あなたは心を持っている者であり
心そのものではない
悪しき心とは付き合わないこと
悪しき心
やましい心
病んだ心が訪れても
それに付き合う必要はないのだ
心は選ぶ事ができる
友人を選ぶように
あなたの愛する心は
どんな心？
神という言葉には誤解が多い
愛と同じく
様々な異なるものを表す言葉に成り果てている
大きな意味において
神とは上の事である
あなたを中心にこの世には
上々と下々がいる
下々とは
あなたが助け育んでいる存在たちである
上々とは
あなたを助け育んでいる存在である
神々とは人類を助け育んでいる存在達である
ある存在が自らを神と名乗っても
人類から搾取し
人類の成長を損なう行為をしているのであれば
それは神ではない
全ての存在は
「中」であり
上のものと下のものに挟まれている
あなたがあなたの細胞達を
助け育んでいるのならば
細胞達にとってあなたは神である
あなたが細胞達を蔑み
搾取し疲弊させているならば
あなたは細胞達にとって神ではない
自らの神としての役割を果たす事で
あなたにとって良い神と巡り合う縁が生まれる
心にも身体があって
手を伸ばすように願いを伸ばす
形はあるけれど
それは水のようで
どんな形にもなれるから
狭い箱の中に
入れられてしまった
それが自分の形だと思い込む事で
心にも瞳があって
星を見たり
花を見たり
思い出を見たり
まだ訪れぬ
明日を見たり
心の瞳は何処までも見える
月の上に立つ友達や
雪の中にそびえる氷の城にさえ
どんなものでも見れるのに
小さな四角の中を
ずっと見ている
身体を伸ばすように
心を伸ばして
何処までも広がる
夢を見ること
肉の身体にさえ入る自由を
肉の身体を出れる自由を
手放さないで
永遠の生命なら
もう持ってるよ
それが無いと思わせる
人はいるけど
神様の力なら
もう持ってるよ
それが無いと思わせる
人はいるけど
あなたが神様だったころ
誰もが幸せな世界を作った
その夢の中で
覚めない眠りの中で
幸せを知らない事を知った
あなたは幸せを探す旅に出た
それが何を意味するかも知らずに
ただ知りたくて
知っているはずの答えを
確かめたくて
あなたが人になったころ
旅を始めた理由も忘れ
その夢の中で
消せない痛みの中で
幸せだけを願った
あなたの精神の自由を奪うために
小さな約束事を守らせる
煩わしさを回避するために
守りたくもない約束を
守るようになる
約束事は徐々に大きく多くなり
やがてすっかり精神の自由性
奔放さ柔軟性を失う
能力の落ちたあなたは
御し易い奴隷となる
