株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、10月9日の「スポーツの日」にちなんで、スポーツとSDGsの関係や近年の取り組みについてご紹介しました。
スポーツを通じたSDGsの取り組みが官民で進み、パリ五輪では「使い捨てプラスチックのない大会」を市長が宣言しているのは意義深いことですね。
2025年には大阪・関西万博が開催されることになっています。
そのプレイベントでの食品ロスに関する取り組みについてご紹介したいと思います。
10月28日、29日に開催される「咲洲こどもEXPO2023」は、大阪・関西万博に向けた機運醸成のため行われる「咲洲プレ万博」の公式プログラムとして開催。
文化・環境・教育・ロボット・医療・スポーツなど多様な分野の「人・モノ・知恵・技術」を、イベントやワークショップにしたもので構成されており、
こどもたちの可能性を広げるチャレンジや、好奇心の刺激になるもの、より良い未来社会を想像する内容を提供する、というのがコンセプトです。
その中でロスゼロが出店し、食品ロスの問題からSDGsについて考える機会を設けています。
ロスゼロは、食品加工メーカーの規格外品や製造余剰品を生活者につなげるプラットフォーム。
収益の一部を途上国の教育支援にあてる取り組みも行っています。
「咲洲こどもEXPO2023」のロスゼロのブースでは、食品ロス予備軍となった食品を少しお得に販売する予定だそう。
その際、食品と共に「ロスになった理由」を明記し、消費者に丁寧に説明するとのことです。
また、子供向けに楽しく食品ロス削減について学べるクイズラリーも行われる予定で、楽しくおいしく食品ロス問題について知ることができる取り組みになっています。
農林水産省の推計では、毎年日本において、まだ食べられるのに捨てられている食糧が約643万トン発生しており、これは世界の食糧支援量の約2倍に相当するもの。
食糧生産には多くの水や土地を必要とし、生産から消費に至る過程での食品のロスは、農家の収入損失やCO2排出量の増加、自然破壊につながっています。
食品ロスを削減することは、「つくる責任 つかう責任」「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」「気候変動に具体的な対策を」「陸の豊かさも守ろう」などのSDGsの目標達成において重要です。
「咲洲こどもEXPO2023」は、「SDGs達成への貢献」を目的の一つとしている2025年の大阪・関西万博のプレイベントであり、
そこで食品ロス問題からSDGsについて考える機会を提供しているのは、大きな意義があることと言えるでしょう。
当社の経営理念においても、日常生活における消費選択を変えていくことで、サスティナブルな社会の実現に貢献していくことを大切にしています。
今後ともSDGsに関連する様々な情報を発信してまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000059829.html
https://www.expo2025.or.jp/
https://losszero.co.jp/about/
https://losszero.jp/blogs/column/col_046