株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、医療業界における様々なSDGsの取り組みについてお話ししました。
私たちの健康に携わる医療業界においても、自然保護や働き方、防災等の様々な観点でSDGsの取り組みが行われるようになりました。
今回は、私たちの健康的な生活と大きく関連する食の分野のSDGsについて、お話ししたいと思います。
以前の記事で、地産地消の取り組みや、和食文化がSDGsに貢献することについてご紹介しました。
https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/c80f1ed77bf6801b8d940470e02b21f7
https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/d153badf13d64896241e97a5fd7bb9a2
日本の人口1人あたりのフードマイレージ(食料の輸送量に輸送量を乗じた指標)は、諸外国に比べて高いと言われています。
また食料自給率はカロリーベースで38%となっており、6割を海外からの輸入に頼っているのが現状です。
大量の食料を長距離輸送すると、CO2排出などの負荷が増大するため、
地産地消に取り組むことは自然の保護につながります。
地産地消以外では、旬の食材を食べる「旬産旬消」も、日常の食生活からSDGsに貢献できることの一つです。
旬の食材は、自然の中で普通に育った野菜や果物、魚介類のため、生産・輸送・保存にかかるエネルギー消費を低く抑えることができます。
また、旬の野菜はおいしくて栄養価も高いという特徴もあります。
日本では古来、旬の食材で季節の変化を楽しむ和食文化が育まれてきました。
地産地消、旬産旬消は食文化の豊かさを守ることはもちろん、
地球を守っていくこと、
世界各国の異常気象や社会経済情勢による食料輸入の減少から生じるリスクを減らすことにもつながります。
現代では食文化が多様化し食の楽しみ方が広がった一方で、
自然破壊の問題や、食料を輸入に頼ることによるリスクも増大しました。
地域の旬の食材を選択することで、将来に渡って豊かな食文化を安心して楽しめるようにすることは、身近なところからできるSDGsの取り組みですね。
今後もサスティナブルなライフスタイルに関する情報を発信してまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考
https://www.env.go.jp/content/900442196.pdf