平城宮跡 大極殿
奈良県奈良市佐紀町
710年 和銅3年の藤原京から、784年 延暦3年の長岡京に遷都するまでの74年間に渡る国政を担った平城京において、大極殿は天皇の即位式や数多くの儀式を執り行う最も重要な建物でした。
大極殿は大内裏の朝堂院の北端の中央に位置し、殿内には高御座(たかみくら)が据えられ、
天皇の即位の礼や多くの儀式を執り行われました。
大極殿の名称は、大帝、帝王の居所を表し、万物の根源、天空の中心を意味する大極に由来する中国、三国志時代の235年、魏の北魏洛陽城に用いられた大極殿が最初で、日本でも飛鳥地方からの遷都が成され、新たな都の玉座を造る際に大極殿の名を用いられました。
現在の大極殿は、2010年 平成22年に平城京遷都1300周年を記念して建てられたものて、高さ27メートル、間口44メートル、奥行き22メートルの堂々とした造りで、内部には天皇の玉座でもある高御座(たかみくら)も再現されています。
現在の大極殿は、2010年 平成22年に平城京遷都1300周年を記念して建てられたものて、高さ27メートル、間口44メートル、奥行き22メートルの堂々とした造りで、内部には天皇の玉座でもある高御座(たかみくら)も再現されています。