株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
先日の投稿で、昨月開催した「20代女性向けライフプランセミナー」についてお話した際、 将来の生活を具体的に考えて必要な準備をすること、 労働資本、金融資本、社会資本の3つの資本の観点から、人生をより豊かなものにしていくことについてお話しました。
今回は、この3つの資本の中でも特に金融資本について取り上げたいと思います。
以前お話しました通り、金融資本とはお金のことで、株や債券、不動産収入などの資産も含むものです。
お金のことというと、「今の生活で特に困っていないから」と必要性を感じないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、個人が経済的に自立し、精神的にも自由な人生を生きる上で、金融資本を築いていくことは大切です。
私自身オーガニックショップとヘアサロンを経営する中で、事業に投資するお金を集めることが経営者として大事な仕事になっています。
ただ、特段起業を考えていないという方でも、経済的・精神的に自立し、将来に渡って豊かな生活を築いていくためには、お金の自己管理をきちんと行い、金融資本を築くことが欠かせません。
そして、そのために今のうちにできることはあります。
私自身起業をする前から、個人の生活において以下のことを行ってきました。
・家計簿をつけて、日頃どのようなことにお金を使っているか把握する ・生活費の支払い用の口座と、貯金用の口座を分ける ・いつどのような支払いが発生するか、3か月先まで見越して計画を立てる
上記のようなことを実践しているという方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
シンプルなことですが、私自身これらの実践を継続してきたことで個人のお金の管理ができるようになりました。
さらには起業して経営者としてより大きなお金を動かすようになった時にも、この習慣が活きてきたと実感しています。
自分のお金の収支の現状を把握し、自分の生活をやりくりする力をつけること、 将来発生する支出を見越して、今必要な行動を考えることは、金融資本を築いていく上で大切であり、 お金の面でも生活面でも自己管理能力を高めることにつながります。
年金や退職金が減少している現代において、将来に渡って豊かな生活を築いていくには、老後の生活資金を予め準備しておいて損はありません。
そして、結婚・出産・子育て・介護などのライフイベントを安心して迎えられるようにするためにも、予め備えておくことが大切です。
女性は特に、こうしたライフイベントがあった際に一度社会とのつながりが切れることが多いのが現状。
そのような影響を最小限に抑えるためにも備えは重要です。
起業を志す方はもちろん、個人の生活を少しでも豊かなものにしたいと望む方が、今からでも実践できることが先ほどご紹介した内容です。
一年を締めくくり、新たな年を迎えるこの時期に、みなさんにとって少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
これからも、みなさんの生活に身近なところから社会課題に関する情報を発信していきます。
引き続きよろしくお願いします。