定例会でした

アンジェリークの黒子です


昨日はヘアエピテーゼ協会の定例会がありました。


関東各地にいる再現美容師が集まり意見交換や情報共有などしたりします


「もっとこうしたほうがナチュラル」「こういう時はこうして」など
メンバーから沢山の話を共有します。

ここのところご依頼が増えて多くののウィッグを作らせてもらっているので
自分が経験したことも沢山お話させていただきました。



昨日はウィッグの話だけでなく、抗がん剤の副作用による爪の話なども勉強しました。


そして私も付けまつげのレッスンをさせてもらいました




ほとんどの患者様は初めて付けまつげをつける方が多いです。
なので、どんな物を選んだらいいのか。素材やまつげのタイプ。
つける時のポイントなどをメンバーにアドバイス



付けまつげはアンジェリークでも普段レッスンやってますので気になる方は
気軽に相談して下さい



色々な話を聞き、より良いウィッグを作れるようになりたい！！
そう改めて感じた１日になりました

かけがいのないもの守れたら

かつらの学校の認定試験があり審査員として参加いたしました



自分も５年前の卒業でした　ここが原点です

最近もこんなことがありました

他社メーカーさんのウイッグが気に入らずご相談にいらしてくれたKさまは

幼稚園のご長女とまだおんぶひもで抱っこされた赤ちゃんのママさんです

カットだけの予定でしたが　思ったよりお使いのウイッグの様子が悪く

エピテーゼを３つほどご試着しましたが表情がさえません


Kさま　「３０万もする一流メーカでも合わないのに不安になってきました。」

小さいお子様を抱えたKさま　表情から痛いほど感じます。


前日　展示会に持って行ったウイッグが１つ車に入れっぱなしなのを思い出しました

日曜の美容室　ご試着だけでもすでに１時間近くかかっています

でも何とかちゃんとしたウイッグ作って差し上げたい

１０分待ってもらい自転車を飛ばし何とかご用意できました


きの　　　「これならK様に自信を持ってお勧めできます　ただ本当にこれでいいと思ったら
　　　　　　カットさせてください」

Kさま　 　「確かに一番フィットしている感じがします。旦那さんが納得してくれたら
　　　　　　お願いしようと思います

旦那様からもようやくOKがでました

その後赤ちゃんがぐずるので旦那様は席をはずしました


カットが始まりました

ただ表情はかたいままです

Kさまに似合う段を入れ　前髪を作り　フェイスラインをぼかしていきます

少しずつKさまの表情が柔らかくなるのを感じました

Kさま　　 「なんか不思議ですね　自分の髪をカットされている
　　　　　　　気分になってきました」

きの　　　「メールを頂いた時点から何とかしたいと思っていました
　　　　　　普通で考えたら３０万円もする大手メーカーのウイッグ
　　　　　　と　うちの１２万のウイッグでは３０万の方が素晴らしいと
　　　　　　思うのがふつうかもしれません。
　　　　　　
Kさま　　 「私もそうなのでは・・・って思ってました」

きの　　　「自分たちは大手ではありません。ベースになるウイッグも
　　　　　　いいものがなければおすすめはしません。　　　　　　
　　　　　　カットも穴が空くほどお顔を見つめて似合わせるように
　　　　　　今できることをすべてやります
　　　　　　１００％ではないかもしれないけれどそれに近ずける
　　　　　　努力はいつでもするつもりです」


何とかしたい・・・自分自身も胸が高鳴りました

Kさま　　　「今迄のこと思い出して・・思いは伝わりました」

Kさまは涙が止まらなくなってしまいました

Kさまのただならぬ雰囲気を感じて

まだ幼稚園の年少さんの女の子も

「ママどうしたの　寂しくなっちゃったのパパに会いたくなっちゃったの・・？」

心配そうに声をかけます

小さな赤ちゃんんを抱えて　年少さんの女の子まで

支えていかなくてはいけない母親としてのKさま

旦那様にも脱毛した姿を見せていないと言います

Kさまが抱え込んでいたいろんな気持ちを考えたら・・・

少しだけ緊張の糸が切れたのかもしれません


Kさまは６か月間ウイッグはこんなものかなって考えていたそうです

普通だったらママ友と娘さんが帰ってくるってくるのを待って

何気ない時間だけど楽しい時間だったなはずです

そんな光景が目に浮かびます


かけがえのないものを守れたら

そして胸を張って幼稚園に・・・

必ずそこまでサポートさせてください


印象に残る制作になりました。また原点に戻れたと思います

Kさまありがとうございました

定例会でした

ヘアエピテーゼ協会　定例会　

今年から本部から独立して東日本支部で開催することになりました



人数も毎年増え医療用かつらを取り扱ってみたい方が増えているようです

情報を共有し日々進化しています


あっという間に４年が経ちました

今までお会いしたたくさんの患者さま

自分にとっては人生で一番濃い４年間だったかもしれません


「本当に患者さまと　接していくことって出来るようになるんですか」


これからの方は本当にそうですよね　心配なはずです


自分もお一人目の患者さまは忘れることはできません


おひとり目の患者さまは車でいらっしゃいました

駐車場をご案内しようとすると　中に患者さま　

なんと管がつながっている患者さまです

その時は点滴だと思いました（多分ドレーンだと思います）


その時点で頭はパニックになり　これはおおごとだと

更に車に乗り込み　駐車場を案内

普段は絶対しません・・・パニックです


正直何が何だかわからず初めてのウイッグをカットした記憶は一生忘れないと思います


４年経って確かに感謝の言葉たくさん頂けるようになったとは思います

ただ昨日　生徒さんに教えながら　最初の患者さまの場面が何度もよぎりました

何ででしょう　　ブログを書きながらあらためて感じています


あらためて　　「お役にたちたい　サポートしていきたい」そんな一日になりました

何ででしょう　すると　　今日たくさんのご試着　ご依頼のお電話を頂きました


偶然でしょうか？？？　テレパシーが通じたのでしょうか？？？

不思議です　やっぱり神様見てるのでしょうか

バカラのクリスマスツリー きれいでした

ウイッグは脱毛を補うものですので脱毛時のお悩みは

いくら病院でお伝えされているとはしても心配で仕方ない様子です

先日もこんなことがありました

海外で病気が見つかりお子様と先に帰国し治療を始めたOさま

あまりに脱毛がひどいのでバリカンを入れてウイッグを再調整してほしい

との電話を頂きました。

きの　　「抜け毛がひどくこれではストレスになりますね。」

Oさま　 「そうなんです　昨日は海外にいる夫にまでメールしてしまいました
　　　　　　明日バリカン入れてもらうからって」

きの　　「なんて言ってました」

Oさま　 「頑張れ　日本にいるなら俺がバリカン入れてあげたいところだなんて・・・」

きの　　「なんかいい旦那さんですね　何となくイメージが浮かんじゃいます」


再現美容師にとってバリカンを入れると言う事はいつも思う事ですけど

Oさまにはこのウイッグが明日から必要になるんだな・・

いいウイッグ作りたい　

何年たっても熱くなる思いがこみ上げてきます



先日エピテーゼ協会主催の　「かつらの学校」修了式がありました

筆記とフィッテイングのテストをして合格になります

自分ももう４年ほどたったと思うと時間って早いなと改めて感じます

「患者さまのウイッグなど作ることが出来るようにになるのでしょうか」

生徒さんからたくさんの質問を受けます


自分は生徒さんに「患者さまが全て教えてくれます」必ず言います

今日の様にだんな様の素敵な言葉をもらったり

まだまだ新鮮な発見がたくさんあります


患者さまは病気を経験され人生を一歩先に学んだ方たちです

がんという病気を経験していない自分にとって

分からないから聴きたいきたい

分からないから学びたい

頭で考えるより

心でそしてハートで感じるもの

生徒さんにはそんな話をお伝えするのですが

うまく伝わっているか分かりません感じるものです


４年間いつでも一番いちばん大切にしてきた事

生徒さんお話しして自分自身も感じてしまいました

いろんな事を思い出しました





恵比寿ガーデンプレースでの修了式を終え降りると

４年前に見たやはり「バカラのクリスマスツリー」

このツリーを見るたび初心に戻るような気がします

今年もきれいでした

ハートがつながるように

２月に一度の定例会

今年は恵比寿に場所を移しました。ガーデンプレースタワー　素晴らしいです


たくさんの患者さまに自分は恵まれました

そして再現美容のスタイルを作ってくれたヘアエピテーゼ協会にはいつも感謝しております

そして自分のできる事

現在は東日本の支部長として会員さんに患者さまとの接し方や体験談などををお話ししています




抗がん剤で脱毛～そして自毛デビューまでの一年

患者さまは人生でも一番激動の一年になります

本当に微力ながら寄り添って髪の事不安を安心に変えていけたら

定例会でお話ししながら改めていろんな患者さまを思い出していました

いつも３０分ほどお話ししますので

自分を見つめ直すいい機会になります



それ以外にも協会の広報を担当してくれている理事長の奥様には

ご自身も病気を経験されているので　いつも患者さまの目線で

いろんな事を教えてもらっています


協会のホームページで昨日の定例会の話をブログに書いてくれました


http://epit.blog48.fc2.com/

とっても素敵に描かれています　ぜひご覧になってください　感謝です


あらためてに伝えていかなきゃと思いました　

ハートが全国につながるように

エピテーゼ協会 合宿

エピテーゼ協会は関東、関西で別れております

２年ぶりの合宿で久しぶりに東西のメンバーが集まりました

今回は箱根での合宿となりました

まだ紅葉には早いですが平日にもかかわらず人が多いです

今回の内容としては

患者さまの対応

サロンの準備

ウイッグ製作の注意点

ブログなどの写真の取りかたなど



　


自分の制作したウイックで写真撮りしてみました



少し良く写っているでしょうか　難しいものです


２日間の合宿いい勉強になりました

泊まりでメンバーとお話しできると言う事はやっぱり自分を見つめ直す

いいきっかけとなります

今まで以上に患者さまにいいものをご提供できる気がしてきました

少しずつ良くしていきたいと思います
　

ヘアエピテーゼ協会 東日本定例会

２カ月に一度の定例会　

東日本では　東京　千葉　埼玉　栃木　群馬

加盟店さんが集まってミーティングをします

普段　美容師さんとして　医療用かつらを扱う　再現美容師としてみなさんご多忙

の中　集まって　情報交換や意見交換などして

今年４月から　自分が代表を務めております

みなさんいろんな環境で美容師として生活しており、いろいろな立場があります。

ただ患者さまの気持ちに寄り添う　再現美容師には　普通の美容師さん以上に

しっかりしたものが求められます。

自分も協会に入り多くの患者さまと接する事が出来ました

そこで患者さまからたくさんの事を教えていただきました

そこで得た情報や気持ちをみなさんにお伝えしています

かつらメーカーとの違い

自分たちはＮＰＯとして販売する事より

脱毛から発毛までの約１年間をいかに快適に生活していただけるか

それに伴い美容師が出来る事


抗がん剤が始まり抜けだした髪を気にならないようベリーショートにしたり

途中ウイックが傷んできての調整カット

デビューに向けてウイックを短くしたり

自毛デビューのカットをしたり

全て無料サポートさせていただいています


患者さまが治療に専念できるようにはじめられた「再現美容」の考え

自分たちヘアエピテーゼは　家族や身内　そしてご本人が脱毛を経験した方がほとんどです

自然とそういう発想になります　この無料サポート自分たちしかできないと思います

利益が優先だったら決してこういう考えはでてこないと思います

だからこそこの本当の意味を正しくおつたえする必要があります

今の時点では自分が一番お伝えできるのかなとお引き受けしています


患者さまからこの「再現美容』の考えがどれだけ支持されているか

患者さまも「無料でもこんなにしっかりやってくれるんだ」

しっかり感じ取ってくれるので　本当にいい関係で気持ち良いです

思いはどんどん深くなります




また来年もメンバーは増えそうです　しっかりお伝えしてかなきゃ　

東京 恵比寿での定例会

今年初めてのヘアエピテーゼ協会の定例会



関東で活動しているメンバーが集まった

全員美容師さんだが今日は青森から来た方もいた

少しずつ広がってきっと全国に広がるだろう

「再現美容師」

抗がん剤で脱毛したかたの髪を元あったようにように再現する

たくさんの患者さまを担当させてもらい

本当に患者さま１人１人の思いを感じる

気持ちが通じ合った時の喜び

心と心がつながった時

今までで経験した事のない感覚

言葉では言い表せない

「再現美容師」になってよかったなと心から感じる


今日　理事長から理事に推薦する旨を伝えられた

患者さまの役に立つのならとお引き受けすることにした


今も自分を応援してくれる多くの患者さまの顔が浮かぶ

全てを教えてくれた患者さま　

ウイックの切り方、どうしたら似合うか　患者さまの心情　病気　病院のこと


まだ全国に困っている方がいる

全国に広め、再現美容師を育成するお手伝いをしていく

患者さまに恩返ししたい思いが強い


気持ちは高まっている　やります

ヘアエピテーゼ協会定例会

今年最後の勉強会

全国からメンバーが集まりました

かつらの学校新メンバーの卒業試験


そしてがん経験者のメンバーによる　がん体験談

ほとんど毎日患者さまと接しているので、たくさんの話を聴く

それでも、経験している同じ仲間の話は

すごく心に響き、患者さまの生の声、本当の思いを感じる事が出来た

このような勉強会が２カ月に一回行われている

勉強になる

自分も試験を受けたのは２年前　あっという間だった

いつの間にか増えた仲間に、自分が患者さまに教えてもらった事をお話しする

先輩の役目

これからウイックを扱い始めるのは、チャレンジだが

素晴らしいチャレンジになる　今改めて感じる

患者さまに返せるのはウイックを作り、自髪デビューのお手伝いをする

毎日が発見で新鮮・・・やっぱり感謝です

医療用かつら の学校

今日はヘアエピテーゼ協会「かつらの学校」その後　定例会がありました




人数も増えかつら美容師を目指す人が増えています


現在「ボイス　オブ　ペイシャント」の署名活動をしています

現在５００名の電子署名と手書き署名１０００名と盛り上がってきています


自分も参加したのは２年前でした

父親の姉　おばさんが白血病になり、初めて抗がん剤による脱毛を目にしました

あまりに髪が抜けるので、理容師の母が丸坊主にしたそうです

それでも毛が落ちるみたいな話を聞いた事を覚えています

よくはわかりませんが、抗がん剤を３回やるとの事でした

今考えるとすごい強い薬だったのかもしれません


２回目を終わり、回復し自宅に帰れたことを聞いて安心していました

それが突然の訃報

３回目の抗がん剤の体力がついていかず急変したのでした

もう２年前の事です


かつらの学校卒業前でした　かつらを作ってあげることができませんでした


今だったら最高のかつらを作ってあげれるのに・・・

いつも謙虚で人にやさしく、素晴らしい人でした

「私のはいいから、もったいないから他の人に作ってあげな・・でもありがとう」

そんな声が天国から聞こえるような気がします


そんなきっかけで自分は医療用かつらを作っています

それが天命だと思っています

きっと一生作り続けるでしょう


署名活動が広がって、必要な方が安心して医療用かつらを作れる世の中になればと

思って活動を続けています　







簡単に署名できますのでぜひご協力をお願いします

NHK そして思う

今日はヘアエピテーゼ協会の定例会

その前に　かつらの学校もあり認定試験が行われたらしい

だんだん後輩が増えていく

自分が卒業してもう10人以上の後輩が

社会に必要とされている仕事だから、頑張ってほしいし

自分もこれからなのでより一層頑張りたい


鳥取で頑張っている後輩の横川さんは

乳がん経験者でかつら作りをしている

彼女の書くブログは、勉強になるし、癒される、ランキング上位に入る人気ブログだ

http://blog.goo.ne.jp/b-psycho73/

彼女の生き方が注目を集めNHKに出るらしい





エピテーゼ協会もいろんなメディアに注目されている

過去にも読売新聞、朝日新聞、みのさんの朝ずば　だったりすごいことだと思う


でもかつらを売るだけだったら注目はされていないと思う

自分たちがやっているのは

脱毛から～自髪デビューまで

抗がん剤を使い脱毛し、ウイックを使い、短い毛が生えてきて、元通りになる

この1年から～一年半は、女性にとって本当に苦しい時期だし、心の負担も大きい

ただ髪にたいしてサポートができるのは、自分たち認定を受けた再現美容師だけだと思う

かつらはいい悪いは別にして、買うことはできる。

ただそれだけでは足りない

たくさんのウイッグを作らしてもらい、心の底から感じる


ウイックを作るとき

抗がん剤治療まえだったら、ウイックに長い髪を納めるのにカットが必要だし

抗がん剤治療が始まり、抜けてきたらいつかはほとんどが脱毛してしまう

でもその間、少しずつ減っていく髪を見て、患者さまが、不安ならば、バリカンを

使い短く刈り込んだほうがいいのかもしれない。

それをすべて無料でする

かつらを売るだけでは足りないんです


1つ1つの仕事に感情が入る。決して楽ではない


でも、ふれあった患者さまはみんな自分たち、再現美容師をちゃんと理解してくださり

感謝の言葉をかけてくださる

だからまた頑張ろうと思える

なんかもっとこんな流れが広がればと思う

だからNHKにとりあげられることはありがたい

6月8日１８：００～１９：００（予定）良かったら見てみてください



　

医療用かつら 合宿

所属するヘアエピテーゼ協会の合宿に言ってきました




熱海沖に浮かぶ小さな島「初島」静岡県出身で、以前熱海が大好きで
年間１０回以上行ったこともあるぐらいなのですが、
初島は初めてでした。天気も良し


船でないといけないのと、島全体がリゾートみたいになっていていい感じです

普段、エピテーゼ協会は関東と関西に分かれて活動しているのですが

年に一回の顔合わせです


技術交流
、
ウイックのサイズ調整

カットについて

医療控除について


エピテーゼ協会はまだまだ小さな会ですがちゃんと５カ年計画で動いております

来年は医療用かつらを医療控除の対象になるように行政に働きかけていく

大事な年になるので、皆で意思統一をしてがんばろうという感じで

会議は終わりました。熱海まで来た甲斐がありました