株式会社ANの社長ブログ

株式会社AN社長向山かおりです。ナチュラルワイン×沖縄料理飲食店を経営。経営や社会課題に関する情報を発信します。

【株式会社AN】ウェルビーイングな社会に向けて—国際女性の日からジェンダー平等を考える

2023-03-08 17:11:04 | 日記
 

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

前回は「NEW ENERGY(ニューエナジー)」というクリエイションコミュニティの祭典について、SDGsやコラボレートの観点からお話しました。

様々な企業、団体、クリエイターや専門学校などが一堂に会して、いかにSDGsへの貢献やエシカルなライフスタイルに取り組めるかを考えられる機会はとても貴重ですね。

今回は、3月8日の国際女性の日にちなんで、ウェルビーイングの観点から女性の社会参画について書いていきます。

国際女性の日は、国際婦人年に当たる1975年に国連によって制定されました。

現在では、女性の権利と政治的、経済的分野への参加に対する支援を盛り立て、認識する日として国際的に取り組まれています。

別名ミモザの日とも呼ばれるのは、イタリアで、女性への敬意を表してミモザの花を贈っているのが由来だそうです。

日本ではそれほど浸透していない記念日ですが、他にも、各国でバラ、カーネーション、チューリップなどを贈ったり、花に限らず、身近な女性に感謝を込めてプレゼントしたりといった風習があり、ドイツのベルリンでは、この日は祝日にも制定されています。

SDGsの目標「5.ジェンダー平等を実現しよう」においても掲げられている、国際的な規範でもある男女共同参画。 女性の社会進出は、発展途上国も含め世界中で大きく進展しています。

ニュージーランドにおいて、37歳で就任したジャシンダ・アーダーン元首相は、世界で初めて在任中に産休を取った首相でもあります。 また、34歳という世界最年少の若さで就任したフィンランドのサンナ・マリン元首脳も、パートナーと6ヶ月ずつ育児休業を取り、公務と育児を両立したことで注目を集めました。

モルドバのマイア・サンドゥ大統領、ウガンダのロビナ・ナッバンジャ首脳、リトアニアのイングリダ・シモニーテ首脳を始め、次々と女性のリーダーたちが誕生しています。

一方で、日本は諸外国と比べて男女間の格差が大きいと指摘されています。

国会議員のうち女性が半分を占める国もある中、日本の女性議員は10%未満。 国会に限らず、企業においても同様で、2022年の日本の「ジェンダーギャップ指数」は146カ国中116 位と、世界経済フォーラム(WEF)により公表されています。

帝国データバンクの2022年8月の報告でも、「自社における管理職に占める女性の割合は平均 9.4% となり、過去最高を更新も依然として低水準が続いている」とされ、日本におけるジェンダー主流化の課題は多そうです。

男性も女性も関係なく、活き活きと仕事をし、充実感や自己実現、生活の豊かさに繋がる社会になるといいですね。

ウェルビーイングとは、肉体的・精神的・社会的な幸福を指します。

例えば企業においては、個性を尊重し、より多様な方が参画することによって、結果的に業績向上、離職率の低下、優秀な人材の確保や安定、そしてパフォーマンス向上にも寄与するとされています。

ウェルビーイングな社会は、男性も女性もかかわらず、多様性を認め、自分らしく、一人一人が満足度の高い生活が送れるようになることによって実現するのではないでしょうか。

私自身も、女性経営者の1人として、女性の社会参画や地位向上について気づいたことを、今後も発信していきます。

引き続きよろしくお願いします。