身体と同じように心も洗う
身体と同じように心も汚れるものだから
身体と同じように心も洗えば綺麗になる
そうやって使っていくもの
朝はきれいに整えて
夜にはその日についた汚れを洗い落とし眠りにつく
汚れた心からは嫌な臭いがするもの
他人の臭いには敏感なのに
自分の臭いに無頓着なのも身体と同じ
表面を繕うのは香水と同じ
ただ攪乱しているだけで
何もごまかせていない
心には大きく分けて二つある
1つは感情
1つは思考
感情は感じ切り
声や文字にして外に出すことによって洗われる
攻撃的な感情は人に向かって言葉にするよりも
書くだけ書いて燃やすのが良い
外に出さない限り
内側に毒を溜めていくことになる
何よりも感じ切ることが大切である
感じていることを否定しないこと
こんなこと考えてはいけない
などと思わないこと
悲しみも怒りも愛情も
感じている全てはあなたの心という庭に今あるもの
あることを認めなければ片付けることは出来ない
どの位の大きさなのかハッキリと知らなくては
やはり片付けることは出来ない
しっかり感じ切る
それによってその感情を引き起こしたものが
どれだけあなたにとって重要だったか分かる
痛いことは分かる辛いことも分かる
でも感じ切ればふと楽になっていっていることにも気づく
感じることで感情は溶けていく
また思考のふりをした感情もある
止まらない批判的な考えなどがそれだ
それらは一度紙に書きだすと良い
外に出してみると意外と本心ではなかったりもする
すると思考の殻の下に隠れていた感情の本体が現れる
それは悲しみや自分が傷つくことへの怖れであったりする
その感情を感じ切ればよい
思考の洗い方は別である
思考の相手をしないこと
目を瞑り
呼吸を整える
涌いてくる思考の相手をしない
応えない
黙らせない
ただ放っておく
流れる雲のように思考を見る
やがて消えていき
澄んだ心の空だけが残る
どうしても思考と感情が消えない場合
冷水を浴びる
ひたすら走る
限界まで呼吸を止める
などの方法もある
死の気配が近づくと人は正気になる
無益なものが消え
真実だけが残る
澄んだ思考は澄んだ空
澄んだ感情は澄んだ海
澄んだ空と海に
魂という太陽からの光が届く
それが通常のあなた
特別な状態ではなく
普通のあなただ
汚れにまみれたあなたの方が
特別な状態のあなただ
日頃から心を綺麗に生きよう