キライな人との付き合い方

あるいは、苦手な人との。
誰しも、一度は悩む問題なのではないでしょうか。。
「離れる」という解決法が、唯一無二の正しい選択だと思いますが、なかなか、そうも行かない場合も多くあります。

この問題は、むしろ、「そういう相手との付き合い方」というより、「自分の中のネガティブな感情との付き合い方」に、照準を合わせるべきでしょう。
合う/合わないという事実は、そう簡単には変わりませんから。
また、その場逃げ切れたとしても、いつまた、似たケースがやってこないとも限りません。

そういう感情を抱えていると、カラダに毒がたまります。
一番良くないのは、心から笑えないこと。
ことに、相手と同席している場合など、ストレス値はぐんと上がってしまいます。
自分にも覚えがあるし、他人のそんな姿も見たことがありますが、
そんなときの表情は、率直に言って、まったくもって、いただけない・・・(;´Д`A ```
口角が下がり、頬も下がり、目はにごって小さくなり、顔色はよどみ、えらく老けた顔になってしまうのです。
多分、血の巡りもとっても悪くなっている。
楽しい時にアドレナリンが出て、カラダ全体がイキイキするのとは、対照的。
すっごく、美容に悪いです。

でも、相手のせいで、自分の方がマイナスな感情に身を浸してしまうのは、もったいない。
相手に対して不快な気持ちを募らせても、自分にしかはねかえってこないのです。

それを、相手にぶつける、というやり方を採る人もいますね。
全然エレガントではありませんが、相手との関係が、お互いにとって改善に向かう可能性があるのなら、挑戦してみる価値ありなのかもしれません。
状況によりけり。
が、ネガティブな事実をあらわにすることで、あとに引けなくなってしまうこともありそう。
わたし自身は、ケンカは、仲直りしたい相手とだけしたいので、きっと採らない方法ですね・・・。

キライ同士の感情は反射しあって、どんどん険悪なムードを生み出すこともままあるので、そんな感情はなるべくあらわにしない方が、スマートだと思います。
溜め込む、というのとは違います。
むしろ、そんな感情を、さらっと流し出してしまうようにするのです。
ようは、自分の中の、毒消しにつとめる。

具体的には、難しくても、笑いを忘れないでいる、
そして、いやな相手なればこそ、あえて笑顔で、親切に、礼儀正しく対応するようにする（心がけだけでも・・・）。
苦手な人相手に優しい気持ちになるのは難しいから、せめて、ニュートラルな態度で、礼儀正さを心がける感じで。
フリをしているだけでも、ずいぶん違うような気がします。
そこに気持ちを集中させれば、自分の中のネガティブ思考と、向き合わずに済むわけですから。
また、笑顔は、傍目にも美しいし、感じがいいし、頬のリフトアップにもなるし、どこにも良いことづくめです。

その前に、お互いに「やな感じ」といがみ合う関係の場合は、
自分にも、相手に不快感を与えている原因があるはずですから、もちろん、そこをまず冷静に省みることも、大事だと思います。

人は、好意も悪意も、意識下で「感じる」ものだと思います。
そして、『北風と太陽』ではありませんが、概して人間は、攻めて来るものに対して、「なにさ！」と、立ち向かう傾向にありますが、優しく侵食してくるものには、自ら懐を開いてしまうほど、弱いんですね・・・。
誰だって、気分良く過ごしたい。
優しくすることは、少なくとも、悪い結果には繋がらないのではないでしょうか。

もし逆の立場で、よからぬ目に遭ったりしても、自分にうしろめたいところがなければ、
そんなネガティブな感情（美容の敵！）などには、気を留めずにいたいですね。

苦手な人を避けるには、まず自分が、精一杯を尽くした自分、であること。
わたしにとっての目標でもあります。
笑顔を心がけ、自分に対しても、他人に対しても誠実な人は、結局実り豊かな人間関係が築けるものだと思います。
ただ、それは誰からも反感を買われないということではありません。
そんな人間なんて、絶対いないと思う。
何かどこかを悪く思う人は、あちこちにいます。
余談ながら、誰からも好かれようとする人は、自分に誠実じゃない気がします。

個性があるのが人間なんだから、合わない相性があるのは当たり前。
そこをどうかわしていくかが、器の広げ方、懐の深め方かなあ、なんて、人生の先輩達を見ていても思います。
なんにしろ、堂々と、明るさを保って、誠実かつ自由な気持ちで振舞う人がかっこいい、と思います。


・・・と、自分に一所懸命、言い聞かせているわけです(^-^;)・・・