化石の日記Ver.2

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ウサギの日本文化史

2014-07-25 00:01:33 | 読んだ本とか
赤田 光男 (著)  世界思想社

ウサギが好きなので、なんとなく手にとってしまいました。

今、日本でウサギというと、飼うイメージしかありませんが。


山に住み(今でもいますが…)雑食のため、
農作物などを食い荒らす。しかも多産なので増えまくる。
そのため、狩り、肉は食卓へ。
…そんな歴史が長かった。

捕獲の対象でありながら、山の神として崇拝されたりもしたそうです。


昔の日本は、農民がほとんどなイメージがありますが
読み進めていくと、日本の歴史には、ほとんど出てこない
山で暮らし、狩猟などで生活をする


「山の民」の存在が浮かびあがってくる。

なんか、「裏日本史」みたいで面白かったです。


最後の章で、明治に、外来のうさぎを飼うブームが起こり、
ウサギ大人気で、価格が急騰したものの、
政府が「ウサギ税」を導入したら、一気に金くい虫となっため、

殺処分したり、遺棄されるウサギが後を絶たなかったとか…

このあたりは、現代にも通じるところがあって、ドキリとさせられました。



それで、イギリスのウサギ文化はどんなかと思い

「bunny UK」で検索したところ

上位に来た動画は


UK. Giant Bunny



またまたそんなオチでした。

ウサギは巨大化しやすいみたいですね。