薬師寺 金堂
奈良県奈良市西ノ京町
天皇を頂点に中央集権国家を目指した
大化の改新を主導した天智天皇。
その天智天皇の後継者をめぐる戦い〜壬申の乱(じんしんのらん)に勝利して即位し、絶大な権力を持った天武天皇。
薬師寺は飛鳥時代末期の680年 天武天皇9年、天武天皇が病に苦しむ皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願し建立を命じますが、創建を見ずに祈願した天武天皇が686年に崩御します。
病の癒えた皇后は天武天皇の後を継ぎ、持統天皇として即位し、天武天皇が建立を命じた薬師寺の造営を進め、飛鳥に創建しました。
最初の薬師寺は天武朝の都があった飛鳥に創建され、藤原京に都が移ると移転し、さらに平城京に遷都がなると平城京へと移りました。
金堂は、最大の伽藍で、本尊の国宝 金銅薬師三尊~盧舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像や仏足石が安置されています。