《「河回村」という村の名前は、洛東江が“S”字型に村を囲むように流れていることに由来しています。
河回村は風水地理学的に太極形・蓮花浮水形・行舟形に該当し、人が住むのに最適な場所として名をはせました。》
あちこちの庭にバラが
ミンパク(宿)のお部屋。ほとんど壁で保温効果高い。オンドル(床暖房)のスイッチが左手にあります
薪も装備してある これは煮炊き用なのかな
川から村をみる
《村の東方には太白山から連なる海抜271mの花山があり、その花山の裾野が丘を形成し、村の西方端まで続きます。
村の中心の一番高い位置に樹齢600年を超える三神堂と呼ばれる欅の木(ご神木)があります。》
とにかく巨大
《河回村の家々は、このご神木を中心に川に向かって配置されているため、家々の向きが一定ではありません。
韓国の他の村では家の方向が真南もしくは東南と一定方向を向いているのとは非常に対照的です。》
《河回村では韓国の伝統生活文化や古建築様式を残す文化遺産が今もなお良い状態で保存されています。》
以上、ガイドパンフレットより。
↑は村を対面の崖から見下ろした光景で、
↓は、村側からその崖を見上げた風景です。
早朝の川べりは無人
名所、屏山書院から川を眺める
学者がここで書を読んだり思索にふけったといいます
風が快適!
この日は、日本語を話すタクシー運転手さんが破格のお値段で一日この村を案内してくださいました。
とはいっても、わたし以外はみんな韓国語OKなので、運転手さんもかなりリラックスしていた模様。
河回村で泊まった宿のおばあちゃんも、日本語いけました。
が、にこにこして柔和な笑顔と物腰とは裏腹に、
「じゃあおばあちゃん、いってきまーす」とみんなであいさつすると、
「いってきなさい!」
と鋭い返事。
エエッ
「いってらっしゃい」を無意識に期待していたから、驚くわれわれ。
衝撃で、「い、行ってきなさい・・・」と思わず各々、口の中でリピートしてしまう。
ほかにも、
「布団をたたむんだ!」
と命令されたり、
「ごはんは、食べるんだろ?」
とキビキビ問いただされたり、・・・これは、帝国陸軍の日本語か。これがそうなのか。
おばあちゃんの態度が柔和で親切なだけに、インパクト強いシーン数々でした。
言葉に歴史が残ります。
もう数十年したら完全に世代が変わってしまうけれど、ことはそんなに簡単でない。
今こうして平和に韓国のひとたちと交流が持てることに、感謝です。
陶山書院から対岸の景色を臨む
5月30,31日と2日間かけて河回村を堪能しました。濃密な観光でした!
大学の先生の女性たちと分かれて、義母とわたしは再びプサンへ戻りました。