株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は、当社の飲食店BISTRO CHURAのメンバーと沖縄研修旅行に行ったことについてお話ししました。
現地で様々な飲食店を回る中で、沖縄の食文化を実体験をもって学べたことは大きな収穫でした。
沖縄の方々が大切にしている食文化に、「医食同源」の考え方があります。
これは日常の食事で病気の治療や予防をし、健康を保つという考え方です。
栄養バランスのよい食事で、「クスイムン(薬になるもの)」や「ヌチグスイ(命の薬)」とも呼ばれるそう。
沖縄は長寿の方が多いというのも頷けますね。
実際に沖縄でいただいた食事からも、医食同源の考え方や、
食材を無駄なく活かしきったり、サスティナブルなあり方を大切にしていることを感じる場面がありました。
例えば、研修で訪れた海ぶどう農園では、自然に近い環境で育つよう工夫されていることや、
商品として出荷されない部分は母藻として再度利用されていることは、前回の記事でもお話ししたところです。
また海ぶどうは豊富な栄養価を含んでおり、ヨーロッパではスーパーフードとも言われているそう。
沖縄料理の定番の食材の魅力を知り、大変学びになりました。
別の飲食店では豚の中身汁をいただく機会がありました。
豚の内臓を用いて、食材の自然な味をいかしたシンプルな料理で、さっぱりとした優しい味わいが印象的でした。
沖縄では「豚は鳴き声以外全て食す」という言葉もあり、食材を余すところなく用いていることがわかります。
沖縄料理は自然を尊重し、健康によい食事をとることを大切にしたサスティナブルなものであることを体感しました。
今後も当社の経営理念に則り、飲食店を通じてサスティナブルなあり方を提案してまいります。
引き続きよろしくお願いします。