Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

美女に学ぶ。~イレーヌ・ジャコブ

2004-11-13 | femmes...bijin tachi
以前の記事を読んだ友達が、手に入らないならと探してくれたらしく、とうとうアメリカから、こそっと『ふたりのベロニカ』のサントラを取り寄せてくれ、じゃーん、と渡してくれました!
ヽ(゜▽゜*)乂(*゜▽゜)ノ バンザーイ♪ありがとう!! 
驚かされたし、愛を感じたよ。。
この映画が、大好きなのです。

イレーヌ・ジャコブの映画といえば、他には『トリコロール 赤 』が知られています。
あとは、『愛のめぐり合い』 ( 大物俳優ばかり豪華出演のオムニバス映画!)でしょうか。
『ふたりのベロニカ』にしろ、彼女の出演する映画は、静かなムードながら、
内面ではなにか、大きな新しい感情が今しも花開こうとしているような、「うねり」を感じさせる作品ばかり。
という印象を受けます。
恋の予感みたいな、胸騒ぎがするような。
ひとによっては、「難解」とか「退屈」とかの評価がついてしまいそうですが、確かに明快なストーリー展開でないにしろ、
なにか"印象"、"余韻"が長く残る、素敵な音楽みたいな作品たちだと思います。

イレーヌ・ジャコブ 、不思議な空気を持つ女優さんです。
はかなくて、高貴な雰囲気を漂わせていて、『ベロニカ』でも『赤』でも、まるで天使みたい。。
具体的な「女の魅力」(フェロモン?)をたっぷり持つ女優さんはたくさんいても、そして、彼女たちにはすごく現実味(生々しいまでの女っぽさ)があるんだけれど、
イレーヌの魅力は、具体的な努力だけではなかなか手に入らない、この世のものならぬ「神々しさ」にあります。
もちろんとても美しいし、女らしいのだけれど、それを超える生半可じゃない「透明感」があって、もどかしいくらい素敵。

『ベロニカ』の冒頭、歌う彼女に、雨が降って来る。その歌に贈る天からの拍手が降って来たような雨で、それを目を閉じて受け止めるイレーヌ。
そのときの笑顔が綺麗すぎて、このシーンがいちばん印象に残っています。
「清らか」って、こういうこというんだなあ・・・なんて思ってしまいます。
何をしていても、どんなときでも、この「清らかさ」は、ずうっと彼女の魅力の中心です。
スクリーンで彼女を見た誰もが、なぜだか、「許される」ように感じてしまうのではないでしょうか。。

6 コメント

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CD (presenter)
2004-11-16 20:36:34
You are



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そのビールは↑ (mi)
2004-11-19 10:08:46
カンパイ!ってこと??
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Unknown (lysander)
2004-11-20 01:52:45
こんばんは。



イレーヌ・ジャコブ、懐かしい名前ですね。

トリコロールはとても野心的な作品だと思うの

ですが、当時、大ファンだったジュリエット・

ビノシュが主演の『青』を観て、そこで止まっ

てしまったのです。



ですが、『赤』は観たくなってきました。
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 (mi)
2004-11-20 18:57:00
こんばんは

「赤」、とてもいいですよ。

近くの図書館に、ビデオでトリコロールシリーズが貸し出しOKで出ているのですが、いつ見ても、赤だけがない、ってことが多くて。

だから、赤は2本用意してるらしいです。

人気なのか、もしかしたら、とてつもないファンがいて、買わずに通って借りているのか。。

その方の気持ちは、わからないでもないですが
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初めまして (台湾人)
2011-01-17 01:07:08
イレーヌ・ジャコブの美しさを最大限に発揮できるのはクシシュトフ・キェシロフスキ監督しかいないと思います。

「トリコロール/赤の愛」も「ふたりのベロニカ」も何度見ても感動して泣きたくなる名作だと思います。
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はじめまして! (台湾人さま(mi))
2011-01-18 13:27:07
コメント頂き、ありがとうございます。

ほんとですね^^、イレーヌ・ジャコブ、今はどうしてるのでしょう。
スクリーンの中の彼女は、永遠に天使みたいです。
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