Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

歌いながら家事をする。

2008-07-05 | vie... kurashi
 久しぶりに家にいる休日。安らいで幸せな気分です。
そしてめったに見ない満面の笑みの太陽がうれしい。
天候のせいもありなかなかできなかった大物洗いをする。
絹のワンピースとチュニックを丁寧に手で洗う。
ふとんを干す。
空から降り背中をじりじり焼くおおらかな光を、気持ち良くすべすべした綿のシャツの肌触りの向こうに感じる。
刺激的に薫るアールグレイの紅茶を淹れて音楽を聴きながら、山ほどたまった雑誌をめくって情報整理をする。好きなことを仕事にできて、うれしい。

 引越しを来月に控えて、荷物の整理が懸案事項です。
服・・・、数ヵ月後には、そして今後はもうきっと着なくなるだろうたくさんの服をたたむ。生活が変わるとき、ひとは服を替える。新しいクロゼットがしっくりくるようになったとき、どんな雰囲気のワードローブになっていることだろう?残るのは最高の品質のスタンダード、そして最高に肌に馴染むものだけ。
 本、これも大切なものだけ残る。何度も読み返したい本はそうあるものでもない。小説は、ほとんど読まなくなりました。

 じわじわ引越しの準備をこうしてしつつ、古いものを捨てて新しく簡素になろうとするこの物理的動作は、そのまま「人間としても自発的に生まれ変わること」を意味すると気付きます。
テーマに向かって自分の周りに配置するものを選ぶ。テーマが明快であることに最高のうれしさを感じる。


photo...またまた宮古島。

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