化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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聖者の宮廷講第14講 聖者の宮廷音遊会考-カウワーリーとスーフィーの木曜縁会

2012-03-23 00:47:09 | 音楽の話
に行ってきました。

じじつは、2月にサラーム海上さんのトークイベントに行って

そのときに、告知されていて

何となく、面白そうだったので行くのを決めてしまいました。

予備知識ゼロ…


と、いうわけで、ちょっと調べればわかりそうなことが

疑問だったりするのですが、無知を承知で書いてみます。

(事前告知)↓
http://ameblo.jp/club-pakistan/entry-11172286795.html


場所は東中野の「ろまらくだ」という

エスニック系イベントスペースで

わがホームグラウンド、日暮里のZAKUROを高級にした感じ(涙。。。



上座にミュージシャンを置いて、

聴衆は真ん中を通路みたいに空けて、左右に分かれてじかに座りました

(ざぶとん持ってきて大正解…)

…で、この配列を見て、思わず

「法事みたい」

とつぶやいてしまった。。。


(今でこそ、法事は式場で、椅子に座るけど昔はお寺も個人宅も畳)



実際、カウワーリーは宗教儀式だそうなので、

当たらずも遠からずといったとこでしょうか。



客席の真ん中が通路みたいになっているのは、お焼香じゃなくて

ここを通ってミュージシャンの前に行き、

彼らに向かってお札をパラパラと振り落とすのが

慣例となっているから。

イベントでもかなりの方が札びら撒いてました。



これって、

イスラム教では、貧しい人に施さなければいけない、という義務があるのですが、

ミュージシャンとか、芸能人は、今でこそ高額所得者だけど、

古い時代だと、身分が低いんですよね。

なので、一種の喜捨(ザカート)なのかなあ…

と想像しました。



カウワーリーの音楽は、大昔に聴いたことがあるのですが、

そのときの印象は

インドぽいけどイスラム系…

トランスしそう…

というものでした。




今回のは、思った以上にインドぽい感触が。。

もうちょっとイスラムぽいのを期待したのですが(><)。。。

地方によってけっこう特色があるのかもしれません。



解説によると、最初の2曲がペルシャ語で、

パンジャビ語、ウルドゥー語と続きました。

このあたりにヒントがありそうな気もします。


スーフィーの儀式とのことですが、


私の脳内では



スーフィー=旋回舞踊


しかし、今日聴いた曲は、どうやっても回転しずらいーーーー



また、場内で踊っている人もいましたが、

リズムが難しくて踊りにくいです…


なので、踊るための音楽ではないと妄想。


回転もせずに、あくまでも、曲を聴くことのみで

トランス状態にもちこむのが目的かも。



実は、開始前に、トランス状態に陥ったらどうしようかと

心配になったのですが、大丈夫でした。


かなりタテノリで、危なそうな方も何人かいたのですが、皆さん平気だったようです。



なんでかというと、一曲がだいたい5分くらい。

これだとあっという間に感じられました。


おそらく本場では、15分20分…ノリによっては1時間くらい延々とやるのでしょう。


生演奏は、かなり迫力がありました。

打楽器の音がズンズンとおなかにくるのは、

CDでは味わえない感覚です。

歌もすごかったし、

やはり札ビラが撒かれるとテンションが上がったのはウケました。




今回演奏した、バダル・アリー・ハーン楽団は、

3月24、25に代々木公園で行われる「パキスタンバザール」でも出演します。

http://www.pakistanembassyjapan.com/pakistanbazzar.html