眠れぬ朝日は
心写さぬ哀しみがあるから
淋しさ話せる夕日を
探し歩いた
この庭を
いのちの種はどこから来るの
星の風に運ばれるの
時の海に揺られて届くの
渡り鳥の行く先にある
星の風の導く場所へ
青い星の白い砂漠へ行こう
名も知らぬ蛇が語る
この世界の秘密を
人知れず咲く花だけが聴く
星の風はどこから吹くの
時の海の向こうに見える
紅い鳥の羽ばたく翼が生むの?
名も知らぬ鳥が歌う
この世界の不思議は
明日も知らぬ人々の声に消される
名も知らぬ星に住む
夜空を旅した友よ
君だけを待つ花の元へ
帰るなら
旅立つ夜風は心の奥の静けさ写すから
さよなら伝えて
夕日さがし歩いたあの庭へ