西大門
石畳
西里の集落
世界遺産 法隆寺 西大門
奈良県生駒郡 斑鳩町 法隆寺山内
法隆寺 西大門は、世界遺産、国宝の伽藍が多く建つ西院伽藍のさらに西の門で、門の外にはかつて法隆寺伽藍の建築、改築、修繕に従事した宮大工、装飾職人らが住んだ西里の集落があります。
この集落からは、豊臣秀吉に見出され、大坂城や方広寺大仏殿といった豊臣家の象徴となる建築を差配した中井正吉。
その息子で、徳川家康に仕え、江戸城、二条城、駿府城と、徳川家の威風を示す建築物を幾つも手掛けた中井正清と、中井親子を輩出しました。
さて、この法隆寺西大門、設置されたのは江戸時代もほぼ100年目となる1697年元禄10年のことでした。
江戸の世を揺るがす赤穂義士による吉良邸討ち入り〜いわゆる忠臣蔵の事件〜元禄赤穂事件(元禄14年1701年4月21日)が起こる4年前のことでした。