株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回の記事では、お米をアップサイクルした紙作りからSDGsに貢献する、株式会社ペーパルの取り組みについてご紹介しました。
食べられなくなったお米を製紙に活用することで、フードロスの削減や子供の貧困問題の解決を目指す素敵な取り組みですね。
11月下旬のこの時期には、「ブラックフライデー」に合わせて多くのお店で安売りセールが行われているのを見たことがある方も多いと思います。
アメリカでは11月の第4木曜日が感謝祭の祝日ですが、1960年代からその翌日の金曜日を「ブラックフライデー」と呼ぶようになり、近年では様々な国で大規模なセールが行われるようになりました。
小売業が一年で最も売上をあげる日とも言われるこのブラックフライデーに対抗して、「グリーンフライデー」がヨーロッパを中心に広がってきており、
今回はこのグリーンフライデーの取り組みについてご紹介したいと思います。
グリーンフライデーは、フランスの電化製品リサイクル企業envieの呼びかけが発端で始まった、サスティナブルな消費を啓発する目的の取り組み。
ブラックフライデーの大規模な安売りが過剰な消費行動を助長しているという問題意識から、グリーンフライデーの取り組みが近年ヨーロッパを中心に広がってきています。
日本でもブラックフライデーのセールが見られる一方で、グリーンフライデーに合わせてサスティナブルな消費について考える取り組みが見られるようになってきました。
この取り組みに参画している事業者の一つにあげられるのが、シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォームの「タスカジ」を運営する株式会社タスカジ。
シェアエコ協会とシェアサービス事業者16社が連携した「シェアエコグリーンフライデー」の取り組みにタスカジも参画しており、サスティナブルな消費のあり方について発信しています。
タスカジが行っているサスティナブルな取り組みは、家庭内の食品ロスの削減。
外食・中食産業における食品ロスの問題も指摘されている一方で、
日本では年間の食品ロス量522万トンのうち47%が家庭内から生じており、身近なところから食品ロスを減らすためにできることも多くあります。
タスカジの家事代行業務では、冷蔵庫の余り野菜や賞味期限間近の食材を使った調理を行ったり、
野菜の芯など捨ててしまいがちな箇所の活用、食品・調味料などのアレンジ、食材の保存方法など、食材を余さず美味しく活用する知見を活かしたりすることで、家庭にある食材を効率よく食べられるようにしています。
タスカジの公式SNSではこのような知見を活かして、食品ロス削減につながるアレンジメニューや食材保存術などを不定期で発信しており、
家庭内で食材を効率よく使うための実践方法を知ることができるのも嬉しい点ですね。
家事代行というリソースのシェアの取り組みが、家庭での食事という身近な場面におけるSDGsにつながっている素敵な取り組みだと感じました。
今後ともサスティナブルなライフスタイルに関する様々な情報を発信してまいります。
引き続きよろしくお願いします。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000020281.html
https://ideasforgood.jp/glossary/greenfriday/