化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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廻しのススメ

2012-03-29 23:19:13 | アジアンなはなし
タタールスタン研究は続いています。

本日は、ふと、伝統格闘技ってないのか、と思い立ち

検索をかけたところ…


…あったよ!すごいのが!!!


Fasten Your Belts: Ethnic wrestling to debut at 2013 University Games



「ベルトレスリング」などと紹介されてますが、

日本人の目には、もう、おすもうの「廻し」にしか見えません。

こんなとこにもアジアの香り漂うタタールスタン。。。


KrushじゃなくてKURESHなる格闘技。

2013年カザン ユニバーシアードで正式種目として世界デビュー。

と、いうことは日本でも競技人口が増えつつあるのかも…


だけど、廻しがあるのとないのでは投げの華やかさが違ってくるなあ…

日本人的には普通のレスリングよりこっちの方が盛り上がるのでは…

ところで、これは柔道みたいに綺麗に投げがきまれば一本勝ちなのか

それとも制限時間を設けて回数決めたほうが勝ちなのか…


…などと思いをめぐらしていたのですが。


日本に「シュートボクシング(通称:SB)」という格闘技があります。

すごく乱暴に説明すると、K-1に投げが加わったルールで

投げが決まるとダウンと同じくらいのポイントになります。


一回り小さい選手が大柄な選手を投げたり、とか面白いシーンも見られるのですが、

キャリアの浅い選手どうしの対戦だと、

投げられることを警戒するあまり、攻めきれず、盛り上がらないまま判定へ…

という試合がしばしばあり

「投げがなければな(ため息)」なんて思ったりもします。


従来のキックボクシングに、投げがひとつ加わったことにより

習得がさらに難しくなっているのですが…



…このタタールの格闘技を見て、

もしかして、SBも廻しをつけたら、

より、面白くなるのでは…


なんて、思いついてしまいました!!!!



でも、スパッツにマワシかあ。。。。



明治時代のウズベク舞踊

2012-03-29 00:04:46 | 音楽の話
「中央アジアに入った日本人」という本を読んでいます。

今、海外を旅するというと、かんぺきに個人の趣味ですが。

明治時代は、国益のためという意味合いが強かったようです。

この本では、3人の日本人を扱っていますが、


最初に登場する、西 徳二郎。

明治維新になったほやほやの明治3年にロシア留学。

大久保利通にロシア情報を送っていた。

当時のロシアはトルキスタンを皮切りに侵略を進めていて

もしかしてそのうち中国→日本???ということが懸念される。

中央アジア情勢をこの目でみたいと熱望するようになる…と

「坂の上の雲」みたいな話であります。


それで、ペテルブルグを出発してモスクワ→オルレンブルグ→イルギス
→カザリンスク→トルキスタン→チムケントときて

現在のウズベキスタンの首都である、タシケントに到着。

街についてかなり詳細な記録が残されているのですが、

ダンスについても、ありました!!!



>このトルキスタン地方には、見るべきものとしてバチャ(batcha)という少年の舞踏がある。

(中略)

>舞台の一隅に楽師が5,6人から7,8人。多いときには10数人

(中略)

>こういった(踊り手)の少年たちは大体少ないときで7,8人。
>多いときは14、5人から20人以上にも及び、

>年齢は12、3歳から16、7歳くらいの美少年で
>女装をしたり、男装をしたりさまざまで、みな華麗な絹の衣装を身にまとい、
>お互いに美を競っている。

>学期には半面の鼓(ソルマンタ)、胡弓、携琴(チダラ)、八孔の木管(スルナイ)、
>太鼓(ジル)などで、その音曲は鼓が主で、恋を主題としたものが多い。

(中略)

>この踊りというのが、各々手を上げ、指を弾き、あるいは両手で物を拍ちならしたり、

>くるくると激しく踊り狂うので、目がまわるようだが、
>一方、見物客のほうでも手拍子をうってこれに調子をとり、喝采が続く。


ですって!!!

これには補足があり、

バチャというのは「酒姫」のこと、姫といっても女性ではなくて、

イスラム社会で女性は公の場に出られないので、

美少年がホステス役をつとめたそうで(@@)…



手を上げるとか、くるくる回るみたいなのは、まさにウズベク舞踊なのですが、

この当時は、某アイドル事務所みたいな編成だったんですかねえ。。

タイムスリップして見てみたい。。。


動画はタシケント今昔