Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

Adieu nos petits. (mais toujours ils↑vont bien!)

2006-06-17 | vie... kurashi
またまた旅から脱線ですが。

先程、母と電話で話していたら、近所の同級生のおうちで飼われていた、我が家の先代イヌ、マックの娘モモちゃんが、14歳で亡くなったと聞き。
ショックを受けて即お宅に電話して、思い出話を聞いたりするうちに、奥様より先に電話口でぐすぐすと泣いていたところ。。
慰めようと電話したのに、かえって当事者の方がこちらを慰めて下さるというご迷惑をかけることになってしまって、ほんとうに申し訳ない。

そのおうちにたびたびお邪魔していたわけではないけど、我が家のマックが13歳で亡くなった当時は、その面影をしのんで、よくモモちゃんに会いに行ったりしていました。
妹は、マックによく似たモモちゃんを見て耐え切れず、撫でながら泣き始めたりしていた。

今、モモちゃんのお話を聞いてどんどん涙が出ちゃう自分も、もちろんモモちゃんを思っての涙なのだけど、もう7年前だというのに、いまだマックの死を悼んでやまないのだと気付きました。
最近も、友達の家の真っ白なかわいいマルチーズが亡くなったと聞いて、一人しくしく泣いた。
会ったことあるイヌ、しょっちゅう写真を見せてもらったりしたイヌの訃報には、いつでもマックを亡くした当時の気持ちが重なって、もらい泣きというより当事者になって泣いてしまう。

2代目・3代目である我が家の2匹のイヌたち (写真) と過ごせる時間も、もちろん永遠ではないのだ、
いやそもそも関係というものは全部においてそうなのだ。
なまじ、イヌはもの言わないだけに、心で繋がる生き物。
言葉が表現できないフィールドにおいて気持ちを豊かにしてくれる存在がなくなったとき、たえまなく流れていたかに思えた時間が途切れたことを、わたしたちは、やはり言葉になど出来ず、ただ身をもって知る。
またそれを、気持ちのいちばんやわな、強く鍛えることなど不可能な、核の部分で受け止めなければならない。



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