株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】旬産旬消でおいしくSDGsに貢献

2024-02-12 13:30:11 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、医療業界における様々なSDGsの取り組みについてお話ししました。

私たちの健康に携わる医療業界においても、自然保護や働き方、防災等の様々な観点でSDGsの取り組みが行われるようになりました。

今回は、私たちの健康的な生活と大きく関連する食の分野のSDGsについて、お話ししたいと思います。

以前の記事で、地産地消の取り組みや、和食文化がSDGsに貢献することについてご紹介しました。

https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/c80f1ed77bf6801b8d940470e02b21f7

https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/d153badf13d64896241e97a5fd7bb9a2

日本の人口1人あたりのフードマイレージ(食料の輸送量に輸送量を乗じた指標)は、諸外国に比べて高いと言われています。

また食料自給率はカロリーベースで38%となっており、6割を海外からの輸入に頼っているのが現状です。

大量の食料を長距離輸送すると、CO2排出などの負荷が増大するため、
地産地消に取り組むことは自然の保護につながります。

地産地消以外では、旬の食材を食べる「旬産旬消」も、日常の食生活からSDGsに貢献できることの一つです。

旬の食材は、自然の中で普通に育った野菜や果物、魚介類のため、生産・輸送・保存にかかるエネルギー消費を低く抑えることができます。

また、旬の野菜はおいしくて栄養価も高いという特徴もあります。

日本では古来、旬の食材で季節の変化を楽しむ和食文化が育まれてきました。

地産地消、旬産旬消は食文化の豊かさを守ることはもちろん、
地球を守っていくこと、
世界各国の異常気象や社会経済情勢による食料輸入の減少から生じるリスクを減らすことにもつながります。

現代では食文化が多様化し食の楽しみ方が広がった一方で、
自然破壊の問題や、食料を輸入に頼ることによるリスクも増大しました。

地域の旬の食材を選択することで、将来に渡って豊かな食文化を安心して楽しめるようにすることは、身近なところからできるSDGsの取り組みですね。

今後もサスティナブルなライフスタイルに関する情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://www.env.go.jp/content/900442196.pdf




【株式会社AN】私たちの健康を支える医療業界におけるSDGsの取り組み

2024-01-17 16:53:50 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、株式会社やわら香代表取締役 渡辺優子様とのトークイベントについてお話しさせていただきました。

屋久島の地杉をアップサイクルしてアロマオイルをつくる取り組みを通して、
林業の6次産業化により様々な社会問題を解決したいという想い、渡辺様ご自身の職業観について深くお話を伺う貴重な機会になり、
コラボレートを通じて様々な素敵な取り組みを促進していきたいと、想いを強くしたところです。

さて、最近は寒さの厳しい日が続き、体調管理がより一層大切な季節になってきました。

今回は私たちの健康を支える、医療業界におけるSDGsの取り組みについてご紹介したいと思います。

SDGsの17の目標の3つめに「すべての人に健康と福祉を」という項目があるように、
健康は、一人ひとりの力を最大限発揮し幸福な生活を送る上で大切なものです。

近年は日本においても、健康意識の高まりや国家予算における医療費の適正化の観点から、
セルフメディケーションの考え方が広まりつつあることは、以前こちらの記事でもご紹介した通りです。

https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/5a1d1eff546a3091763263cd828fc540

 

そして私たちの健康な暮らしを支える医療業界において、健康はもちろん、自然保護、働き方、災害対策などSDGsの様々な目標に関連する取り組みが進んでいます。

例えば、筑波学園病院では、地域に密着した医療・介護の提供、地域に向けた情報発信の他、
長時間勤務が問題視されている医療業界の働き方改革に向けた取り組み、太陽光発電、フードロス削減等の自然保護策など、
SDGsの各方面で取り組みを行っています。

医療業界におけるSDGsの取り組みは民間でも進んできており、
メディアスホールディングスでは、東日本大震災の教訓を踏まえてBCP対策に特に力を入れています。

あらゆる災害に備えた物流拠点の確保、免震倉庫の設置、衛星電話や自家発電装置、社内ネットワークの冗長化など、
非常時に医療が必要な人に滞りなく届けられるよう取り組みを進めています、

健康は私たちの幸福な生活や自己実現において欠かせないものであり、
その維持・発展に携わる医療業界が様々な形で、社会のウェルビーイングの実現に取り組んでいるのは嬉しいことだと感じました。

今後ともSDGsに関する様々な情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://spaceshipearth.jp/medical_industry/
https://gakuen-hospital.or.jp/data/media/tsukubagakuen_hospital/page/index/SDGs_comp.pdf
https://www.medius.co.jp/sdgs/

 


【株式会社AN】屋久島のアロマづくりからSDGsに貢献ー株式会社やわら香 渡辺様とのトークイベントから感じたこと

2023-12-26 17:34:58 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

2023年12月14日に、株式会社やわら香の代表取締役 渡辺優子様とのトークイベントを開催いたしました。

当社のオーガニックショップにおいても、やわら香がつくっているアロマスプレーを取り扱っています。

今回のトークイベントでは、渡辺様がやわら香を創業された経緯や大切にされている想い、これからのビジョンについてお話を伺いました。

やわら香の取り組みは、自然の恵みを余さず大切に使いながら豊かな森をつくると同時に、私たちの心身の健康を整えるアシストをするものであり、
当社と共通する理念があると感じ、今回のトークイベント開催に至りました。

やわら香が屋久島の地杉からアロマオイルをつくるところからスタートした背景には、渡辺様が多くの経験を通じて培ってきた価値観が根底にあり、
日本社会の様々な課題解決やSDGs達成に貢献するものであることを、トークイベントを通じて深く感じました。

 

◆やわら香の立ち上げの経緯

渡辺様は元々デザインのお仕事をされており、アロマには格別興味を持っていなかったそうです。

しかしある時体調を崩されたのをきっかけに、自然の力を活かして身体を整えるアロマの魅力に出会い、仕事にしようと決意されました。

当初アロマは海外産のものが多く、生産地に直接行くことは難しかったですが、
岐阜県でアロマをつくる会社ができて工場を見学した際に、なぜ日本の木を使ってアロマをつくっているのか、つくり手の想いを知ったそうです。

戦後に多くの杉やひのきの木が植えられましたが、
その後木を使わない暮らしへの変化により里山文化が廃れ、森の手入れが行き届かなくなったことで、林業の衰退、花粉症の蔓延、土砂災害の深刻化などが起こっていると言われています。

やわら香は、屋久島の地杉をいかし、建築材にならないところをアップサイクルしてアロマづくりを行うことで、
森林の豊かさを守り、日本で起きている様々な問題を解決することにつなげたいという想いからスタートしました。

屋久島は、日本の植物の約4分の3が存在すると言われるほど植生が多様であるという特徴を持ちます。

また水がきれいで循環が速いのも、良質なアロマづくりの大切な要素になっています。

林業の6次産業化による社会の課題解決に、多くの人が自然と興味を持ちやすい香りという形からアプローチする、素敵な取り組みだと感じました。

 

◆トークイベントを通じて感じたこと

今回のトークイベントを通じて大きく3つのことを学ばせていただきました。

1点目は、自然と人間を調和する取り組みになっていること。

渡辺様はデザインの仕事をしていたときに、大量に商品が生産されては捨てられるのを見てきた経験から、
できるだけゴミを出さず、資源が地域を循環するような生活を実現したいという想いを抱くようになり、やわら香のアロマづくりにもこうした想いが反映されています。

アロマをつくるには多くの材料が必要とよく言われますが、なんとアロマオイル一滴につき500gの杉の間伐材が必要だそうです。

やわら香では精油をとった後のチップもアップサイクルして全て活かしきり、資源が地域に循環するようにしており、結果的にSDGsにつながっています。

また、屋久島の杉はいい眠りを引き出す成分が多く含まれており、
少なからぬ現代人が抱える眠りに関する悩みを、自然の力で解決することに貢献しています。

屋久島の豊かな森林を守り、資源が地域を循環するようにしつつ、自然の力をいかして私たちの身体を整える取り組みである点に、当社の理念と共通するものを感じました。

2点目は、日本社会の課題解決や屋久島の魅力の発信に、香りという身近なところからアプローチしているところ。

自然の力を活かして、私たちの心身の健康を保つアシストをしたい、
日本の林業を守ることで、花粉症や土砂災害を軽減し、ひいては人間中心の世界観によって生じた社会問題を解決することに貢献したいという想いを、
香りというライトな入り口から多くの人に届けていることを、渡辺様のお話を通じて深く感じました。

また、屋久島というと縄文杉をイメージされる方が多いかもしれませんが、
他にも多様な植生、自然と人間の暮らしの近さ、個性豊かな住民など多くの魅力があるのが屋久島だと、渡辺様はお話しくださいました。

屋久島の地杉からアロマをつくる取り組みから、屋久島の様々な魅力を守り伝えていきたいという渡辺様の想いを感じました。

3点目は、やわら香の取り組みが渡辺様ご自身の人生観と深くつながっていること。

トークイベントの中で渡辺様は、お母様が退職された後に「仕事を辞めなければよかった」とお話される姿をみて、
自分は手に職をつけて生涯仕事をし続けたいと思うようになったとお話しくださいました。

「働いている自分が好きで、いろんなことを自分の手で表現できたら幸福だし、そのような自分を肯定できると感じる。

里山文化が薄れてきたことによる様々な社会問題を、一企業で何とかできるというわけではないが自分にできることを尽くしたい、
人生において大事にしていることを言える人間でありたい、というのが働き続ける原動力である。」

このような渡辺様の職業観、人生観を伺い、
私自身事業を通じて貢献し、成長するあり方を大切にしていることと、深く共通するものがあると感じました。

 

◆最後に

渡辺様はトークイベントの締めくくりに、これからのビジョンについてお話しくださいました。

現代は眠りに対する悩みを持つ人がとても多く、近年オンライン化が進んでいることも拍車かけているそうです。

屋久島の杉は本州の杉よりもいい眠りを引き出す成分が多く含まれており、
屋久島の杉の香りをいかして、自分の睡眠と向き合う時間をプレゼントできるようなリトリート・プログラムのようなものを提供できたらと、構想をお話しされていました。

渡辺様ご自身、やわら香を起業し実際に軌道にのせていく過程でてんやわんやになりつつも、屋久島の自然に元気づけられた経験があり、
屋久島から受けた恩を送りたいと思い、お仕事されているそうです。

日本の豊かな森林を守ること、私たちの心身の健康を保つことを含め、社会の様々な課題解決に貢献し、自分が受けてきた恩を次の人に送りたい、
生涯現役で、自分が大事にしていることを伝えられる人間でありたい、
という渡辺様の想いを深く感じ、ぜひ発信していきたいと思いました。

今後とも価値観を共有する方とのコラボレートや発信により尽力してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://yawaraca.jp/aboutus/
https://yawaraca.jp/company/

 


【株式会社AN】クリスマス気分を手軽に楽しみながらSDGsに貢献ーエシカルフラワーでつくられたボトルツリーの取り組み

2023-12-12 08:39:59 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、家事代行サービスのプラットフォーム「タスカジ」における食品ロス削減の取り組みについてご紹介しました。

家事代行業務を通じて培った知見を活かして家庭内の食品ロスを削減し、SDGsに貢献する素敵な取り組みですね。

12月に入りクリスマスの時期が近づいてきました。
今回はクリスマスシーズンを手軽に楽しめ、かつSDGsにつながる取り組みについてご紹介します。

その取り組みは、株式会社ethicaが発売した、エシカルフラワーを用いてつくられたボトルツリー。

捨てられてしまうお花や市場に出荷できないお花をアップサイクルしてドライフラワーにし、クリスマスオーナメントと共に三角形のガラス瓶に詰め込んでいます。

場所をとらないコンパクトなサイズのツリーになっており、自宅用にもギフト用にも手軽なのは嬉しいですね。

場所の確保や飾りつけ、あと片付けの手間なくクリスマス感を楽しみたいという気持ちに寄り添っており、かつ意識せず自然とエシカル消費につながる商品になっています。

株式会社ethicaは『エシカルな価値協奏で世界を幸せに』を企業理念としており、
社会、地球、人間の現在と未来に貢献できる活動を行い、その結果としてサスティナブルな世界が実現されることを目指しています。

花卉業界では、生産者から消費者に花が届くまで年間10億本、生産された30〜40%が廃棄されており、その経済損失は1500億円にものぼるそう。

花がまだ楽しめるにもかかわらず、市場に出回ることがなく廃棄されてしまう理由としては、下記のようなものがあります。

・サイズや品質が規格外と判断された
・イベント等で短期間使用されて役目を終えた、キャンセル・縮小で不要になった
・店頭で売れ残った

花の利用シーンが結婚式、入学式・卒業式などのイベントに偏っていることから、経済や景気に左右されやすく、
実際にコロナ禍で多くのイベントが中止となった2020年は、2019年と比べて花の流通金額が43%減少しました。

このような現状がある中で、エシカルフラワーを用いた商品を選択することにより、
花の廃棄による自然への負荷の軽減、生花店や卸業者の在庫のコストカットなどにつながり、SDGsの項目「つくる責任 つかう責任」の達成に貢献することができます。

エシカルフラワーからつくられたボトルツリーは、クリスマスの季節を楽しみながら、ライトにSDGsに貢献する素敵な取り組みだと感じました。

今後ともサスティナブルな社会の実現につながる情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000105134.html
https://sdgsitems.com/mokuhyo/hatarakigai/flower_loss/
https://flower-life.org/news/flowerloss

 


【株式会社AN】家庭内の食事からサスティナブルな消費を提案ー家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」の取り組み

2023-11-20 17:50:05 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、お米をアップサイクルした紙作りからSDGsに貢献する、株式会社ペーパルの取り組みについてご紹介しました。

食べられなくなったお米を製紙に活用することで、フードロスの削減や子供の貧困問題の解決を目指す素敵な取り組みですね。

11月下旬のこの時期には、「ブラックフライデー」に合わせて多くのお店で安売りセールが行われているのを見たことがある方も多いと思います。

アメリカでは11月の第4木曜日が感謝祭の祝日ですが、1960年代からその翌日の金曜日を「ブラックフライデー」と呼ぶようになり、近年では様々な国で大規模なセールが行われるようになりました。

小売業が一年で最も売上をあげる日とも言われるこのブラックフライデーに対抗して、「グリーンフライデー」がヨーロッパを中心に広がってきており、
今回はこのグリーンフライデーの取り組みについてご紹介したいと思います。

グリーンフライデーは、フランスの電化製品リサイクル企業envieの呼びかけが発端で始まった、サスティナブルな消費を啓発する目的の取り組み。

ブラックフライデーの大規模な安売りが過剰な消費行動を助長しているという問題意識から、グリーンフライデーの取り組みが近年ヨーロッパを中心に広がってきています。

日本でもブラックフライデーのセールが見られる一方で、グリーンフライデーに合わせてサスティナブルな消費について考える取り組みが見られるようになってきました。

この取り組みに参画している事業者の一つにあげられるのが、シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォームの「タスカジ」を運営する株式会社タスカジ。

シェアエコ協会とシェアサービス事業者16社が連携した「シェアエコグリーンフライデー」の取り組みにタスカジも参画しており、サスティナブルな消費のあり方について発信しています。

タスカジが行っているサスティナブルな取り組みは、家庭内の食品ロスの削減。

外食・中食産業における食品ロスの問題も指摘されている一方で、
日本では年間の食品ロス量522万トンのうち47%が家庭内から生じており、身近なところから食品ロスを減らすためにできることも多くあります。

タスカジの家事代行業務では、冷蔵庫の余り野菜や賞味期限間近の食材を使った調理を行ったり、
野菜の芯など捨ててしまいがちな箇所の活用、食品・調味料などのアレンジ、食材の保存方法など、食材を余さず美味しく活用する知見を活かしたりすることで、家庭にある食材を効率よく食べられるようにしています。

タスカジの公式SNSではこのような知見を活かして、食品ロス削減につながるアレンジメニューや食材保存術などを不定期で発信しており、
家庭内で食材を効率よく使うための実践方法を知ることができるのも嬉しい点ですね。

家事代行というリソースのシェアの取り組みが、家庭での食事という身近な場面におけるSDGsにつながっている素敵な取り組みだと感じました。

今後ともサスティナブルなライフスタイルに関する様々な情報を発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000020281.html
https://ideasforgood.jp/glossary/greenfriday/