赤い口紅は難しい。
と、先日の記事で書き、美人お二人(お目にかかったことないけど、記事を読んでるとそんな気がする)
からも、そんなコメントを頂きました。
このお二人のようなビューティ上級者たちをもして、「難しい」と言わしめる"赤い口紅"。
なぜ、そんなに難しいのか??
考えてみました。。
赤い服、バッグ、靴、アクセサリー、などなど、装いにおける赤は、概してアクセントに使われます。
それだけインパクトがあるからですね。
でも、小物として上手に取り入れているひとはたくさんいても、口紅として日常に取り入れているひとは、少ない。
これは、「くちびる」というパーツが問題だからでしょうね。
多分に官能的なパーツであり、また、顔という、目につく場所に位置していることもあり、ただでさえ、目立つところ。
そこに、情熱を感じさせる色、赤をふつうにつけるのは、
その人の印象をもう完全に定めてしまうから、やはり難しいことです。
自分の唇が赤いことに慣れないから、難しいように感じる、ってとこも、あるかもしれませんけど。
たとえば、ふだん、真っ赤な口紅が業務上ふさわしくない職場で働いている場合。
一日の大部分、その仕事にふさわしい色の唇と過ごすと思うのですが、
そうなると、久しぶりにつける赤は、きっと大変違和感があるんじゃないでしょうか?
見慣れないから、不意につよい主張を始めた自分の唇に、戸惑ってしまう。
どちらかというと、私は唇を彩るのが好きな方ですが、それでも、
"kyoto" をこないだカウンターでつけたときは最初、その色の鮮烈さに、一瞬、
人喰ってきたみたい!とさえ思いましたもの
その衝撃が去ったら、もうトリコになっちゃいましたけどね
さて、いざつけてみても、くっきりした色だけに、「肌映り」も大きな問題になります。
あまりに自分の顔色に合わない赤は、肌をくすませてみせたり、歯を白く見せてくれなかったり、歯茎をどんより見せてしまったり。
ようは、相性が合わないと、顔が完敗してしまう。
本気の赤は、「なんとなく似合う」を許してくれないのです。
ひとくちに"赤"といっても、微妙な色選びは、ほんとにだいじです。
こればかりは、じっくり見て回って選ぶしか、ないのですけれどね。
いざ見つけた後は、他のパーツとのメイクバランスも重要になってきます。
これだ!という赤を唇にのせたら、当然、引き算メイク。
全部しっかり作っちゃって、最後に真っ赤、なんて、
そりゃ問題外。
私は週末、手に入れたての "kyoto" で、フォーマルな席に赴きましたが、でもそういう場合は、かえって使いやすい。
盛装に合わせると、しっかりメイクが礼儀ですからね。。
ですから、そうでないときが勝負です。ワザのみせどころ。
厚くメイクするほうが、よほど簡単なんですもの。
一例として、
これは一番理想ですが、口紅だけをひく。
が、目のちからが強く、素肌にも自信があって、血色が良くないと、難しい。
最難関。
なによりそれ以前に、ヘアスタイルも、服も、オリジナルの「その人」でなければいけないし。
イメージは、ジェーン・バーキンかなあ。。
でもムリなので、これに近づく案として今日やってみたのは、
ファンデはほんとに素肌っぽさを出し、
眉はナチュラルに太めに、カーブはなるべくつけずに。
頬は血色良くきらきらの自然なピンクにし、
目は、アイラインをリキッドじゃなくこげ茶のペンシルにして、目尻の上下に入れ、やわらかくややぼかす。
マスカラはなし。
アイシャドーは、ナチュラルなベージュをまぶたにせまめに(彫りを自然に深く見せてくれるのです。自然なのに印象的なまなざしになります)。
すると、きつくならない、かわいらしい感じのルージュメイクになりました。
この際、服も髪も、唇に主役をゆずって、シンプルにナチュラルにまとめるのはいわずもがなです
上の写真は、VOGUEフランスのページより。
D&Gチームの手によるものです。
と、先日の記事で書き、美人お二人(お目にかかったことないけど、記事を読んでるとそんな気がする)
からも、そんなコメントを頂きました。
このお二人のようなビューティ上級者たちをもして、「難しい」と言わしめる"赤い口紅"。
なぜ、そんなに難しいのか??
考えてみました。。
赤い服、バッグ、靴、アクセサリー、などなど、装いにおける赤は、概してアクセントに使われます。
それだけインパクトがあるからですね。
でも、小物として上手に取り入れているひとはたくさんいても、口紅として日常に取り入れているひとは、少ない。
これは、「くちびる」というパーツが問題だからでしょうね。
多分に官能的なパーツであり、また、顔という、目につく場所に位置していることもあり、ただでさえ、目立つところ。
そこに、情熱を感じさせる色、赤をふつうにつけるのは、
その人の印象をもう完全に定めてしまうから、やはり難しいことです。
自分の唇が赤いことに慣れないから、難しいように感じる、ってとこも、あるかもしれませんけど。
たとえば、ふだん、真っ赤な口紅が業務上ふさわしくない職場で働いている場合。
一日の大部分、その仕事にふさわしい色の唇と過ごすと思うのですが、
そうなると、久しぶりにつける赤は、きっと大変違和感があるんじゃないでしょうか?
見慣れないから、不意につよい主張を始めた自分の唇に、戸惑ってしまう。
どちらかというと、私は唇を彩るのが好きな方ですが、それでも、
"kyoto" をこないだカウンターでつけたときは最初、その色の鮮烈さに、一瞬、
人喰ってきたみたい!とさえ思いましたもの
その衝撃が去ったら、もうトリコになっちゃいましたけどね
さて、いざつけてみても、くっきりした色だけに、「肌映り」も大きな問題になります。
あまりに自分の顔色に合わない赤は、肌をくすませてみせたり、歯を白く見せてくれなかったり、歯茎をどんより見せてしまったり。
ようは、相性が合わないと、顔が完敗してしまう。
本気の赤は、「なんとなく似合う」を許してくれないのです。
ひとくちに"赤"といっても、微妙な色選びは、ほんとにだいじです。
こればかりは、じっくり見て回って選ぶしか、ないのですけれどね。
いざ見つけた後は、他のパーツとのメイクバランスも重要になってきます。
これだ!という赤を唇にのせたら、当然、引き算メイク。
全部しっかり作っちゃって、最後に真っ赤、なんて、
そりゃ問題外。
私は週末、手に入れたての "kyoto" で、フォーマルな席に赴きましたが、でもそういう場合は、かえって使いやすい。
盛装に合わせると、しっかりメイクが礼儀ですからね。。
ですから、そうでないときが勝負です。ワザのみせどころ。
厚くメイクするほうが、よほど簡単なんですもの。
一例として、
これは一番理想ですが、口紅だけをひく。
が、目のちからが強く、素肌にも自信があって、血色が良くないと、難しい。
最難関。
なによりそれ以前に、ヘアスタイルも、服も、オリジナルの「その人」でなければいけないし。
イメージは、ジェーン・バーキンかなあ。。
でもムリなので、これに近づく案として今日やってみたのは、
ファンデはほんとに素肌っぽさを出し、
眉はナチュラルに太めに、カーブはなるべくつけずに。
頬は血色良くきらきらの自然なピンクにし、
目は、アイラインをリキッドじゃなくこげ茶のペンシルにして、目尻の上下に入れ、やわらかくややぼかす。
マスカラはなし。
アイシャドーは、ナチュラルなベージュをまぶたにせまめに(彫りを自然に深く見せてくれるのです。自然なのに印象的なまなざしになります)。
すると、きつくならない、かわいらしい感じのルージュメイクになりました。
この際、服も髪も、唇に主役をゆずって、シンプルにナチュラルにまとめるのはいわずもがなです
上の写真は、VOGUEフランスのページより。
D&Gチームの手によるものです。
同時に、私は、赤を使う時は、他の色にない"心意気"も絶対必要だと思います。
自分に嘘ごまかしのない自分でいたい、そういう事を連想します。そして、赤は、少しの顔色の悪さもごまかせない面もありますので、似合う赤を選ぶ事は、必須条件。そして、さす時は、勿論、赤に負けない気迫が必要。それが、私の赤に対する気持ち。
だから、赤口紅は神聖な物という位置づけがありますね。かなりストイックな赤ですが。笑。
さて、私が赤を使うとき、勿論、ほとんど、色は使わずor赤を引き立てる色をまぶたにつけますが、ほとんど、線を大切にしますね。イメージでは、クラシカルなバービー人形のような感じかな?そして、マスカラ(勿論、ブラック)で意志の強さを出しますね。
そして、リップペンシルできっちりラインを作りはみ出さないように下地を作ります。
もしカジュアルにしたい時は、リップペンシルを使いませんが、それでも、にじまないように下地は作るべし
それくらいの心意気ありますよね。
余談ですが、赤口紅は、気をつけないと、落ちた時もみっともないので、なるべくこまめに鏡でチェックするか、もしくは、落ちないように対策を練るべきですよね。
以上、私の赤口紅に対する作法でしたー。
これらが花さまの赤のキーワードなんですね!
赤への心意気って、個性が感じられるところかもしれません。
興味深いと思いました。
私の赤も、「自分にごまかしのない」ところを目指すのは一緒ですが、
(赤をつける、って人はたいてい皆、その心意気でいると思われますが)
キーワードは、「無垢、無邪気な赤」の方向を目指しているようです。
と、花さまのコメントを読みながら認識、自覚しました。
黒いマスカラで意志の強さを出す、
という方向も、かっこいいですね。
確かに、黒いマスカラと赤い口紅のコントラストを効かすなら、カラーレスメイクに限る
ぬかりない下準備も、気合が感じられて
一方、私の場合は、ソフトさを出したいみたいですね、どうやら(*^^*)
おかげさまで、楽しい発見がありました♪
個性の数だけ、色んな楽しみ方がありますね!
わくわくします