Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

自分の目線

2008-05-03 | esthe...kirei wo get
見られると、人は綺麗になる。
まことしやかに言われていることだけれど、実は、誰にどう見られると綺麗になるか?というのが重要です。
電車の中でお化粧しているひとは、良識ある人たちから一斉に奇異な目で見つめられているにも関わらず、相変わらずそのクセを続けていたりするから。

他人目線の「自分の」目線、
で見られて初めて、ひとは綺麗になり始めるのではないでしょうか。
自分の目に欠点と映ったところを矯正しようと、潜在意識からの働きかけが起きる。

それに気付いたきっかけというのが、ゴルフ練習における自分撮りでした。カード受付台に携帯を置くのです。
平均より悪い運動神経を嘆く暇もなく、ただ練習!の時期。
そろそろいいスイングになったんじゃないかな、さすがに?!
という期待を無惨に砕く、動画撮りの結果なのでした。マイナス面にこうして気付くものの、課題はあまりに多く。けどおかげで、多くのことを学べています。
一所懸命かたちを決めているつもりでも、依然ふらふらと頼りない動きをしていたりするのはなぜか。腰が定まっていないからだ。など。
自分の場合殊更に動作全般において芯が定まっておらず、よほど細部に神経をはりめぐらせないと、他所から見て「きりっとなってる」ふうには見えないことも知りました。

映像に多く登場する人々に対してよく使われる、「見られて綺麗になる」説。
それは結局、他人目線を厳しく自己研鑽に生かし費やした賜物なのだと思います。
バレリーナにとっては、鏡が陶酔の道具ではなく、厳しい師匠であるように。
そう、鏡もいいツールですね。
理想のかたちへは、何が足りないか?
他人目線を利用する絶好の機会はちゃんと掴むぞと、今はクラブを握り締めて思う日々です。

使いでのある「他人目線」を実現する道具たち。いいものをたくさん他に見ることが、上質なスタンダードへとその目線を育てます。
その恩恵を、どうかプラスに生かせますように。。

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