かつらの学校の認定試験があり審査員として参加いたしました
自分も5年前の卒業でした ここが原点です
最近もこんなことがありました
他社メーカーさんのウイッグが気に入らずご相談にいらしてくれたKさまは
幼稚園のご長女とまだおんぶひもで抱っこされた赤ちゃんのママさんです
カットだけの予定でしたが 思ったよりお使いのウイッグの様子が悪く
エピテーゼを3つほどご試着しましたが表情がさえません
Kさま 「30万もする一流メーカでも合わないのに不安になってきました。」
小さいお子様を抱えたKさま 表情から痛いほど感じます。
前日 展示会に持って行ったウイッグが1つ車に入れっぱなしなのを思い出しました
日曜の美容室 ご試着だけでもすでに1時間近くかかっています
でも何とかちゃんとしたウイッグ作って差し上げたい
10分待ってもらい自転車を飛ばし何とかご用意できました
きの 「これならK様に自信を持ってお勧めできます ただ本当にこれでいいと思ったら
カットさせてください」
Kさま 「確かに一番フィットしている感じがします。旦那さんが納得してくれたら
お願いしようと思います
旦那様からもようやくOKがでました
その後赤ちゃんがぐずるので旦那様は席をはずしました
カットが始まりました
ただ表情はかたいままです
Kさまに似合う段を入れ 前髪を作り フェイスラインをぼかしていきます
少しずつKさまの表情が柔らかくなるのを感じました
Kさま 「なんか不思議ですね 自分の髪をカットされている
気分になってきました」
きの 「メールを頂いた時点から何とかしたいと思っていました
普通で考えたら30万円もする大手メーカーのウイッグ
と うちの12万のウイッグでは30万の方が素晴らしいと
思うのがふつうかもしれません。
Kさま 「私もそうなのでは・・・って思ってました」
きの 「自分たちは大手ではありません。ベースになるウイッグも
いいものがなければおすすめはしません。
カットも穴が空くほどお顔を見つめて似合わせるように
今できることをすべてやります
100%ではないかもしれないけれどそれに近ずける
努力はいつでもするつもりです」
何とかしたい・・・自分自身も胸が高鳴りました
Kさま 「今迄のこと思い出して・・思いは伝わりました」
Kさまは涙が止まらなくなってしまいました
Kさまのただならぬ雰囲気を感じて
まだ幼稚園の年少さんの女の子も
「ママどうしたの 寂しくなっちゃったのパパに会いたくなっちゃったの・・?」
心配そうに声をかけます
小さな赤ちゃんんを抱えて 年少さんの女の子まで
支えていかなくてはいけない母親としてのKさま
旦那様にも脱毛した姿を見せていないと言います
Kさまが抱え込んでいたいろんな気持ちを考えたら・・・
少しだけ緊張の糸が切れたのかもしれません
Kさまは6か月間ウイッグはこんなものかなって考えていたそうです
普通だったらママ友と娘さんが帰ってくるってくるのを待って
何気ない時間だけど楽しい時間だったなはずです
そんな光景が目に浮かびます
かけがえのないものを守れたら
そして胸を張って幼稚園に・・・
必ずそこまでサポートさせてください
印象に残る制作になりました。また原点に戻れたと思います
Kさまありがとうございました
自分も5年前の卒業でした ここが原点です
最近もこんなことがありました
他社メーカーさんのウイッグが気に入らずご相談にいらしてくれたKさまは
幼稚園のご長女とまだおんぶひもで抱っこされた赤ちゃんのママさんです
カットだけの予定でしたが 思ったよりお使いのウイッグの様子が悪く
エピテーゼを3つほどご試着しましたが表情がさえません
Kさま 「30万もする一流メーカでも合わないのに不安になってきました。」
小さいお子様を抱えたKさま 表情から痛いほど感じます。
前日 展示会に持って行ったウイッグが1つ車に入れっぱなしなのを思い出しました
日曜の美容室 ご試着だけでもすでに1時間近くかかっています
でも何とかちゃんとしたウイッグ作って差し上げたい
10分待ってもらい自転車を飛ばし何とかご用意できました
きの 「これならK様に自信を持ってお勧めできます ただ本当にこれでいいと思ったら
カットさせてください」
Kさま 「確かに一番フィットしている感じがします。旦那さんが納得してくれたら
お願いしようと思います
旦那様からもようやくOKがでました
その後赤ちゃんがぐずるので旦那様は席をはずしました
カットが始まりました
ただ表情はかたいままです
Kさまに似合う段を入れ 前髪を作り フェイスラインをぼかしていきます
少しずつKさまの表情が柔らかくなるのを感じました
Kさま 「なんか不思議ですね 自分の髪をカットされている
気分になってきました」
きの 「メールを頂いた時点から何とかしたいと思っていました
普通で考えたら30万円もする大手メーカーのウイッグ
と うちの12万のウイッグでは30万の方が素晴らしいと
思うのがふつうかもしれません。
Kさま 「私もそうなのでは・・・って思ってました」
きの 「自分たちは大手ではありません。ベースになるウイッグも
いいものがなければおすすめはしません。
カットも穴が空くほどお顔を見つめて似合わせるように
今できることをすべてやります
100%ではないかもしれないけれどそれに近ずける
努力はいつでもするつもりです」
何とかしたい・・・自分自身も胸が高鳴りました
Kさま 「今迄のこと思い出して・・思いは伝わりました」
Kさまは涙が止まらなくなってしまいました
Kさまのただならぬ雰囲気を感じて
まだ幼稚園の年少さんの女の子も
「ママどうしたの 寂しくなっちゃったのパパに会いたくなっちゃったの・・?」
心配そうに声をかけます
小さな赤ちゃんんを抱えて 年少さんの女の子まで
支えていかなくてはいけない母親としてのKさま
旦那様にも脱毛した姿を見せていないと言います
Kさまが抱え込んでいたいろんな気持ちを考えたら・・・
少しだけ緊張の糸が切れたのかもしれません
Kさまは6か月間ウイッグはこんなものかなって考えていたそうです
普通だったらママ友と娘さんが帰ってくるってくるのを待って
何気ない時間だけど楽しい時間だったなはずです
そんな光景が目に浮かびます
かけがえのないものを守れたら
そして胸を張って幼稚園に・・・
必ずそこまでサポートさせてください
印象に残る制作になりました。また原点に戻れたと思います
Kさまありがとうございました