はるのつぶやき

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本業は税理士です。

電子化過渡期、なんだろうなぁ

2020年06月16日 04時50分29秒 | つぶやき

サンミツ回避で、役所の「窓口提出神話」が崩壊した。

国の持続化給付金が、

ネット申請オンリー!!!
書類は一切なし!!
できない人は、窓口に来て、ネット申請!!

て割り切ったことで、結構自治体の支援金なんかも俄然ネット手続きベースになっている。

実際、オットとお父の申請をやったけど、実に簡単。
申告書類や帳簿なんかを、普通にちゃんと保管していれば、実際手続きにかかる時間は15分ぐらい。
郵送する必要もないから、切手代すらかからない上に、郵便事故を心配する必要もなくて、いたって快適。

ただ、ネットに慣れていない人、事務書類に疎い人にとっては、かなりハードル高い。

父ちゃんはもう20年近く会社をやってるけど、いまだに記帳から税理士任せ。ネットもメールぐらいしか使わない。
そんな父ちゃんは、持続化給付金の対象になることすら知らなかった(TT)

父ちゃんに限らず、「自分の事業が該当するのか?」「いったいいくらもらえるのか?」っていう経営者が結構いるらしい。
そのせいか、「タダで試算しますよ」→「手数料10%で申請代行しますよ」っていうハゲタカ商売が成立している
おかしくない?ほんの15分程度の作業で、10万、20万よ?しかも経営難で困っている人から。
仮にも法律家の端くれだったら、リスクと作業に見合った報酬を請求しろこのバカヤロー!!

…ていう話は置いておいて。

新型コロナのおかげで、これまでどうしてもぬぐえなかった「役所の手続きがネットベースになったら、ネットアクセスのない人に不利だ!!不公平だ!!」っていう呪縛から、日本がやっと解放された感がある。

たださ。

やっぱり高齢者とか目の見えない方とか、ネットに弱い人にも優しい社会であってほしいのよね。
そういう方々が、感染リスクの中、サポート会場に出向かなければならない状況って、なんかがおかしい。

自分も遠くない将来(もしかしたら既に)、ネット弱者側にいると思うし。

そんな中、定額給付金は全国的に基本紙ベースで手続きが進んだ。
これは良いことだったと思う。
(あれだけ金かけたマイナンバーが、ほぼ機能しなかったことは気づかなかったことにする。)

ちょっと話変わるのですが。

これだけ国が「キャッシュレスキャッシュレスキャッシュレスキャッレシュスキャッシュレス!!レス!!」って言って、結構税金つっこんでるのに。
「どうして市役所と郵便局は、今日もニコニコ現金払いなんだよ!!」
って思いません?
レターパックはカードで買えないし、水道代もカードじゃ払えない。
年金も健康保険料も、現金かせいぜい引き落とし。
なんで誰もつっこまないの???

最近(2020年6月)になって、はるの住む市では軽自動車税とか固定資産税の納付にPaypayやLine Payが導入された。
もちろん一歩前進だと思うんだけど。
ただ、その後車検にもっていったら、「納税証明ないと車検もっていけん。」って言われて、キョトン。

普通自動車の場合は、陸運局とどっかがなんかうまいことやってくれるから、結構前から車検の時に納税証明がいらない。
だがなんと、軽自動車はそうはいかないらしい(TT)

結局、外出自粛してLINE PAYで払った軽自動車税の納税証明書を取るために、市役所の窓口に行かなければならないという、プラマイマイな状況に陥りました。

だったらさいしょっからコンビニではらえばよかったじゃねーか(TT)

これからだんだん、こういうちぐはぐなことが整っていくんだろうな。

どんな便利な世の中になるのか、どれだけムダが省けるのか、わくわくする。



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