観察者

この世界は

観察者を観察している

観察者である

水

水を大切にするならば

その源泉を大切にしなくてはならない

苦しみ

苦しいということは

感性が開かれている証でもある

生きながらに死んでいるものは

苦しみなど感じないのだから

自らの心

自らが

自らの心と思っているものは

大して自らの心ではない

よく見えるものは水面に浮かぶ葉やゴミ

そこに棲む魚や虫はより本質に近い

しかし本当は

それらを住まわせている池そのものが

自らの心なのだ

よき作品

よき作品は

それを創る時

自らの心を描こうとしなかった故に

奥深い心が写されていて

それに深く感動する