胸張って歩けます

ウイッグでのサポートを初めて
８年近くたとうとしております

全力でサポートさせていただいていますが

日々感じることがまだ、まだたくさんあります

先日もこんなことがありました

お店主催の茶話会にまでいらしてくれたIさま

ウイッグに対しても不安が和らぎました

との声を頂き後日　制作に入りました

万全の準備を整えIさまに合った個体のウイッグを選び

１回めにしてはよくできたと思います

脱毛後サイズ調整も含め２回目の調整に来ていただくよう

スケジュールしました

Iさまがご来店し２階の個室にご挨拶にいくと

あまりに不安な表情・・・　

きの　
「Iさま、まだ完全ではない状態でしたがいかがでしたか」

Iさま　
「きのさん、娘がママらしくないって」

きの　
「ホントですか、わかりました、今は不安でしょうが
  １つ１つ直していきます　大丈夫　納得してもらえるように
　そして娘さんにも認めてもらえるようにやります」

御本人が納得されても　ご家族や身近な方はイメージを

強く持っていられるので少しの髪質の変化でも気に入らない

ことも普通にあることです

サイズ調整をし直し、以前のしていた髪質ストレート具合を

再調整アイロンでカールをとります
前髪を慎重に切り進めます

更に足りなくてお薬を使ってストレートパーマをかけ

またサイズ調整をし直します

途中お会いしたこともない娘さんのお顔がちらつきます


２時間とってあったお時間　
１３時のスタートが暗くなっていました

最終段階できあがり　いつの間にか不安そうなIさまが

表情は柔らかくなり　微笑んでくれました

Iさま　
「きのさん本当に感じました　これなら大丈夫です」

きの　
「最初にお会いしたときの不安のな表情
　病気を受け入れていない様子で　いいウイッグ
　が出来れば少しでもお気持ちが和らぐかも
　どうしてもいいウイッグ作りたい
　全力でやっても、足りない　でも何とかしたい
　お待たせしましたが良かったです」

二日後　こんなお葉書がとどきました

Iさまと娘さんからもかわいいイラスト



うれしい久しぶりのお手紙でした　

もしかすると久しぶりの神様からの
メッセージだったのかもしれません

「間違ってないよ続けなさい・・」

了解しました。まだまだ全力でサポートしていきます