人類の敵

人類の敵という存在は

現実におります

もちろん究極の現実としては

敵ではなく

物語を面白くする為の

敵役という事になりますが

目下の所我々が営んでいる

転生する魂の一部としての人生

霊性を向上させる目的としての

現実において敵はおります

彼等が仕掛けてくる攻撃は多岐に渡ります

第一にあなたの力を封じます

あなたに全力を出させなくさせます

全力を出す事が格好悪いこと

であると思わせたり

卑怯な事であると思わせたりします

その上であなたを打ち負かし

無力であると誤認させます

一度自分が無力であると信じてしまうと

そこから抜け出すのは困難です

信じるというあなた自身の高次元の力によって

下位の次元のあなたの力が束縛されてしまうからです

あなた自身の信じるという力が

あなた自身を縛る呪いとして使われるのです

その呪いを破るには

それより高次元の力を使うしかありません

次にあなたの力を削ぎます

最初の攻撃と異なるのは

下位の次元への攻撃であるという事です

知識に毒物を混ぜます

誤情報や嘘や重要な部分の欠如した情報などです

これによってまともに思考する事が出来なくなります

精神にとって栄養になるものは真実のみだからです

誤った世界観と価値基準を人生の地図にして

幸せとは無縁のものへと人は奔走します

生きている間にこの地図が間違っていることに気付く人は稀です

幸せというものは宇宙の始まりの時から変わっておりません

ところが「この世の幸せ」を見れば

四六時中変わり続けている事が分かるでしょう

それ自体が幻想である証明です

第三の攻撃は物質的な毒物です

食べ物や空気や水や環境に混入させ

積極的にそれを摂取するよう誘導します

有害である事が判明しても

それは手を変え品を変え名前を変え使われ続けます

人体を汚染する事で

正常な感性を破壊したいからです

毒を毒だと認識出来なくなるようにしたいのです

そして現在そのようになっております

これらは全て人類の敵による工作であり

霊的進化を阻害し

魂の目的を破滅させる為に行われています

より高次のレベルから見れば

創造の一環なのでしょう

しかし我々が生きている次元においては

敵以外の何者でもありません

第四の攻撃は絶望です

繰り返しあなたを失望させ

人生や神への不満を口に出させます

時間がない

お金がない

体力がない

若さがない

知識がない

技術がない

それらの言葉は言霊となり宇宙に響き

その通りの現実を展開させます

第五の攻撃は誘惑です

無力なあなたに力と自由を与えてあげようと言うのです

しかし元はと言えばその力も自由も

全てあなたから奪ったものです

これはあなたから有り金を全部巻き上げておきながら

困っているあなたに金を貸してあげよう

と言っているのと同じ事なのです

そしてここで発生する契約によって

あなたが持つ本当の力が奪われてゆく事になるのです

絶対に契約してはいけません

彼等は現実的な人間として

あなたの前に現れます

しかし人ではありません

そこを見誤らないように

契約後あなたはこの世において次々と富や力を手にします

それと引き換えに

高次元の自分を切り売りしてゆきます

最終的に魂までもが彼等のものとなります