青山、好き。

この4月から、汐留と青山、週の半分ずつ、両方の街のオフィスで勤務しています。
どちらにしろ日中建物の中にいるので、場所がどう変わろうとあまり関係ない、
などと最初は思っていましたが、そんなこともないですね。。目に入るあらゆる風景に人の精神は影響を受けている、いつの間にか。
汐留のビルからの、やや近未来都市映画にも似た風景を見ているのと、
青山の、通りを歩く伸びやかなファッションの人たちに混じって空を広く感じながらのんびりカフェでお昼をとるのとはまるで気分が違う。。
汐留はぴしっとした気持ちになりますが、青山はわくわくします。
そして、個人的には青山の街がより好きです。
こんなに好きだったことに、この4月から汐留勤務が混じり始めて初めて気付きました。
ちょっとだけ離れてみると気が付く　ありがたさ　というものがありますね。

特に好きなのが、カフェと本屋。
青山通り沿いにある『青山ブックセンター』に、お昼休みや帰りがけにふっと立ち寄れる喜び。ここは綺麗な表紙の外国の雑誌も多いし、一人当たりの面積が広い空間で、ゆっくり本選びができます。
買った本をカフェで読む、
なんてことまではなかなかしないのですが、
本を抱えた帰り道にカフェテーブルを横目で見ながら歩いていると、自由な時間が始まった気持ちに心からなれて、嬉しい。

青山のカフェには、珍しい雑誌や寄付された本たちの自由な閲覧可のところが多いので、手ぶらでランチに出かけることもかないます。
これが、とても贅沢な気がして好きです。
一人の時間を静かに充実させてくれるところ、
それがいい街の重要な条件だと思います。
土地のパワーというのはものすごく影響が大きい。
青山にいて、とはいえそこでの勤務もまだようやく3年目ですが、それに気付きました。