虹の彼方に ~ over the rainbow ~

好きな音楽、映画、本など、気ままに綴っているblogです♪ about the musics,films,books.

BUMP OF CHICKENとの、出会い。

2008-08-28 09:01:14 | diary / gardening
 

  ↑ BUMP OF CHICKEN の ’02年のアルバム

   『 jupiter 』 のジャケットです。




私の子供が、この世に生を受けた年は、BUMP OF CHICKEN というバンドが、

デビューした年でもありました!!




この頃の私は、子育てに夢中で、愛する我が子のために、身も心も、すべてを

費やしていました。しかし、なかなか成長しない子供のことが、気になり、

不安な日々を過ごしていました。その心配は、本物となりました。


子供は、生まれつきの障がいを、もっていることが、わかりました。

その日から、私の人生のすべてが、変わっていきました。


医師のセカンドオピニオンを求めて、いくつかの専門病院に、子供を診て

もらいに行く日々が、続くことになります。


そして、数年後に、子供の障がいが、

「 改善されることはあっても、一生治ることはない 」 という、

確定診断を受けました … 。




その後、しばらくして、この世に生を受けた、下の子も、上の子供より、

もっと、重い障がいをもっていることが、わかりました。




2人の子供たちは、 「 要介護認定 」 と国から定められた、

療育手帳を、持っています。


そして、私は、病院と、園 ( 現在は、学校 )と、家を、

往復して、子供たちを介護するだけの毎日の、

“ 空白の10年間 ” を、過ごすことになりました … 。


私の頭の中は、 「 どうしたら、子供が少しでも成長するのか? 」

ということで、いっぱいでした。

「 まだ脳の固まらない、幼児期までに、適切な治療を

 すれば、成長する可能性がある 」と、いわれていたからです。


私の周りからは、新聞も、テレビも、音楽も、映画も、しぜんに遠いものと

なっていきました。


「 かけがえのない、我が子の将来が、私しだいで、

 変えられるかもしれない 」 と、

すべてを、私ひとりで、背負って、

追い詰められているようでした … 。


あまりの、かかえた命の重さに、

自分が、押しつぶされてしまいそうでした。


私は、今、生きています。

当たり前に、生きようとする、愛する我が子が、いてくれたから … 。


だから、私も、 「 自分の人生を生きよう 」 と、思えるようになりました。


それから、今まで、私が好きだったことに、気持ちが向くようになり、

ぼんやりしていた白黒の画像が、すべての色に包まれて、

生まれ変わっていくようでした。


映画 『 The Lord of the Rings 』 ( 指輪物語 ) の、三部作を見て、

9人の旅の仲間たちから、人生を生きていく覚悟と、勇気を

もらいました !!




フロド 「 指輪なんか、もらわなければ ・・・ こんなことにならなかった 」


ガンダルフ 「 辛い目にあうと、誰もがそう思うが、思ったところで、

        今さら変えられん。それよりも、

        自分は今、何ができるかを、考えるべきじゃ」




この言葉に、目からうろこが落ちて、涙で心が洗われるようでした…



この 『 指輪物語 』 のなかで、私のいちばん好きな登場人物は、ファラミアです

思慮深く、文武両道であり、人望厚い指揮官で、緑のマントを羽織っています。

その頃、テレビのCMで、ファラミアによく似た人を、見かけました。

それは、モンゴルの草原地帯を、放浪する旅人で、緑のマントを羽織い、

風のふく草原を、ハーモニカを吹きながら、歩いていると、馬に乗った

少年と出会い、風の音に耳を傾けていた、俳優のオダギリジョーさん

でした。


私は、この時は、この役の俳優さんが誰なのか、わからず、

あとになって、知ることになります。


このCMが、きっかけとなり、オダギリジョーさんの出演していた、

ドラマ 『 天体観測 』 を、見ることになったのです


そして、ドラマの登場人物たちが、集う“サジテリアス”というBarの、

BGMで流れていたバンドの音楽に、今まで聴いたことのない感覚を覚え、

不思議と引き寄せられていきました  


このドラマの挿入歌であった、 『 天体観測 』 という曲を聴いて、

切ない感動とともに、いつの間にか、昔の自分と重ね合わせて、

聴くようになりました …


それから、しばらくして、レンタル屋さんに行って、

アルバム 『 jupiter 』 を借りて、聴いてみると、

あの頃、ライブハウスに通っていた自分が、よみがえってくるようで、

どこか、懐かしさを感じました




これが、私と、 BUMP OF CHICKEN との、最初の出会いです




私は、この時も、愛する子供たちのために、そして、自分のために、

まだ “ 見えない敵 ” と、戦っていました … 。


このあとも、私の “ 空白の時 ” は、続くことになります。




読んでくれて、ありがとうです  

この続きは、また次回に!ということで。。。


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