kouzi_2007~

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私用概態警邏車

2011-05-25 08:09:05 | ウェブログ
昨日は朝から雨だった。出勤前に親からの電話で嫌な気持ちになった。なんでこんな気持ちになるのか、なんで母親とソリがあわないのか、子供時代からの記憶をたどりあれこれ考えながらぼんやり車を運転していた。激しく鬱に入り込んだ。

そしたら後ろで赤色灯が廻った。車を止めると交通機動隊の若いのが来て踏み切りを一時停止しなかったと言った。

ずっと悪い予感はしていた。鬱だったので思考回路が停止していた。免許を出したら切符を切りにパトカーに戻っていった。

バックミラーでパトカーを見た。白いクラウン。ドアミラーも普通。小さな回転灯。ラジエターグリルの内側も二個、赤いのが点滅していた。ああ、あれだ。よく原付を捕まえてる覆面パトカーだ。そうそう、3ナンバーなんだよな・・・

若いお巡りさんが俺の免許と切符を持って戻ってきた。

「お巡りさんも給料減るの?」
「地方公務員が?」
「国家公務員」
「ちょっとわからないですね」
「雨の日はバイクじゃないんだ?」
「・・・雨の日はバイクじゃないです」
「パトカーって8ナンバーじゃないの?」
「特殊な無線機とか積んでるのは8ナンバーなんですけど、あれは普通の乗用車なんで」
「それピストル?手錠?警防?」
「あの、これが切符で、2点減点です。罰則金がちょっとたかいですけど期限内に払ってください・・・」
問答をしていたらいつのまにかベテランっぽいのがそばに来たので、若いお巡りさんも俺の話を遮って切符の説明をしだした。ピストル見せてもらおうとおもったのに。
「テレビみたいに権利の読み上げとかしないの?黙秘権がある、とか、証言は裁判で不利に取り扱われる場合がある、とか」
「ここに人指し指を押してください」
仲間がくると強気になったのか、テキパキやらないとあとで怒られるのか若いお巡りさんは俺の質問に答えなくなった。
「これ消えるやつだ」
「ハイ!こすれば消えるインクなんです。」(ドヤ顔。ちょっと自慢だったらしい)

奴らがパトカーに戻ったあともバックミラーで見ていたら、回転灯をシュイン!と屋根に隠してウインカーを出しながら左に曲がっていった。雨の日は覆面に限るよなぁ、とベテラン警官のつぶやきが聞こえる気がした。

春の交通安全とかいって、新人の切符切りの練習なんだろうな。







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