人を批判する心を育ててしまった人は可哀そうだ
人生の終わりに近づくにつれ
何も出来なくなり
批判してきたあらゆる人以下の存在に
自分自身がなるのだから
その時になって批判する心を止めようとしても
大概は手遅れなのだ
自分自身で自分の存在を切り刻みながら
悲しい老いを辿る道がなぜ見えないのか
例え何一つ出来なくても
人には存在している価値がある
赤子として生まれた時
生きているただそれだけで祝われた
それこそが真実の人の在り様なのだ
その心を枯らさずに育て生きてきた人は幸いだ
その人にとってただ生きていることが祝福なのだから
何にも追われる必要はなく
何を追う必要もない
内から溢れる幸せを
分かち合い生きていく
この次元を去る瞬間まで
変わらずに