Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

I need

2013-05-13 | cosme... shina jina
赤い口紅が必要になりました。
明るく輝るような。
鏡と向き合ったら、もっと元気そうな自分を見たいとなぜだか急に。

大丸のなかの資生堂カウンターにいき、希望を伝えて選んでもらい、あーでもないこーでもないの末、
パーフェクトルージュRD142を、dプログラムモイストエッセンスと共に買い求めました。

「SHISEIDO」には個人的にどことなく古典的な印象があるので、攻めの気分のときは他を試したりもするけれど、
質実ともに、帰るなら、やっぱりここだった。
以前からこちらの口紅は、荒れやすいわたしの唇がトラぶっても、いつでもこっくりと優しく、しっとりとなじんでくれます。
ケースの優しいかたちと重み、つけごこちは、女性らしさを注ぎこんでくれる口紅でもあります。

カウンターのスタッフの女性の、丁寧な所作にも心和らぎました。
時代の販売スタイルにいかなる変化の波が訪れようとも、こういう場所はなくなってほしくない。
こういう、ひとの心に効く訓練を受けた女性はいつまでも、ふつうに、仕事の場所にしとやかに存在していてほしい。
男性と同じように働くわけではなく、女性らしく働くということは、同性から見ても素晴らしいことだと思う。
いつでも女性はこんなふうに「潤いを与える」役割を持ち得るから、嬉しい。
こうしてわたしもこのたび、「潤い」、デパートで買ってきました。

わたしは、赤い口紅、という存在に、美しい女性像というものを求めているんだと思いました。
あたかもそれが自分自身であるような、きれいな夢を観たい。


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