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フジテレビの毎週木曜夜10時から、放送されている、
ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 の、第1話から3話までを、
見ました。その感想について、書いてみようと思います。
フジテレビ開局50周年記念ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 公式ウェブサイト
↑ enya の ’08年のアルバム 『 雪と氷の旋律 ( AND WINTER CAME ) 』 より、
このドラマの主題歌 『 ありふれた奇跡 』 ( Dreams Are More Precious ) の 画像ビデオです !
Enya Dreams Are More Precious ~ありふれた奇跡~
( 動画が、消えていましたら、ごめんなさい )
※ ここから先は、このドラマのストーリーの
ネタばれが、含まれています! ご注意を!!
ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 第1話から3話までの、あらすじ
仲間由紀恵さん、演じる、業務用厨房機器販売会社に勤務していて、
業界関係者を相手に、実際に、クッキング・ライブを行っている、
中城 加奈 ( 29歳 ) という女性と、
加瀬 亮さん、演じる、祖父の経営する会社で、ビルの工事現場などで、
左官職人として、働く、田崎 翔太 ( 31歳 ) という男性が、
ある日、駅のプラットホームで、電車に飛び込もうとしていた、
陣内 孝則さん、演じる、藤本 誠 ( 50歳 )という中年の男性を、
偶然見つけ、2人で、飛びこむのを、止めさせようとして…
警察で、事情を聞かれることになった、3人。
しかし、藤本は、「 自分は、飛びこもうとしていなかった 」と、
加奈と翔太の目撃証言を、否定します…。
そして、力ずくで、止めた翔太に対して、「 暴力を振るわれた 」
と証言するのでしたが…。
藤本は、しだいに、我に返り、自分の行いを、反省する姿勢を、
見せるようになり、警官を介して、加奈と翔太に、
「 謝りたい 」と、申し出て、3人が、あれから、再会することに
なりました。
それまでの間、このことが、きっかけになって、知り合うことに
なった、加奈と翔太は、お互いに、メールで、やりとりをするように
なっていました。
3人が、再会して、藤本が、加奈と翔太に、謝罪をして、
席を、立とうとした時に、藤本が、
「 どうして、私が、飛びこもうとしていた、とわかったんですか?」
と、2人に尋ねます…。 沈黙するふたり…。
藤本は、「 あなたたちも、もしかしたら、死のうとしたことが、
あるんじゃないですか? だから、わかったんでしょう…?」
というようなことを、ふたりに、問いかけますが…。
その後も、加奈と翔太は、メールでやりとりをしながら、
ふたりで、会って、話をするようになりましたが、
加奈と会った翔太が、「 こんなきれいな人と会えて… 」と言った
言葉を、遮るように、加奈は、
「 これは、デートなんかじゃないでしょ 」と、
かたくなに、否定します…。
「 そうだ、これは、デートじゃない 」と、自分に、言い聞かせる
ように、話す翔太…。
お互いに、なにか、計り知れないものを、感じ取っているか
のような、ふたりは、ある日、お互いに、どちらからともなく、
自然に、「 実は、自分も、過去に、死のうとしたことがある 」
と、告白し合います…。
しかし、まだ、お互いに、その理由を、話すまでには、
至りませんでした…。
その後、加奈に、その理由を聞かれ、意を決したように、翔太は、
話そうとしますが、おそろしい過去の記憶が、脳裏によみがえった
彼は、おそろしさのあまり、顔をゆがめて、言葉を失ってしまいます…。
それでも、必死で、震えながら、何度も話そうとする翔太を、
加奈は、抱きとめるのでした…。
再び、会った彼らは、ふたりが、会う理由を、
探し求めているかのようでした…。
そして、加奈は、翔太に、
「 “ 死のうとしたことのある人の会 ” にしようよ 」
と言うのでした…。
それから、加奈のいきつけの店で、加奈と翔太が、
会っていたところに、偶然、藤本が、店にやってきます。
なんの迷いもなく、藤本を、隣りの席へ招く、加奈。
しかし、何も知らない加奈は、彼にお酒をすすめてしまい…
くだをまいて、歩けなくなった、藤本を、
翔太が、タクシーで、彼の家まで送ることになりましたが、
そこで、藤本は、「 俺は、アルコール依存症で、ちょっと、
入院していたことがあるんだ 」 と、告白するのでした。
あばれる藤本を、家まで送り届けた、翔太は、
「 泊っていってくれ 」という、藤本に、朝、仕事が早いから、と
断ることができずに、そのまま、藤本の家に、泊まることになり…。
その朝になって、加奈が、藤本の家に、やってきます。
「 心配だったから、( 藤本を ) ひとりにできなかった 」
という翔太…。
加奈も、藤本の家にいて、食べ物を持ってきたり、
家の掃除をしてやったりして、しばらく、3人で、過ごしましたが、
「 ひとりになりたい…。ひとりにしてくれ 」と言う、藤本。
その帰りに、翔太は、加奈に、「 死のうとした理由 」を
尋ねるのでしたが、
「 まだ… 話すことができない… 」 と、
うつろな表情を浮かべる、加奈。
彼女の脳裏には、封印していたかのような、過去の記憶が、
断片的に、よみがえっていたのでした…。
ドラマ 『 ありふれた奇跡 』 の第1話から3話までの、感想
このドラマの脚本が、山田 太一さん、ということで、
すごく楽しみにしていました。タイトルと、役者さんの名前しか、
わからない状態で、第1回を、見たのですが、
正直に思ったことは、すごく、意外な内容のドラマだった、
ということでした。
この時期に、このような内容の本を、書いた、山田 太一さんを、
尊敬します。そして、この本を、ドラマ化しようとした、フジテレビも、
勇気のある決断をしたのかなあ、なんて、思ってしまいましたね。
年間約3万人の人が、なんらかの理由で、みずから、命を絶つ
世の中に、その “ 予備軍 ” も、含めたら、相当な数の人達が、
いるのだと思います。
でも、まだ、最終回まで、見ていないので、このドラマの主題は、
なんなのか、まだ、はっきりと、わかったわけではありませんから、
わたしの 「 推測 」 ということで。
興味深いのは、加奈の過去と、彼女と翔太の関係が、
これから、どうなっていくのか、ということ、ですね。
藤本のこれから、も、微妙に、絡んできますが…。
藤本役の、陣内 孝則さんの演技が、迫真に迫っていて、
圧倒されました。
せっぱつまった人間の、行き場のない感じが、
おそろしいくらい、その表情に、あらわれていて…。
というか、 「 演技 」 しているように、思えませんでした。
加奈も、翔太も、藤本も、「 本音 」 が話せる相手が、
いない、ですよね。
藤本は、いちばん身近にいるはずの、「 家族 」が、
あのような、亡くなり方を、してしまったわけですから…。
加奈と翔太は、身近に、 「 家族 」 がいるにもかかわらず、
すごく遠い存在になっていると、思わざるを得ない感じがします…。
ふたりとも、お互いの家族と、全く、本音で話せていないですよね。
でも、これって、今の世の中、どこにでも、ありそうなこと、
かもしれない、って、思うんですよ。
お互いに、心配をかけたくない、っていう理由だったり、
話したいけど、わかってもらえないだろう、っていう、
「 あきらめ感 」 だったり…。
そんな昔を、知っているわけじゃないけど、今よりは、昔のほうが、
もっと、みんな、本音で、話して、ぶつかっていたような
気がする…。
それで、分かり合えたり、助けられたり、していたのかな…?
加奈も、翔太も、会うごとに、お互い、 「 本音 」 が、
話せるようになってきているように、思います。
3話で、すごく印象に残っている言葉が、あるんだけど、
加瀬 亮さん、演じる、翔太が、
「 会うだけでもいいと、思ったんですよ 」
と、藤本に言った、言葉です。
読んでくれて、ありがとうです
ほいじゃ、また。。。
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