夏終わりですね

エピテーゼ協会では「国立がん研究センター創立50周年記念」のイベントに参加いたします
http://www.ncc.go.jp/jp/50th/event/index.html

今はミーティングを重ねております


　

夏も終わり　いよいよ秋のイベントに動き出した感じです



お店でも　夏～お盆過ぎまでウイッグの制作依頼の電話は一年で最も少なくなります

その分病院回りをかなりのペースで続けていました
それ以外にも病院の試着会への参加の申し込みだったり(うまくいきませんでしたが・・
新しい病院へパンフレットの設置のお願いだったりとにかく動きました

すると今まではなんだったんだろうと言う感じでかなりの御依頼が毎日入ってきます

新規開拓した病院からもさっそくご依頼がありました　


今日も小学生のお子様がいる方の制作をさせていただきました

「お母さん髪がなくなっちゃうんだよ」

「えっ見てみたい　おじいちゃんみたいになっちゃうの？？」


お子様の年代でとらえ方は違います

小学1年生だと　まだ訳が分からずこんな感じみたいです

患者さまはまだ子供が無邪気だからそんなに深刻にならない
でも家族がいるから頑張れるとおっしゃっていました

いろんな状況があります

ご依頼を頂けば頂くほどその方に合わせた対応を求められる気がします


夏は　どんな方もお休みも多く家族の絆をあらためて感じる時期です

あらためて自分自身も家族との向き合い方を考えさせられ

そう考えると今年は家族の為に　沖縄に行ったり少しは動けたのかも知れません

家族だけでなくどんな事で社会に貢献できるか・・

まだまだ自問自答は続きます　

何年経っても患者さまから教わる事ばかりです

感謝です

スタイルチェンジ

暑い日がまだまだ続きます

銀座のアトリエもスタートは週に一回ほどしか御依頼が無くかなり心配しましたが

稼働する日が５０パーセントを超えてきてとても１人では動けなくなりました

店長の中村も今は自分の倍ぐらい動いてくれているので今は凄くいいバランスになってきて

余裕が出てきました・・もしかして余裕ありすぎかも・・・

でも人が成長していくのを見ていくのはいつまでたっても楽しみなものです


今月は自髪デビューのご相談　御依頼が毎日の様にありました


・いきなりデビューする方

・まだ迷っていて近所など・・限定デビューする方

・デビューに向けてウイッグを短くして　出たきた自毛をカットする方

みなさん前髪やトップの伸びが悪く心配されている方が多いです

ただバランスを整えてカラーなどすると意外と素敵なショートヘアになります

悩んでいる方ご相談いただけたらと思います


また治療後の髪は１０カ月ぐらいは特殊な状態ですので扱いは難しく

普通の美容室や　病院の美容室では　くせがひどいから切っちゃいましょうと

せっかく伸びてきた大事な髪をその場限りの発想で

もっとベリーショートにされてしまったケースが意外とあります

自分たちは１年サポートし　そこからもずっと通ってくれる方が多いので

そこからさらに１年ぐらいをイメージして長い目で見ています

何も分からず切られてしまった患者さまを見るたさびしい気持ちになります

デビューが３～４か月遅れてしまいます


Kさまもロングだったウイッグをミディアムショートに　デビューに備えました

１２月ぐらいにデビューするスケジュールを立てました

もう一歩まできました


１年以上使用したウイッグがカットしたらこんなにきれいになりました





Kさま　いい年末にしましょう　楽しみにしています















　

大事なこと

　　　　　　　　　　「きのさん　ウイッグ付けてお風呂って入れるんですか」

　　　　　たくさんの患者さまと接したのでたまにこのようなお話しを頂く事があります

　　　　　　　　小さいお子様がいるケースが多いので慎重にお話しを進めていきます



　　　　　　　　　Aさまは市川の本店から４～５００キロ離れた場所にお住まい

　　　　　　　　　３カ月入院して仮退院で家族が待つお家に帰ると言います


　　　　　　３カ月も入院していたので脱毛した状態でにお店にいらっしゃいました

　まだ小さいお子さんがいるAさま離れた場所での入院で誰にも脱毛している姿を見せていないと言います

　　どうりで旦那様も送ってこられてすぐ何も言わずお店を出て行ってしまったのを見て納得しました


　　　　　　　そんな状態での制作依頼　どこのメーカのウイッグも見ていないと言います

　　　　　　　　　　　　ご家族のためにもこれからウィッグが必要なんだ

　　　　　　　　Aさまウイッグをつけて帰り小さいお子様は大喜びで抱きつくはず

　　　　　　　　　　　　　どうしても　いいもの作って差し上げたい


　　　　　　　　　　　　Aさまは入院生活で多分少しお痩せになった様子

　　　　　　　　それを踏まえてとにかくふっくらする形状記憶がしっかりしたパーマ風

　　　　　　　　　　　　　そして少し明るめのウイッグを選びだしました

　　　　　　　　　　　カットも段を細かく入れ今の状態をカバーできるように

　　　　　　　　　　　いつも思うのですがカットしていくうちに表情は変わり

　　　顔色は良くなり　素敵な笑顔が見えた時　自分たちも何とも言えない安堵の気持ちに変わります


　　　　　Aさま　「ウイッグってこんなに自然にできるもんなんですか　信じてよかった・・・」

　　　　　　　　　　　　会計のために戻ってきた旦那さまもずっと壁を眺めていました

　　　　　　　　　　　 Aさま　「どうかな・・」　　旦那様　「すごくいいよ」

　　　　　　　　　　　　　　伏し目がちがら力強い旦那様の言葉が印象的でした



　　　　　　　　 何百キロも離れた市川市で本来なら出あうことのないＡさまとの出合い

　　　　　　　　　 　お店が終わりそしてＡさまのご家族の顔が何となく浮かびます。

　　　　　　　　　　　　「もうお家に着いたころかな・・喜んでもらえたかな」

　　　　　　　　　　　　　　心にに刻まれた制作になりました

応援ありがとうございます

先日　臨床腫瘍学会があり大阪で開催されました

私たちヘアエピテーゼ協会も美容業界からは初めてかもしれませんが

ウイックの展示や　抗がん剤治療中の方のサポートや

メイクやネイルのご提案などさせていただきました

西日本支部の方は大変な三日間だったと思いますが　いろいろな反響があったようです

そこでは医療関係のたくさんの方がいらっしゃって自分たちの活動に

興味を持って応援してくれる方が増えたようです　ありがたい限りです

北海道の　加藤　隆祐　先生　もその一人ご自身のブログでとりあげて頂きました

http://ameblo.jp/cancerlabo/entry-11318085980.html

応援メッセージを貰いもっと全国に広げていけるよう

動いていかなければと感じたメッセージでした　加藤先生ありがとうございます

手術の前に

抗がん剤は患者さまにとって未知の世界

お医者さまからはいろいろなリスクをお伝えされ

情報を得る事で安心したり　また不安になったり

たくさんの患者さまと接しているとお一人お一人

とらえ方が違うと感じる今日このころです

先日もある患者さまがおっしゃっていた言葉が印象的でした

「看護師さんやお医者様がリスクばかり言ううのでどんどん不安になる
　でも大丈夫大丈夫って一言でも言ってくれたらどれだけ安心か・・・
　でも家族が逆に大丈夫って励ましてくれるので何とか頑張れます」

病院ではできない事・・・

ウイッグを作る時　２時間ほどいろいろな話をします　

とにかくたくさんの患者さまと接してきたのでどんな話をするべきか

たくさんの引き出しの中から慎重に話をしていきます

普通の美容院で話す世間話とは違い　必要な情報をお出しするように毎回心がけています

そんな姿勢を患者さまはちゃんと感じ取ってくれ「癒されました・・」と

感謝の言葉で返してくれます

Kさまもそんな一人です

治療が終わり　いよいよ手術すると言うことでメンテナンスを兼ねて報告しにきてくれました

「やっと治療が終わりました　半年間　このウイッグのおかげで全く変わらず生活できました」

「手術するのでウイッグもキレイにしていこうと思って・・・ウイッグを必要としている人がいたら
　絶対にお勧めしておきます」



都内のある病院では抗がん剤が術前か術後の人で別れるみたいで

今までも同じ病室で紹介されましたといらしてくれた方がかなりの割合でいます

ウイッグは自分の髪と違うのでもともと違和感があるのは当たり前です

悪い　良いがハッキリするので　

悪ければ最低の評判だと思いますし

良ければ必ず「ホント自然だし１年間きっちり面倒見てくれるし　行って見れば」とご紹介を頂けます


いろんなご意見を頂きとにかく全力で対処して来ました

毎年御依頼が増えていますし　今ではどんな方でも対処できる自信がつきました

今では店長の中村も患者さまの支持を頂けるようになった来ました

この前もある患者さまからどうしてもサイズの関係でウイッグを作れなかった方ががいたのですが

「対応が素晴らしくて　ウイッグは作れなかったけど絶対ここに行ったらいいよ」

と強力に勧められてきました(笑い）

本当にありがたいなと感じられる今日この頃です　感謝です

３日連続銀座に中村が出勤しております・・自分も頑張らなきゃ