電子カタログ出来ました

所属するヘアエピテーゼ協会が電子カタログを作ってくれました

http://www.hair-epithese.com/_src/sc772/Catalog.swf

右下にマウスを持ってきてください（ページがめくれます）フラッシュプレイヤー必要





スタッフの中村もたくさん登場していました


毎日患者さまと接しております

そしてたくさんのお話をします

自分は患者ではないので聴く事しかできないし

人それぞれ状況が違うのでわかったふりなどとてもできないと思っております


うちのお店は２階建て

２階が医療用かつらスペースになります

抗がん剤をして間もない方だと階段を登るのもやっとの方が結構いらっしゃいます

でもそんな方こそたくさんのほ話をしてくれるのです

そして帰りには「あーすっきりした」

今まで背負った重い荷物を脱ぎ捨てたように軽やかに階段を下りていきます

「話す」＝「放す」なのかもしれませんね

もしお役に立ててれば嬉しい限りです


何かすごくいい関係で、思いが一部でも共有できてこころ温まる触れ合いがある

毎日なのです

電子カタログが多くの方の目に触れていい関係がもっと広がればいいな

と日々考えています

初めての涙…自分のやるべきこと

美容師になって２７年ほどがたった

長い道のりだったが、今日初めてお客様の感動の涙をみました


昨年１０月にウイックを作られたO様

自分もまだまだウイック作りは駆け出しで特に短めのヘアスタイルは

思い切りカットできないでいました


昨年１０月製作し切りなおした写真

O様の

「もっと切っていいですよ」の一言で

自分は目を覚ますことが出来た。

高価なウイックとはいえ中途半端では
何も残らないことを教えていただいた

また作った時しっかりあった髪は、

２回目にはほとんど脱毛していて
お互いに慰め合ったり
脱毛した姿を家族にも見せてなかったり

とにかく印象に残る

ウイック作りだったO様


きの　　　 

「お久しぶりです９カ月ぶりですね、

　ホント心配してました」

O様　　　　

「結構抗がん剤は辛かったです。

　仕事もやるはずだったけど
　のんびりすることにしました。

　髪ものびてきました」

O様の髪は５センチほど

伸びていて毛先が細く
部活をやめた方が伸びるのを

待っているような感じ

きの　　　

「まだ短いですけど、カットに

　メリハリをつけなるべく自然にします」

O様　　　

「この短さで大丈夫ですか？できれば

　南フランスにいるブドウとか
　摘んでる人みたいに」

　南フランス　ブドウ？？？？？？

　でも　なんとなくイメージは・・・

１年間の積もる話に花が咲きました

とにかくたくさんの

お話をしてくれるO様

自分は聞き役
元気で顔色のいいO様がここにいる事がうれしく　話がはずみます

まだ自分以外に脱毛した姿は見せてないらしく、ご主人にも、小学生のお子さんにも

いろいろな思いが


病気を告知された時、病院で泣き叫んだ事

ストレスも関係あると

ご主人にあたってしまった事

低学年のお子様は一緒にお風呂に入りたがるので仕方なく帽子をかぶって入ったら
今日はいいと言われた事

書ききれないほどの

エピソードを聞きました


カットが終わり　少し明るくカラーも




きの　　「いい感じに仕上がりました」

O様　　　「・・・・・・・・・・」

言葉が出ない・・・・

O様は目頭を押さえました


自分もつられ、

アシスタントも　もらい泣き


O様　　　

「ありがとうございます　

　素敵になりました　・・・」


がんを経験していない自分は、患者さまと同じ立場ではありません

患者さまを理解するということは　おこがましいと思ってきました

今日　少しだけ患者さまに近ずけた気がしました


自分のやるべきこと

たいそうなことはできません

話をいっぱい聞いて　ウイックを作り

元気になった患者さまの自髪デビューのお手伝いをさせていただく


でも涙を流して感動して下さる方が

いらっしゃいます


女性にとって改めて髪の大事さを知ることになり

体の一部の髪を扱わせていただいている事に感謝し

「こんな仕事したくて美容師になったんだよな」って

神様に感謝をしました


美容師になって一番感動した

１日になりました

Oさま　ありがとうございます

署名の重み

お願いしてあった柏にあるパリ美容専門学校から署名が送られてきた

194名分もあった



当たり前だが文字は人それぞれ個性がある

ガイダンスに行ったのでなんとなく思い浮ぶ生徒さんもいる

ちょっとやんちゃで元気が余った子も多かったけど、みんな参加してくれたと思うと

少し目頭が熱くなった　

その重みを心にひしひしと感じる

署名活動はスタートしている　ゴールは厚生労働省に行き　補正具の助成が受けられるようになることだ

確かに遠い道のりだが、やっぱり最後までやり続けなきゃ強くと感じる

千葉県で活動しているのは自分一人

う～ん　微力だ

いろんなとこにお願いしよう

きっとまだまだできる事があるはず　






簡単に署名できますのでぜひご協力をお願いします

がん って？

ここのところ　ウイックの制作依頼は続いている

ほとんど乳がんの方だ

製作するのに、１時間以上かかるし、いろいろお話、やらで２時間ほど
かかる

ここのところ製作して、よく聞く話がある

最近お２人はお子様がいて、すごくいい子だったお子様が

荒れ出して　２人とも家庭内がめちゃくちゃになった経験をお持ちの方だった

その前のお２人はとにかくお仕事が忙しい方

お一人は建築家　もう１人は海外で通訳兼プロデューサーとして

お忙しかった方



みなさん口をそろえて「あの時」かな　と病気になった事に

思い当たるふしがあるとおっしゃっていた


たまたまそんな話をたくさん聞いた

自分は医者ではないので何とも言えないが、病気になる原因はあるのかなー

と考えてしまう


建築士のA様

もうお仕事はやめられたそうである



ウイックを制作した

更に今まで白髪を黒く染めていたのを　ブリーチ(脱染）をして　もう一度カラーをして
明るくした

美容室でも最高に手間がかかるカラーで、あまり普段はおススメはしないが

A様はどうしてもという　　

服もほとんどパンツスーツだったが　スカートを買ったという


Aさま　　 「何か変えたくって」

きの　　　「そういえば、今までスカートでいらした方・・あまりいませんでした」

Aさま　　 「無理なお願いしてすいません、でもありがとうございます
　　　　　　顔が明るく見えます」

きの　　　「お洋服にもぴったり合います　素敵です」


もう抗がん剤を来週すぐ始めると言う

脱毛はあるだろう

しばらくの間だけ・・・・


お役に立てたのだろうか　・・・そう願いたい

情熱

先日　署名活動をお願いしていた美容学校から１００名近い署名をいただいた

それも心を打たれる手紙まで同封されていた



お願いした　T 先生

ここ２年ぐらいのお付き合いである

その学校とのお付き合いは３年ほどになる　

その年どうしてもスタッフが欲しくて電話して、直接お願いしに出かけた

求人票は毎年送っていたが、直談判は初めての経験だった

２校まわっって、１校目は反応が悪く、「やっぱり駄目か」と２校目の学校に向かった

就職担当の女性の先生に，自分の思いを伝えた。

「うまくいかない事も多かったけど、今までとにかく人を育てる事に情熱を注いできました」と

先生は何かを感じ取ってくれたらしく、すぐ生徒を見学に送ってくれた

その生徒さんは今も店一番の元気者として頑張ってくれています

そこから毎年生徒さんを送ってくれるようになりました

ただ昨年、面接まで行った生徒さんがいました

彼女は、成績もよく　笑顔の素敵な方でした。ただある面で気になる点があり

うちのお店に合わないと面接で判断しました

正直普通に考えたら、贅沢な話です

ただ、自分が引き受けたらどんな事してでも育てる気持ちで育てるつもりで入社してしてもらっています

ただ自分がいいほうに変えてあげられない部分もやっぱりあります。そんな話を　

「せっかく面接したのに引き受けることができませんでした」自分の思い手紙に書いて伝えました

実は不合格を出したお店から「申しわけない」と学校に手紙が来たのが初めてらしく

主任先生がえらく感動して、そこから今まで以上に深いおつきあいになりました

今回　署名運動に協力した　T先生です

やっぱり熱い方らしく　心が通じ合う方です


今回も先生の独断で動いて１人で、生徒さん　職員の署名をもらってくれました

T　先生も　署名に協力してくれた生徒さんも　

なんか

心が温まるとというか

人っていいなと思うし

１人じゃないんだって

改めて感じました


とにかく感謝です。この署名の重さは心に刻まれた深さです

医療費の助成が受けられまでやり続けます

ありがとうございました







簡単に署名できますのでぜひご協力をお願いします

山あり谷あり

今週も病院訪問を続けています

築地からスタート　国立がんセンターから始めます

今日はロングコースなので、築地で市場で腹ごしらえ


中華そば「井上」　行列がいつもできています



２０代の時食べた時はあまりおいしく感じませんでしたが

今は、さっぱりスープと多めのチャーシューが、何回食べても食べてたくなります

井上の味に自分があってきたのかもしれません・・・・老舗です


その後　有明病院によってパンフを補充、連休明けのせいか混みあっています

自分がウイックを制作した方とも、偶然お会いしてびっくり　ごていねいに挨拶され

恐縮してしまいました。


湾岸線を車で飛ばして約１時間　千葉県のがんセンターへ



お店からも１時間弱の場所ですが、製作依頼も意外とあります。

いつもの腺外科の前と、今日は病棟にもパンフレットを置かしてもらうことが出来ました

結構動いたので充実感


せっかくだから海沿いから帰ろうと、幕張あたりを走ると、日が暮れかかっている海が見え

思わず車に積んだ自転車で海沿いを走りたくなりました

幕張も外から見れば結構きれいだし　風が心地いい



ああいい一日だった


はずでした


さあ　帰ろうと車に戻ると


ひ～っ　　こんなものが


そこの通りにはたくさんの車が駐車してあり、

地方の海沿いに来た感覚だったので　駐車違反など夢にも思い浮びませんでした・・・・


・・・・・・・・

悲しい・・・・・

調整カット 木更津から

ヘアエピテーゼは一年間カットが無料である

昨年１１月にウイックを作られたF様
　

木更津　から１時間半もかけていらしてくれました


きの　　「おひさしぶりです。昨年　作ってそのままだったので心配してました」

F様　　 「４か月前に抗がん剤がやっと終わりました。ただ強いお薬だったみたいで
　　　　　　まだあまり自毛はあまり伸びないんですよ 　爪もこんな感じ」



強い抗がん剤を４回やったそうで、爪が、４だんかいにわかれて盛り上がっていた

そんな強い抗がん剤の話を聞いて、やっぱり　あらためて抗がん剤の怖さを知る



ただ１年間お会いしていなかったが、やっぱりウイックという必要なもので

つながっているので何故か旧友に会ったように話がはずむ

不思議な感覚

１年間いろんな事があった話をした

病院の事　家族の事　仕事の事　そして病気の事

人生でも一番大きな出来事だったと思う　大変だったと思うが

顔色のよいF様にほっとする



肩についていたのをボブにした





F様　「　いい　いい　これだったら息子の卒業式に安心して出れます

　　　　ありがとう　自髪デビューのときは必ず来ます」


ありがたかった　なんせ木更津からである

やってて良かった　嬉しい１日になりました

ピンクリボン月間はじまりましたね

今月はピンクリボン月間

いろんなところでピンクリボンを目にします

自分も医療用かつらを扱うものとして　ピンクリボンはとても気になります

最近はたくさんの患者さまと接しているので、いろんな状況の方がいるので

早期発見、大切な人を守りたいし、とにかく病気の方も良くなることを願うばかりだし

かつらを使うことでストレスが少しでも減ればと日々考えています

今週も病院を回ってきました

病院もピンクリボン運動月間です




少し遠くても患者さまはいらしてくれるので、パンフレット補充は

欠かせません

板橋の日大病院からスタート

以前、豊島区に住んでいて日大病院はご近所なので懐かしい

更に忘れていたことが

社会人としてのスタートは、理容師からでした

以前、自分の師匠、の師匠（自分は孫弟子）がお店を４～５店舗もっていて

日大病院に店を出したみたいな話を聞いたことがありました

その当時から20年以上経ちましたが恐る恐る行ってきました

そんな話を店主にすると、しっかり覚えてくれていたようで

パンフレット置いて行きなさいよとのこと　お店の前におかさせていただきました
ありがたいことです



更にいらっしゃらなかった　70過ぎた先生も午前中まだ仕事をしている事

先生は伝説のカットチャンピオンだった方　お会いしたかったなー

人のつながり大事にしたいものです


いろんな病院に行くたびびっくり

なんかモールみたいにものすごいきれいなとこもあり



病院内とは思えません


また東大病院みたいな病院もあり



驚くばかりです

新しく設置をお願いできたとこもあり　充実した1日になりました







簡単に署名できますのでぜひご協力をお願いします

栃木県から

今日ご来店のT様

なんと栃木県からわざわざいらしてくれました

都内の病院に行ってからと夕方ご夫妻でいらっしゃいました

一応、ウイックを見せてくださいとの事でした

きの　　「遠くからありがとうございます　他のウイックは見てみましたか」

Hさま　 「2つほど見ましたが、決められなかったです。パンフレットの写真を見て
　　　　　もしかしてここならときてみました」

ヘアエピテーゼについて一通り　説明した

ただ質問が多く、とても不安な様子で、本当に選んでいいのかという感じだった。

お顔も不安げである。

美容師はお顔を見つめるのが仕事である

だから　まだ受け入れてもらえてない状況は痛いほど感じる

せっかく遠くから来てもらったのだからいいもの作りたい・・・・・


実際にウイックをかぶってもらい、ご主人の後押しもあって製作することになった


H様には少しボリュームが多いウイックを少しずつカットしていく

ほとんどをドライカットでかっとするので、ハサミを入れるたび

お顔にフィットしてくる

完成が近ずくにつれ　Hさまの表情が柔らかくなってくるのを感じた。

少しずつお話も弾んできた


H　様　　「実は地元に10年も通っている美容室があって，その担当が人気者で
　　　　　予約が取りにくく、ここ2回ほど、違う人にやってもらったたの
　　　　　だから最近髪型は気に入ってなかったの　でも　ウイックの髪型は
　　　　　私のお気に入りの人のカットとそっくり」


きの　　　「そうなんですね、切る前からカットの段入れないでとすごく気になさって
　　　　　　いたので　何でだろうと思ってました」

経験があさい美容師や髪を大事にしない美容師が切ると、段のバランスや梳き方が悪く

まとまりが悪い。ちゃんと切れてれば、自然につながるので見た目は

段が入ってないように見えるが、メリハリはしっかりつけることができる

最近担当した人未熟な人だったかもしれない


H様　　　「今日、検査の結果が思ったより悪かったの　元気なくなっちゃって
　　　　　　行くのやめようとも思ったのだけど　予約してあるし、主人にも
　　　　　　後押しされて、何とかここまでたどり着いた感じ」


きの　　　「心配しました。自分もたくさんの患者さまと接します。
　　　　　　病気も髪が抜ける事も不安。ウイックを作ることで、
　　　　　　たくさんの不安の1つを楽にできたらと思っています
　　　　　　今は納得していただくウイックを作る自信もあります
　　　　　　高価なものですが、もし納得いただけないなら、お金は頂かないつもりで
　　　　　　毎回やっています」

H様　　　「そうだったんですね　立派です、ありがとう。
　　　　　　　無理してでも今日ここにきてよかった
　　　　　　　少し元気をもらいました　髪型もすごく気に入りました」




今までとは比べ物にならない表情で、素敵な言葉をいただいた

何かパッと花が咲いたみたいになった

子供がまってるとのことで、車でお帰りになった

最後に笑顔で手を振ってくれたHさま

ありがたかった　　　　　　

　　　　　
　　　　　

病院訪問

たくさんの病院を担当させてもらっているので、パンフレット補充は常に欠かせません

みなさんも大きな病院に行くとわかると思いますが、大変込みあっています

看護師さんも受け付けの方も大忙し、病院によって、早い時間でもいいところもあれば

夕方のほうがいいところもあります。とにかく患者さまが中心なので

なるべく邪魔にならないようにしています。

今週も何軒か回ってきました



定休日を使って補充するのですが、今日はここの病院とここの病院みたいな感じで

終わったら近くにあるお店を探してランチしたり

夏は、高速の近くにある病院ならば　補充を終えてそのまま高速に乗って

海に行ったりもしていました

でもこれが以外と楽しい

今まで行った事無い場所にたくさん行くのでいろんな発見があります

これはもう趣味の一環？？？？？


とにかく患者さまとの接点はパンフレットが一番初めの事が多いので

大事にしています




さ～来週はどこの病院いこうかな







簡単に署名できますのでぜひご協力をお願いします

NHK 京都 放送されました

ヘアエピテーゼ協会　京都支部の杉本さんNHKに２日連続　取り上げられました



今年は、鳥取、京都と関西ながら、２回も取り上げられました。

お二人とも、乳がん経験者です

まだお二人とは、お会いしたことはないのですが、同じグループですので

メッセージのやり取りをしたりしています。
経験した方の、医療用かつらへの思い、髪がないことへの思い、病気への思い

メッセージのやり取りだけでも、感じるものがあり、まだまだ足りないな

と感じることが、たくさんあります

TVにとりあげられるぐらいだから、正直すごいなと思います

いつもながら、刺激を受け頑張らなきゃという感じです。

もっと注目され、医療用かつらの医療費控除が受けられるよう

願うばかりです






簡単に署名できますのでぜひご協力をお願いします