Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

衣替え

2013-05-07 | vie... kurashi
ようやく、やっと。
衣替えが終わりました。
GW中にすませようと思ったら、思いのほか寒かったので、様子見。
そしてそろそろ、さすがにいくら寒くても毛糸はあつくるしいね、と感じられる湿度になり、詰め替え完了。
ひと冬、おつかれさまでした。冬ものたち。

夏ものに入れ替える際も、あらためて夏冬品両方点検して、これはもういいかな・・・的なものを始末しましたが、
よく着る物ってはやく傷むから、愛着ある品ばかり始末コーナーにまとまることになってしまい、なんだかいつも切ない、
そして捨てる段になって救い出してしまいたくなることも多々。

でも、この頃になって、ようやく、おしゃれのキモがなんとなく、解ってきた気がします。

◆新品のオーラを大事にする。
◆メンテを丁寧にする。
◆体型と暮らし方に合ったもののみを持つ。

これらから外れたものはもう潔くいこう。
定番好きというのもあって、いままでは愛着第一、だったのが、やっとそう思えるようになりました。

新品感って値段以上に印象がつよいなと、この頃感じます。
ジェーン・バーキンさんの持つエルメスのバッグや、
いわゆる古着(ヴィンテージ?)が似合う、際立った個性もわりに存在するけれど、
わたしは、自分は違うな、と感じる。
自分まで古く見えちゃうタイプ。
長く使えるように手入れはしているけれど、メンテナンスの限界を感じる前にさよならする勇気を大事にしたいこの頃。

また、体型に合ったもの、というのは、肥ったやせたではなく体のラインが変わってくるのと、
肌の質感とか表情とかも変化するのか、かたちのみならず素材や色も、似合うものが変わってくることを産後に感じるようになって、自覚がつよまりました。
たとえば一口に「ベージュ」といっても、似合うトーンが違う。「赤」もしかり。
さらに、首、肩から背中にかけてと二の腕。後ろから見てこのへんに「すんなり」感がなくなってきたとき、それをシャッキリみせるラインの服、というのがすごく大事だと思いました。

だけど一方で、もう10年以上前にパリのEt Vousで買った葡萄色の絹のニットなんて、けば立ちも色落ちもないし、いまだにそれを着るとすんなり腕が細く見える、という優秀さ。
なんでもかんでも古いものが良くない、っていうわけでもないみたいです。
そういう服ばっかりだといいんだけどな。
勝率1割という感じかなあ、、、
長く愛せるモノだけ欲しい!と思いながらコレだから、勘が良い方じゃないのでしょう。


あとは、おしゃれの最大のキモといったらこれですよね。

◆クロゼットの中身をぜんぶ把握している。

「この服と出会う夢を見たわ!」
と、運命というかdeja-vuを感じて購入したら、実は箪笥に眠ってた服だった・・・
なんて愚挙を、かつてわりとやらかしました。
買うのがストレス解消、なんて時期を経たりすると、これがありがちでした。
理性をもって暮らしをコントロールしないといけないです。
結婚して独り暮らしでなくなってから、夫の目という都合も生まれ好き勝手はしにくくなったけれど、おかげでそういうバカはなくなって、良かったと思っています。
なにか買う時「あれと組み合わせたら、新しいかも!」などと脳内コーデに燃えることがわたしは多いけど、
(そこで気分が満足&完結してしまい、そればっかりにとどまることが多いけど・・・)
どこに何があるかわかっているという爽快さに快適を感じるこの頃です。


ともあれ、残った服、あらたにクロゼットに加わった服、アクセサリー類、をみると、
今の暮らしがそのまま出ていて、数年前との比較など、記憶をたぐってふとしてみると面白い。
食べることと同様、着ることも、「適当」に済ますこともできてしまうものですが、
そこをおざなりにしないほうが面白い。
毎日を「特別なもの」にできる気がします。



photo...新しい帽子でごきげんの、うちの少年。


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