株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】トヨタ自動車株式会社のSDGsへの取り組みー『YOUの視点』で『幸せを量産』

2023-01-28 09:39:13 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、年始に気をつけたい食生活に関連して、 食糧のアウトレットアプリとして注目されている『Let(レット)』と、商品のエコ度を科学的な分析を用いて算出する『Myエコものさし』についてご紹介しました。

私たちの身近なところから、環境に配慮した消費行動に取り組める素敵な取り組みですね。

今回は、以前の記事でご紹介した『LEADERS』の映画に関連して、現在のトヨタ自動車株式会社のSDGsに関する取り組みについてご紹介したいと思います。

同社においては、 「相手の立場で考える『YOUの視点』で、多様化の時代の中、一人ひとりの『幸せを量産』します。」 という理念のもとに、非常に多岐にわたるSDGsに関する取り組みを行っています。

『LEADERS』の映画にも描かれていたように、お客様に愛されるよい車であること、さらには日本社会の発展に貢献する自動車産業を育成することを大切にしていた理念が、今日まで受け継がれていると言えるでしょう。

トヨタ自動車株式会社では、地球環境への取り組み、幸せに暮らせる社会への取り組み、働く人への取り組みの3つを軸に、SDGsの17の目標に多様な面から取り組んでいます。

1点目の地球環境への取り組みとしては、 世界の多様な地域における様々なニーズに応える電動車の開発や、 自動車の生産過程における再生可能エネルギー、IoTやAIを活用した先進技術の導入等によるCO2排出削減などを行っています。

また、日本の豊かな生態系を育んできた森や里山を守る活動に力を入れているのも特徴的です。

国内外の生産拠点において、10年間で200万本の植樹をしたり、 「トヨタの森」など複数の森や里山を整備し、地域の伝統文化を守り伝えたり、自然について学習する機会を提供するプログラムを実施しているのも、興味深い取り組みですね。

2点目の幸せに暮らせる社会への取り組みとしては、未来につながる実証実験や、震災復興への貢献などを行っています。

未来の生活を先取りする実証実験の街「Woven City」では、「ヒト中心」=ヒトの気持ちを大切にする、という考え方に基づいた様々な実証実験を行っています。

また、東日本大震災の復興支援として、人財育成のための学校を東北に開校し、出荷額や関係取引先まで含めた従業員数を伸ばしているなど、持続的な復興支援に取り組んできました。

3点目の働く人への取り組みとしては、ダイバーシティ&インクルージョン、アスリート支援、企業内訓練校があげられます。

トヨタは多様な国籍、出身地の社員や、女性社員を積極的に登用しています。 トヨタは「Mobility=自由に動けること」を目指しており、働く人の多様性はその実現に効果的との考えが伺えるでしょう。

また、同社はアスリート支援にも力を入れています。

豊田喜一郎はトヨタ創業からまもなく陸上部を創設しましたが、 スポーツにおいて大切なネバーギブアップ、フォア・ザ・チームの精神が、トヨタの社員のチーム力や粘り強い開発の歴史につながっているのは頷けます。

さらに、トヨタ創業後まもなく創設された企業内訓練校「トヨタ工業学園」では、モノづくりの本質が受け継がれ、現場を支えるリーダーを多く輩出してきました。

『LEADERS』で語られていた、「国産自動車産業で日本社会を豊かにする」というビジョンの根幹は、 時代が変わり社長が交代しても変わらず根付いていることを、同社のSDGsに関する取り組みから深く感じました。

自動車製造・販売に軸を置きつつ、私たちの生活や社会全体のウェルビーイングに資するものであることを大切にし、 働く社員一人ひとりがトヨタの力の源泉であるという価値観は、 企業が社会に対してどのような価値を提供する存在となるかということについて、改めて考えるきっかけになりました。

今後も、SDGsや社会のウェルビーイングに資する様々な取り組みについて、情報を発信してまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

参考

 

【株式会社AN】SDGに取り組むライフスタイル—役立つアプリで食生活から貢献

2023-01-16 23:06:59 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回の記事では、一年の始まりに、現在のトヨタ自動車株式会社の創業期を描いたドラマ『LEADERS』を踏まえ、ビジョンや目標設定についてお話しました。

今回は、年始に乱れがちな食生活について書いていきます。

SDGs「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」といった観点から、日常的に取り入れやすい仕組みとして、食に関わる注目のサービスを一部ご紹介します。

まずは、食糧のアウトレットアプリとして注目されている『Let(レット)』。 余った在庫、型落ち品、規格外品、見切り品、B級品など「訳あり品」を購入できる食品ロス削減アプリです。

SDGsの目標「12.つくる責任 つかう責任」の中でも、「2030年までに世界の食料廃棄を半減する」という目標が掲げられていますが、 日本での食品ロス、つまり、まだ食べられるのに廃棄される食糧は、令和2年時点で年間612万トンに及ぶといいます。

消費者庁によると、これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2020年で年間約420万トン)の1.2倍に相当。

Letでは、手軽に訳あり商品を売買でき、私たちもスマホ一つでフードロス削減の取り組みに参加することが可能です。

もう一つご紹介するのは、商品のエコ度を科学的な分析を用いて算出する「Myエコものさし」。

食品の生産や輸送、消費、廃棄までを含めた温室効果ガス(GHG)の排出量を、5段階のスコアで表示します。

選んだ商品の環境負荷をひと目で見ることができ、スコアが良いものを選択することで温室効果ガス(GHG)の排出量削減に貢献することができるのです。

さらに、お会計時にはMyエコ貢献スタンプが付与され、 獲得数に応じて、環境負荷低減にこだわって生産された特別な食材の詰め合わせである「エコ食材セット」のプレゼントも。

一方で、生産者側にとっては、エコであることが理由で消費者が商品を選んだことがわかるのも魅力的な点です。

そのため、エコ食材がもっと生産され、地球環境がより良くなる持続性につながります。

SDGsの目標「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と「13.気候変動に具体的な対策を」にも分かりやすく関連していますね。

当社の経営するヘアサロンやオーガニックショップやにおいても、 お客様の身体の健康を守り、かつ地球環境に優しく、さらに生産者の方にとっても喜ばれるような商品やサービスの提供を心がけています。

今後も、皆さまのライフサイクルに気軽に取り入れていただきやすいSDGsの取り組みを発信してまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

【株式会社AN】SDGsに取り組むトヨタ自動車に込められた想いとはー特別ドラマ『LEADERS』から探る

2023-01-02 09:41:12 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。 本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年開催しました、前田薬品工業株式会社の大久保様とのトークイベントについて、 PR TIMESにて配信しました当社プレスリリースが、「Newsweek日本版」にて取りあげられました。

当社の理念と価値観を共有する方々とコラボレートしながら、 みなさまにより上質なライフスタイルを提案する情報を発信していけることを、大変ありがたく感じております。

【Newsweek】

さて、新たな年を迎えるこの時期は、今年一年の抱負を新たにしたり、じっくり本を読んだり映画をみたりする機会も多いかもしれませんね。

今回は、私が最近みた映画の中で、職業観、リーダー像について深く感銘を受けたドラマについてお話ししたいと思います。

ご紹介したいのは『LEADERS』という題名の、現在のトヨタ自動車株式会社の創業期を描いたドラマです。

トヨタ自動車株式会社は、日本の近代化を支えた織機の製作を手掛けていた株式会社豊田自動織機製作所において、自動車の生産に乗り出したところから始まりました。

今なお技術開発に意欲的に取り組みながら、 地球環境への配慮、人材育成、復興支援など多様な面でSDGsに貢献している企業です。

ドラマでは、愛知佐一郎(豊田喜一郎氏がモデル)社長が、当時は欧米諸国に大きな遅れをとっていた自動車開発にチャレンジする経緯を、克明に映し出しています。

数多くの技術的なチャレンジに直面し、変化する世界情勢の荒波に揉まれながらも、戦後日本の自動車産業を支えるまでに発展する過程には、 現代まで受け継がれた大変多くの人の想いが込められているのを感じました。

このドラマの中で特に深く印象に残っているポイントが3点あります。

1つ目は、どのような状況にあってもビジョンを描き続けることの大切さ。

佐一郎が自動車開発に取り組み始めた頃は、欧米諸国と比べて技術力で大きく遅れをとっており、エンジン一つどのように作られているかの手掛かりもない状況でした。

開発の過程で何度も失敗し挫けそうになる瞬間でも、何とか安全に走れる自動車をつくろうと社員一丸となって力を合わせてこられたのは、 社長である佐一郎が、国産自動車の製造・販売で日本を豊かな国にするというビジョンを示し続けたからです。

今はまだ目に見えないものを描き、伝え続けることが社長の大切な仕事だと感じました。

2つ目は、ビジョンの実現において仲間の存在が大きな力になるということ。

人間一人ができることには限界がありますが、人が集まり力を合わせて、お互いの得意分野を掛け合わせることで大きな力を発揮します。

それは技術的な課題を乗り越えるという意味においてももちろん、 精神面で試される場面において突破する力をももたらします。

佐一郎が技術的な課題と同時に、様々な関係者からの多くのプレッシャーを抱えながらも進み続けることができたのは、

ビジョンの実現が自分自身のやりたいことでもあり、また仲間と共有するものだからだと思います。

そして困難な時に各人の目先の利害を主張するだけではなく、 本当は何を目指していたのか、初心に立ち返って目的を見つめ直すことを、佐一郎も社員も大切にしてきたことが大きな結束力を生み出したのだと感じました。

3つ目は、困難な状況において決断する経営者としての覚悟。

国産自動車産業を発展させ、日本国民の生活を豊かにするという佐一郎のビジョンは、 太平洋戦争、戦後の混乱期において、現代では考えられないような多くの困難に直面します。

会社の存亡、ひいてはビジョンの実現が佐一郎自身の決断にかかっている状況の中で、 自分自身の立場に固執せず、会社が自動車製造・販売を継続することでビジョンを実現することを第一優先に置く決断には、 経営者としての人格をかけた、ただならぬ覚悟を感じました。

佐一郎のようなリーダーの存在が、ビジョンに共感し協力しあう仲間を引き寄せ、 一体となって全力で取り組みビジョンを実現する過程は、深く心を動かすものがありました。

現在のトヨタが技術開発に積極的に取り組むと同時に、SDGsなど社会活動に貢献しているあり方は、 トヨタの理念が創業当初から今なお変わらず生き続けていることを表していると思います。

一年の始まりのこの時期に、日本を代表する自動車会社の創業の歴史に想いを馳せながら、 みなさんご自身の人生の目的、目標を見つめ直すきっかけになれば大変幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

参考