化石の日記Ver.2

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日本パキスタン最大の違い

2012-12-23 23:59:42 | パキスタンばなし


今朝のNHK「ニュース深読み」でこんなのやってました。

>「子どもは社会の“迷惑”か!?」

>年末年始、新幹線や飛行機で近くに乗り合わせた
>赤ちゃんの泣き声が、止まらなかったら、どう感じるか? 
>今、公共の場での子どもの存在が、議論されている。
>電車では、ベビーカーの乗り入れに批判の声が高まり、
>子どもが集う公園や保育園が「迷惑施設」扱いされることも。
>子どもを巡る社会のあり方を、徹底的に“深読み”する!

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-12-22&ch=21&eid=5521

番組では、保育園に対し近所の住民が
訴訟を起こしたケースが紹介されてましたが…

保育園側は、防音工事をするなど、かなり誠意ある対応をしたにも関わらず

住民は、音が気になって、体調不良にまでなってしまう…


人は、一度「騒音」と感じると、その音の大小にかかわらず、

拒否反応をしめしてしまうのだそうです!

(番組では「煩音」と命名してました)

だから最初が肝心だとか…これは知らなかった。


それで、番組内での結論を書くと、

少子化で、社会全体が「子どもの声」に慣れなくなっているのもあるのですが、

人間関係の希薄化が原因で、

同じ子どもの声でも、

親戚とか「知っている子」だと煩く感じないそうで、

見知らぬ子のものだと、煩音になってしまうそうで…

やはりコミュニケーションが大事なんだなあということがわかりました。


ほんでもって、パキスタンなんですけど。

日本との最大の違いは何かというと、


信じられないくらい

子どもがいっぱいいる!

どこに行っても、いっぱいいる!!!!

(日本の10倍?いや、もっと?)


一人歩きできないなーと思う最大の理由は、

外国人なんて、滅多に見たことのない、

好奇心満載の、子どもたちに、囲まれる確率大だからーーーーーー


でも。それほど沢山いるにもかかわらず、

日本で感じるような、喧騒は感じない。

(あの「ギャー!」ってのが、ない)

すごく不思議。

同じことは、ブータンでも思いました。



でも、これってもしかして、海外を渡航した人の、

ほとんどが感じるのではないかと…


私なりに、理由を考えたのですが、

海外だと、子どもに遭遇するのは、大体その子の居住地とか、生活の範囲。

逆に日本は、電車、バスなどが多い。

公共交通機関に乗るのって、

子ども(特に小さい子)にとってはかなりのストレスなはず。

だから、自然に声が大きくなってしまうのではないか。。。


あと、海外って、大体自分が住んでいる町や村の中だけで

ほぼ100%生活が成り立っているように見えるので、

日本みたいに、子どもを連れて1時間も2時間も、

公共交通機関を使うことがあまりないのでは…


もう一つは、住環境。

日本、特に首都圏は、住宅も密集しているし、家の中も物が詰まっている。

子どもの声の大きさは、実は諸外国と変わらないけど、

詰まったモノに「反響」されて、大きく聞こえるのではないかと…


子どもの声が煩いとか、ベビーカーが迷惑というのは、

人口の多い地域限定の話しに思えてなりません。

もうちょっと、ばらけて住めるようになれば、解決するのでは…。


あとやっぱり、大人のストレスを

子どもが感じ取って、反応しているのではないかと…

「ギャー」「キー」とか甲高すぎる声って、

もしかして日本だけなのかなあなんてよく思います。

渡航経験といっても、せいぜい1週間くらいなので、

断言しずらいんですけどね。。。


う~ん。。。。


やはり、この話題。私たちの生活の「余裕のなさ」を痛感させます。



写真はムルタン。モスクの中で勉強する学生。

沢山いたにもかかわらず、子どもの写真は、あまり撮れなかったなあ。。。