘いピクルス。
スペイン産のピクルスやオリーブと並んで売られていたので、すっかり油断しました。
保存のために甘い必要まったくない上に、味の劣化が激しいんですけど。
残念ながら、ゴミ箱直行です(合掌)。
フィリピン農水省さん。
外国人が、グローバルスタンダード製品とフィリピンスタンダード製品を正しく判断できるよう、あらゆる国産品に糖度表示を義務付けていただけないでしょうか。
「フィリピン産食品=甘いのではないか?」というイメージ、風評(でもないか)による、国産食品全般に対する敬遠を解消することで、結果的に内国産業の維持発展にも寄与することと思われます。