株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】スポーツを通じたSDGsへの取り組みー私たちの健康も地球もサスティナブルな社会に向けて

2023-09-28 08:47:24 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、1923年の関東大震災から100年の節目に開催された「ぼうさいこくたい」についてご紹介しました。

防災はSDGsの重要な目標の一つであり、個人から官民まで様々な対策を組み合わせることで効果を発揮することを学びました。

来る10月9日は「スポーツの日」の祝日です。

元々は「体育の日」という名称で、10月10日だったこの祝日は、
1961年に制定されたスポーツ振興法において10月の第1土曜日が「スポーツの日」とされていたこと、1964年10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたことから制定されました。

その後、10月第2土曜日を祝日とする法改正、名称を「スポーツの日」とする法改正があり現在に至ります。

「スポーツの日」の趣旨は、「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」というもの。

スポーツを楽しむことを通じて、単に健康促進というだけでなく、他者尊重の精神といった社会的な側面も大切にしていることが伺えます。

スポーツを通じて様々な社会的価値を実現しようという動きは、近年世界的に見られるようになってきました。

持続可能な開発のための2030アジェンダ宣言」においても下記の記載があり、スポーツがSDGs達成の重要な鍵になると認識されています。

「スポーツもまた、持続可能な開発における重要な鍵となるものである。我々は、スポーツが寛容性と尊厳を促進することによる、開発および平和への寄与、また、健康、教育、社会包摂的目標への貢献と同様、女性や若者、個人やコミュニティの能力強化に寄与することを認識する。」
(「持続可能な開発のための2030アジェンダ宣言」より)

このようなスポーツを通じたSDGs達成に向けて、官民で様々な取り組みが行われており、SDGsの目標「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任 つかう責任」「海の豊かさを守ろう」などの達成に貢献しています。

adidasでは、自然保護団体の「Parley for the Oceans」と共に、スポーツウェアの原料に海洋プラスチック廃棄物を使用する取り組みを行っていることは、以前の記事でもご紹介した通りです。

(参考記事)
https://blog.goo.ne.jp/an-blog/e/ee49203c3b8b7b8acf8c8ecc36f96434

また、「Run for the Oceans」では、海岸の清掃や、海洋プラスチック問題などについての認識を高めるために、ランナーと共に寄付を募るという活動も行っています。

スポーツの国際大会におけるSDGsの取り組みも進んできています。

2024年に開催予定のパリ五輪では、「使い捨てプラスチックのない大会にする」とイダルゴ市長が宣言しました。

競技会場にペットボトルを持ち込むことを禁止したり、
マラソン選手の給水所のカップを再利用可能なものにしたりすることを検討しているそうです。

このように、スポーツを通じたSDGsの取り組みは様々なものがありますが、
私たちの日常生活に置き換えると、地球に配慮したプロダクトを選択したり、資源の再利用をしたりすることで貢献できることはたくさんありますね。

当社の経営においては、日常における消費選択をサスティナブルなものにすることの提案を通じて、SDGsの達成に貢献することを大切にしています。

今後ともサスティナブルな社会の実現につながる情報発信に努めてまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou/kaku.html#sports
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/18389/
https://shop.adidas.jp/blog/article/2022051303/
https://eleminist.com/article/2708


【株式会社AN】関東大震災の教訓を活かし、災害に強いサスティナブルな社会を実現ー「ぼうさいこくたい」の取り組みについて

2023-09-16 17:58:15 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、9月1日の「防災の日」に関連して、防災とSDGsの関連などについてお話ししました。

今年の防災の日は、1923年9月1日に起こった関東大震災から100年の節目となる日でした。

関東大震災では、東京で大火災が起こったほか、震源地に近い神奈川県を中心として、強震、津波、土砂崩れ、火災、液状化など様々な被害が各地に広がりました。

一方で災害救護にあたって、住民同士の助け合いや、海外を含む遠隔地からの義援金や物資、さらに医師、看護士、建築技術士の派遣などの支援が大きな役割を果たした時でもありました。

このような関東大震災の教訓を次世代につないでいくイベントが、9月17日から18日にかけて横浜で開催されます。

そのイベントは、今年で8回目の開催となる「ぼうさいこくたい」。

2015年3月に開催された「第3回国連防災世界会議」において「仙台防災枠組 2015−2030」が採択され、自助・共助の重要性が共通認識とされたことから、各界の有識者から成る防災推進国民会議が発足しました。

これを機に、国民の防災意識をさらに向上すべく、内閣府、防災推進協議会とともに2016年に第1回ぼうさいこくたいを開催したのが始まりです。

今回のぼうさいこくたいは、関東大震災から100年の節目にあわせて、震源地となった神奈川県で開催されます。

防災に関する活動を行っている官民の様々な団体が一同に会して、トークセッション、体験型のワークショップ、屋外展示などの様々なプログラムを通して、防災に関する取り組み・知見を発信します。

プログラムは日常生活における対策から学校における防災教育、事業継続などの企業防災、ダイバーシティへの配慮、先端技術を活かした災害共助の取り組みなど、
子供から大人、企業、自治体、専門家まで幅広い層にとって実践的な内容です。

災害対策はSDGsの目標とも大きく関連し、サスティナブルな社会の実現に欠かせないもの。

一人一人が意識を高め、産学官が連携して自助、共助、公助を組み合わせて対応していくことが重要であるというメッセージが発信されています。

当社も引き続き、SDGsと関連する様々な情報発信に努めてまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://bosai-kokutai.jp/2023/about/
https://www.jrc.or.jp/webmuseum/column/kantou-100th/


【株式会社AN】「防災の日」を機に考えるーSDGsとも関連する防災の様々な取り組みについて

2023-09-03 19:29:59 | 日記

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は、観光業と農業が連携したアグリツーリズムの取り組みについてお話ししました。

今回は9月1日の「防災の日」に関連して、防災とSDGsの関連や、防災に関する取り組みについてご紹介したいと思います。

災害対策はSDGsの目標「11,住み続けられるまちづくりを」「13,気候変動に具体的な対策を」「17,パートナーシップで目標を達成しよう」と深い関係があることは、以前の記事でもご紹介した通りです。

https://www.tumblr.com/an-ceo-blog/693646308474601472/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEansdgs%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E9%98%B2%E7%81%BD%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8?source=share

 

近年、日本でも豪雨や地震など大規模な災害が相次ぎ、防災に取り組むことがますます重要になってきました。

防災は予測、予防、対応の3段階で考えることができます。

各段階の対策に取り組み、被害があったとしてもできるだけ速やかに回復できるレジリエンスを高めることが重要とされていますが、
そのためには私たち一人一人の災害への備えと、企業や公的機関などによる防災の取り組みどちらも求められます。

個人でできる災害対策としては、家具の固定や出入り口の確保など家の中の安全の確保、飲料水・食料の備蓄は、私たちの命を守る重要な対策です。

避難場所の確認、安否の連絡方法を決めておくことも、いざ緊急事態が発生したときの速やかな対応につながります。

また近年は企業防災の取り組みも広がってきています。

働く人の生活を守り、事業を継続していける体制を整えることは、長期的にみて私たちの生活の再建、社会経済活動の回復につながる重要なものです。

企業防災の取り組みとしては、災害発生時のマニュアルの策定、防災訓練、防災備蓄品の整備などが行われています。

また、緊急時に事業を継続するという観点で事業継続計画(BCP)の策定も有効な対策です。

BCPは顧客や従業員の安否確認、緊急時の意思決定ルールの作成、仕入れの確保から、システムのバックアップなど多岐に渡ります。

以上、個人でできる災害対策や、企業防災の取り組みについてお話ししました。

災害に強い社会をつくることは、私たち自身の命を守ることにつながるのはもちろん、
社会経済活動の発展を通じて長期的に私たちの暮らしを守るという意味で、SDGsとも大いに関連する重要性があります。

防災の日をきっかけに、みなさんの防災の取り組みを再確認するきっかけになれば幸いです。

これからも当社の理念に基づき、SDGsにつながる様々な情報発信に努めてまいります。

引き続きよろしくお願いします。

 

参考
https://benesse.jp/sdgs/article16.html
https://www.pasona-pbs.co.jp/column/bcp/disaster-prevention-company.html